IRBセブンズワールドシリーズ
香港セブンズ遠征リポート

●4月1日(日)

香港セブンズ最終日、この日は開幕前にキッズラグビー(対外試合)が盛んに行われていました。日本はオープニングゲームということもあり、9:45キックオフで相手は中華台北でした。初戦は危なげなく、40-12で勝利しました。

次戦まで約4時間、間にパレードを挟むのですが、そのパレードでは各国全ての選手がチーム別に場内を1周します。築城選手は次戦のウォームアップとばかりに踊って観衆を大いに盛り上げてくれました。

準決勝、相手はフランス代表。立ち上がりにトライを奪われましたが、ペナルティーから鈴木選手の見事なトライでゴールも決まり、7-5と逆転して折り返しました。誰もがいけると思わせる試合展開でしたが、後半はマイボールがキープできずに終始ディフェンスに回り、7-24でノーサイド。

セブンズではひとつのミスが確実に失点(もしくは得点)に繋がります。この試合、この大会で得た経験を、次のアデレード大会にて結果が残せるよう、選手、スタッフ一同、力を合わせて頑張っていきたいと思います。

最後に、香港在住の日本人サポーター、並びに日本からのご声援、ほんとうにありがとうございました。(コーチ兼マネージャー:村田)

台北戦後のぺリ&エイジ
台北戦後のぺリ&エイジ

試合前、スクラムチェック!
試合前、スクラムチェック!

フランス戦1分前!
フランス戦1分前!

フランス戦キックオフ前!
フランス戦キックオフ前!

満員御礼!
満員御礼!

●3月31日(土)

香港セブンズ2日目、ジャパンは予選第2戦でサモア代表と戦いました。結果的に負けはしましたが、最後に初(途中)出場の宇薄岳央選手が、次戦につながる価値あるトライを決めてくれました。

つかの間の休息を経て、予選最終戦はカナダ代表を2点差で破った中国代表と戦いました。ジャパンはキックオフからパワー全開。吉田選手のキックを桑水流選手がすべてマイボールにする活躍で、終始ボールをキープ。築城選手のトライを皮切りに、合計6トライの猛攻(40-12)で中国に勝利しました。

この結果、1勝2敗のチームが3チーム並びましたが、得失点差で2位カナダ、3位日本、4位中国となり、ボウルトーナメントに回ることになりました。

夜のミーティングの際、中国戦のビデオを見てわかった事ですが、この予選2日間のリスタート(キックオフ)マイボール獲得率bP のチームは、なんと世界8強を抑えて日本代表がトップでした。桑水流選手、凄いぞ!

あすもタフな戦いになると思いますが、選手は世界に挑戦しています。この若い選手たちの頑張りは、世界レベルを知る上でも良い経験になると共に、未来につながることでしょう。

目指すはボウルトーナメント優勝です。引き続きセブンズ日本代表に、熱いご声援宜しくお願い致します。(コーチ兼マネージャー:村田)

香港セブンズ2日目

香港セブンズ2日目

香港セブンズ2日目

香港セブンズ2日目

香港セブンズ2日目

香港セブンズ2日目

●3月30日(金)

香港セブンズ初日、相手は前回のウェリントン大会でオーストラリア代表を破ってカップトーナメント(1位グループ)に進出したカナダ代表。19時56分、カナダのキックオフで試合は始まりました。前半はジャパンペース、いきなり小吹が右サイドラインを快走し先制トライをマークします。その後、再三相手に攻められるも好タックルを連発。しかし、一瞬の隙をつかれ同点トライを許します。

後半、先に点を取ったのはカナダ代表。ジャパンもようやくアタックからボールを繋ぎますが、トライを取るまでにはいたりません。逆にターンオーバーから2トライを許し、5-26でノーサイド

明日は予選2日目、サモア戦、中国戦と2試合あります。サモアは前回のウェリントン大会でフィジー代表を破って優勝。また中国は、アジア大会銅メダル、前回大会でもボウルトーナメント優勝を成し遂げています。

さすがにIRB国際大会だけあってレベルが高いですが、明日も2試合全力でサポートしていきたいと思いますので、ご声援宜しくお願い致します。(コーチ兼マネージャー:村田)

ウォームアップ後、頑張れ岩本!
ウォームアップ後、頑張れ岩本!

試合後、監督から一言!
試合後、監督から一言!

●3月29日(木)

午前中は、最後の練習となりました。課題の修正と、ムーブチェック。練習前に、佐野監督からペースは五分でいいけど、頭は100%で挑むように伝えられました。最後にタックルでトレーニング終了。良い準備ができたと思います。

午後はフリーでしたが、女子ラグビーの香港セブンズの試合があると聞いて、チームで応援に行きました。結果は惜敗でしたが、最後まであきらめないタックル(インゴールでトライ阻止)と、その後のスクラムから生まれた約95mの逆襲トライには、選手スタッフ一同、最高潮の盛り上がりを見せました。

いよいよ明日から始まる世界の祭典、香港セブンズ。ジャパンは、スクラム、ラインアウトといったセットプレーでマイボールをキープすることができるか? 1対1でしっかりタックルに入れるかどうか!? 自信を持ってボールを動かし続けることができれば、間違いなく良い試合になることでしょう。

現地はもとより、日本からもご声援宜しくお願いいたします。(コーチ兼マネージャー:村田)

ラストトレーニング
ラストトレーニング

TACKLE!
TACKLE!

スクィーズ!!!
スクィーズ!!!

次、頑張って!!!
次、頑張って!!!

みんなで応援に行きました!
みんなで応援に行きました!

●3月28日(水)

午前中は、昨日のゲームの反省を踏まえたゲーム形式のリカバリートレーニングを軽めに行ない、午後に備えました。

そして午後は、南アフリカと7分x3本のホールドゲーム。課題に出ていたインサイドブレイクはほとんどされず、走り負けることもなく、しっかりついていっては、随所に良いプレーが続出。中でもキックオフでは、桑水流選手がタイミングよくボールを見方にタップし、ぜんぜん負けていませんでした。

試合後のミーティングでも、選手同士積極的な意見が交わされ、ジャパンにとってこの2日間のホールドゲームは、とても良い経験になりました。(コーチ兼マネージャー:村田)

バス移動中
バス移動中

バスを降りてこのポーズ!
バスを降りてこのポーズ!

南アに引けを取らなかった"たかし、つる、ペリ"
南アに引けを取らなかった"たかし、つる、ペリ"

司令塔トリオ(ブキ、ヒロキ、ケンジ)
司令塔トリオ(ブキ、ヒロキ、ケンジ)

●3月27日(火)

午前は予定通り、戦術&サインの確認で約一時間半のトレーニング。午後はナイターで、香港チームと5分x3本のホールドゲームを行ないました。ホールドとはいえ、熱くなってくると選手はタックルに入ってしまいます。

先に仕掛けてきたのは香港のフォワード選手。トイメンは岩本選手で、スクラムの前に何やら言いあっていました。お互いにプレッシャーをかけ合い、タックルに近いコンタクトプレーも度々ありましたが、無事に5分x3セットを終了。

ゲームの後はノーサイド精神。がっちり握手して、健闘を称えあいました。明日は、現在7'sサーキットポイント1位の南アフリカとホールドゲームの予定です。(コーチ兼マネージャー:村田)

香港戦(レフリーは平林氏)
香港戦(レフリーは平林氏)

●3月26日(月)

今日から香港での練習を再開しました。午前中はセブンズに必要なベーシックスキルの確認、そしてチームによるアタック&ディフェンス。午後は、ホテルから徒歩5分のところにあるジムでウェイトセッションを行いました。

この日はフィットネス的に動ける最後の日だったので、グラウンドでは妥協せず、しっかりとした走りこみと、ウェイトでの追い込みで、選手は心身共にブラッシュアップ。良い汗をかくことができました。

夕食時には、香港島までフェリーで移動。場所は、JAPANもお世話になった日本食"さっぽろ"でチームディナー。そして食後に恒例のサプライズ!?

今回は、トレーナー木村さんの"柔道整復師"合格をチームでお祝いしました。木村トレーナーのセブンズ初仕事は、3年前のスリランカセブンズ。この時から足かけ三年、3月初旬に行われた国家試験を経て、この日合格を確認。「まさか、私がこのような形で祝福して頂けるとは‥‥」

いつも夜遅くまで、選手の体調管理等、本当にありがとうございます。チーム一丸、しっかり準備して世界にチャレンジしましょう!(コーチ兼マネージャー:村田)

人工芝グラウンド
人工芝グラウンド

練習最後のコアトレーニング
練習最後のコアトレーニング

午後のジム
午後のジム

午後のジム、その2
午後のジム、その2

トレーナー木村さん、サプライズ(柔道整復師国家試験合格!)
トレーナー木村さん、サプライズ(柔道整復師国家試験合格!)

JAPANもお世話になった日本食"さっぽろ"にてチームディナー
JAPANもお世話になった日本食"さっぽろ"にてチームディナー

みなさんこんにちは! 日本代表7'sコーチの村田です。今回、コーチ兼マネージャーとしてチームをサポート。セブンズジャパンを日記からも応援していきたいと思います。

●3月25日(日)

日本エアロビクスセンターを後に、成田空港へ。選手とスタッフは、約4時間半のフライトを経て、無事に香港入りしました。日本との時差はマイナス1時間。ホテルに着いたのが夕方5時過ぎでしたが、さっそくプールリカバリーを行ないました。

ただでさえ大きなラグビー選手、特にフォワードの選手が機内で横に並ぶと、見た目はスクラム状態。身動きすら取りにくくなるのです。こうして固まった身体をほぐすには、プールが一番。もちろん、機内でも各自でストレッチなどは行なっていますけど‥‥。

木村耕フィットネストレーナーの指示のもと、歩いたり、走ったり、ランジしたり、泳いだりで約30分。しっかりリカバリーができて、リフレッシュされたことでしょう。また明日から大会に向けて、頑張っていきます!(コーチ兼マネージャー:村田)

プールリカバリー
プールリカバリー

そろって食事
そろって食事