各地で実施されたスクラム講習会に講師として参加されたスクラム担当委員より、いくつかの注意すべき点が指摘されました。夏合宿を迎えるにあたり、指摘された以下の点に十分注意してスクラムの練習を行い、試合に臨むようにしてください。 (U19スクラムプロジェクトについては、こちらをご覧ください) ■チームサイド(選手、指導者) 選手はレフリーの発する1つ1つのコール(クラウチ、タッチ、ポーズ、エンゲージ)を確認しながら、コールに従って慌てずにスクラムを組む準備をする。 「クラウチ」のコール時、フロントローの肩のラインはゴールラインに平行になっているか(1番の左肩、3番の右肩が前方に出る傾向がある)、また、肩の位置が腰より高いかを確認する。 ■レフリー ポーズのコール時、自分の体重を自分で支えしっかり自立しているか、フロントロー6人の目線の高さが合い、なおかつ、しっかりお互いの相手を見ているかを確認する。 上記のことを安全かつ確実に行うためにも、レフリーには 大きい声でゆっくりコールする、 危険なスクラムと判断した場合、すぐ反則を取るのではなくまず指導する、 タッチとポーズの間が短いコールが一部メディアで流れているが、U19ルールではタッチとポーズの間の時間は十分取る、 ポーズ時、フロントローだけでなくロックおよびフランカー、No8も自立しているかを確認しエンゲージのコールをかける、 ということをお願いしております。 ■提案試合や合同練習を行うに当たっては、試合前にレフリー、指導者、選手(特にフロントロー)によって「コールのタイミング」について確認し、「エンゲージの強さ」等について話し合い、共通認識を持つ。