組み合わせ/結果 | マッチリポート

1月6日、決勝マッチリポート(大久保 誠)

中京大 64-10 武蔵工業大
晴天で穏やかな絶好のラグビー日和となった。開始直後、中京大がBKライン裏へのショートパントを拾いノーホイッスルトライで先制。5-0とする。10分中京大は、22m右中間ラックから9-10-1と展開し左中間にトライ。その後、中京大もミスが多く、リズムに乗れずスコアにつながらない。30分武蔵工大は、相手FWの反則よりPKを決め3点を返す。しかし、終盤中京大のBKが、FWからの好球を生かし2トライ2ゴール1PGを追加し29-3で前半を終了する。
後半序盤より、中京大FWが前に出て圧力をかけ優位にゲームを進めるも、4分、武蔵工大は相手キック処理のミスよりチャンスを得て、右中間にこの試合初トライ。29-10とする。しかしその後、FWでの接点で勝り、中京大のボール支配が多くなり、BKが好走、5トライ5ゴールを追加。64-10で勝利し、2年連続3回目の優勝を果たした。点差はついたが、笛の少ない一進一退の好ゲームであった。

◎中京大
○中本監督
「1年間やってきたことができ、良いリズムで戦えた。選手は良くやった。褒めてやりたい」
○坂本主将
「前半は、相手の必死さで止められた。後半は、敵陣で徹底的にがプラン通り進められた。4年生が3人と若いチームなので来年はもっと期待できる」

◎武蔵工業大
○渡辺監督
「1回戦、準決勝、リーグ戦とビデオより中京大を分析し、荒くてミスが多いのでそこを狙おうと考えたが‥‥。選手個々のスキル、スピードが上だった。ミスも少なく、すばらしい集中力のチームであった。完敗!」
○藤田主将
「悔しい。敵陣でも自分たちのペースがつかめなかった」

中京大 vs 武蔵工業大
中京大 vs 武蔵工業大

 

中京大 vs 武蔵工業大
中京大 vs 武蔵工業大

 

中京大 vs 武蔵工業大
優勝した中京大学

 

 

1月4日、準決勝マッチリポート(大久保 誠)

新潟大 vs 武蔵工業大
穏やかな日差しの中、ゲームが開始された。開始2分、武蔵工大はゴール前ラインアウトよりチャンスをつかみモールサイドを突き先制トライ、0-5とする。5分新潟大はFWで圧力をかけゴール前ラックを連取し、左中間にトライを返す。15分には、モールで押し込み中央にトライ、12-5と逆転する。しかし徐々に新潟大FWに疲れがみえ、30分武蔵工大は、ラックサイドを突き右隅にトライ、12-10とする。前半終了際、新潟大は正面PKを決め、15-10で前半終了。
後半開始早々新潟大は、相手ミスにつけ込み敵陣深く攻め込むもスコア出来ず。反対に武蔵工大は、自陣よりFKをすばやく展開し左中間にトライ、15-15とする。5分武蔵工大は、1対1のDFが甘くなった新潟大に対し、モールサイドを突き、右中間にトライ、15-20と逆転。その後一進一退の攻防が続くが、徐々に武蔵工大のリズムになる。31分武蔵工大は、疲れの見えた新潟大よりラックを連取しゴール中央にトライ、15-27と突き放す。終了際に新潟大が最後の力を振り切り1トライ1ゴール奪い22-27とするがノーサイドとなり武蔵工大が決勝に進んだ。

◎新潟大
○橋本監督
「反則とイージーミスで流れがつかめなかった。ラインアウトセットが安定せず、相手陣で攻めきれなかった。武蔵が試合巧者でFWで勝負できなかった」
○川上主将
「優勝することを目標にやってきた。負けてた気持ちはない」

◎武蔵工業大
○渡辺監督
「1回戦を見て、相手の能力が高い。でも気持ちで負けず、数で勝負と話した。春に負けているのでリベンジしたかった。DF、ブレイクダウンで勝ったのが勝因。決勝は、相手BKが巧いので、それ以上のDF」
○藤田主将
「全員でやってきたことが出せた。必死でみんなで出来たことがうれしい」

新潟対武蔵工業1
新潟対武蔵工業1

 

新潟対武蔵工業2
新潟対武蔵工業2

中京大 vs 北九州市立大
個々の力で勝る中京大が最初からFW、BK一体となり攻め立てる。北九州市立大は、風上でキックを多用するが効果はでず。5分中京大は、敵陣22m付近でラックを連取し左中間に先制トライ。11、16、26分と3トライを追加し24-0で前半を終了。
後半、序盤から中京大の力は衰えず、個々の突進でチャンスを得て得点を伸ばし、9トライを追加。85-0で完勝し中京大が決勝に駒を進めた。

◎北九州市立大
○織田監督
「基本のタックル、スクラムをやり直し、ファイティングスピリットを鍛え直す。選手をどう集めるかが課題」
○梶栗主将
「九州と他地区との差を感じた。九州のリーグ戦を盛り上げ、押し上げていきたい」

◎中京大
○中本監督
「DFの良さを出し、完封を狙っていた。ミスが多かったのでリズムを変えようと選手交代をした。決勝は、接点での攻防になる。精度を高め東海の代表としてはずかしくない試合をしたい。No.8の突破とサイド攻撃に注意したい。BKは能力が高いのでどれだけFWががんばれるか」
○坂本主将
「完封できて良かった。相手のハイパント攻撃に対応し優勝を目指す」

中京対北九州市立1
中京対北九州市立1

 

中京対北九州市立2
中京対北九州市立2

 

 

1月2日、1回戦マッチリポート(大久保 誠)

新潟大 vs 環太平洋大
陽春の暖かい日差しの中、信越の歴史ある新潟大と創部1年目の環太平洋大の試合が開始された。序盤より、FWの圧力で勝る新潟大だが、ノッコンなどのミスが多くスコアにならず。15分に新潟大がスクラムトライ。22分環太平洋大は、ゴール前へのハイパントを押さえ同点にする。しかし30分、34分とラインアウトからモールを押し込み連続トライを上げ17-7で前半終了。
後半、新潟大のFWの圧力は勢いを増し、モールを基点とした攻撃で4トライを追加し41-7でノーサイドをむかえ、準決勝に駒を進めた。

環太平洋 vs 新潟
環太平洋 vs 新潟

帝塚山大 vs 武蔵工大
春を思わせる陽気の中、試合は始まった。序盤、お互いセットプレーからのミスが多くスコアにつながらない。15分武蔵工大は、相手パスをインターセプト。20分には、相手のキック処理のミスよりこぼれ球を拾いトライ、0-12とする。前半終了際、帝塚山大もゴール前ラックよりサイドを突き1トライを返し5-12で前半終了。
後半は、一進一退の攻防が続く中、FWの圧力で勝る武蔵工大が2トライを追加し、5-24で勝利し準決勝に駒を進めた。

武蔵工業 vs 帝塚山
武蔵工業 vs 帝塚山

東北福祉大 vs 中京大
地元、中京大登場で観客も増えた第3試合。開始5分中京大は、ラインアウトからのサインプレーでゴール中央に先制トライ。その後も1対1で勝る中京大が5トライを追加。前半終了際、東北福祉大も1トライを返し、7-38で前半終了。
後半もFWの接点での攻防で勝る中京大が3トライを追加。相手、東北福祉大の攻撃も1トライに押さえ12-59で中京大が勝ち、準決勝に駒を進めた。

中京 vs 東北福祉
中京 vs 東北福祉

北九州市立大 vs 道都大
午前中の日差しが雪雲に遮られ寒空の戻った中、開始された。お互いに手の着かない序盤。5分過ぎ道都大は、ゴール前ラックより9-10と展開し先制点。10分北九州市立大は、自陣で得たPKより展開しトライを返し、7-5となる。しかし、その後両チームともリズムが作れず、30分には、小競り合いから道都大にシンビン。一人少ない中、北九州市立大が1トライを追加し12-5で前半終了。
後半、お互いセットが安定せず、ミスも多く、各々のチャンスもPK、ノッコンで潰れ、スコアに至らないままノーサイドとなり、北九州市立大が準決勝に進んだ。

道都 vs 北九州市立
道都 vs 北九州市立