●5月19日(月)
合宿二日目、天気予報では夕方には雨になるとのこと。毎回天気には恵まれないATQアカデミーですが、今回も天気との戦いが心配されます・・・・
本日のセッションは、主にアタックを中心とし、FW・BK分かれてのポジション及びユニットセッションです。午前中、ウォーミングアップの後、BKはまずは全体でのパススキルセッション及び3対2、4対3のディシジョンメイキングセッションを行います。その後、ハーフ団とそれ以外に分かれ、パスなどのポジションスキルセッションを行い、そして、セットピースからのアタックストラクチャーを確認するセッションへと続きます。
一方、FWはこの時間を使いユニットでのスクラムセッションを行いました。今回のアカデミー合宿では、U20の合宿に参加している何名かのフロントローも参加しており、彼らにとっては、トップリーグを中心とした社会人と一緒にスクラムセッションを行う良い機会となりました。その後、FW・BK一緒にアタックにフォーカスしたタッチゲームを行い午前中のセッションは終了しました。
本日の各セッションの後にも、今回練習を見に来ていただいたトップリーグや選手の所属チームのコーチとのレビューミーティングを行いました。このセッションでも、ポール氏が丁寧に、今回のセッションの目的や意味あいなどについて説明しました。
午後は天気が崩れるとの予報でしたが、練習開始時には青空が広がり、むしろ蒸し暑いくらいの天候でした。午後のセッションもユニットでのセッションが中心でした。BKは午前中に続き、セットピースからのアタックストラクチャーと各種オプションについて細かく確認が行われ、ここでもポール氏から「誰もデコイ(おとり)ではない。すべてがオプションである!」というポリシーが強調され、一つのストラクチャーに対し、最低四つのオプションを揃えておく必要がある、ということが説明されました。
FWについては、午後はラインアウトのスキル及びオプションの確認のセッションが行われました。今回、三洋電機の飯島選手、ヤマハ発動機の西選手、IBMの長澤選手など長身選手が多く参加しており、リフティングを受けて高くジャンプする様は、ある種壮観なものでした。
その後再びFW・BK一緒になり、BKのアタックに対しFWがディフェンスするセミコンタクトのアタックディフェンスが行われ、これまで行ってきた各セッションの内容がチェックされます。
そして、本日の締めくくりは、疲れた状況でもいかに正確なスキルが実行できるかということを鍛える、コンディショニング&スキルセッションが行われました。フィットネス要素の高いドリルとスキル的要素が高いものが交互に行われ、疲れている中でもミスをなくし正確なプレーを行える能力を身に付けてゆきます。
選手達にとってはかなりハードで、情報も盛りだくさんな一日でしたが、最後までモチベーションを落とさず頑張ってくれました。心配された天気も、最後まで何とかもってくれました。
練習後には、やはり、来ていただいたコーチと一緒にレヴューミーティングを行いました。
ご参加頂いたコーチからも積極的に質問や意見が投げかけられ、非常に有意義なものとなりました。
天気予報によると明日は大雨・・・・祈りながら明日を待ちます。
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アジリティを意識してウォーミングアップを行う |
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FW、BKに分かれてのポジショントレーニング。BKはまずはパスの正確さを養う「ミッドマン」ドリル |
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FWはスクラムセッション。まずは姿勢をとる練習 |
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BK、ディフェンスの穴を見つけそこを突く、ディシジョンメイキングドリル |
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スクラムの姿勢をとるFW陣 |
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5対5のスクラム |
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セットプレーからのストラクチャーとオプションを確認するBK |
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FW、BK一緒に3対2のドリルでウォーミングアップ |
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BKは仕掛けと相手を見て判断をするドリル |
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FWはラインアウトオプションの確認 |
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今回お見えいただいたコーチ陣にもセッションに一役かっていただく |
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BK、ハンドオフのドリル |
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BKがアタックしFWがディフェンスするAD |
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今日も熱いポール氏 |
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コンディショニング&スキルセッションの一こま |
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練習後、本日参加いただいたコーチとのレビューセッションを行った |
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練習後のコーチセッション、参加コーチも積極的にディスカッションを行う |
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