●6月30日(月) ニュージーランド・オークランド
日本代表NZ・サモア遠征7日目。日本代表チームは、滞在中のオークランドでトレーニングを行いました。
トレーニングを行ったのは、太田GM、田中選手がかつて所属した「Western Springs Ponsonby Club」のグラウンド。オークランドのシティから10分ほどにあるレース場に囲まれたグラウンドです。また、こちらのクラブは、オールブラックスのレジェンド、ブライアン・ウィリアムズ氏がCEOを務めているそうです。
午前9時半からスタートしたトレーニングは、グラウンドを周回しながら体を温めるウォーミングアップで始まりました。その後、ボールゲームなどで楽しみながらトレーニングに入る体を作っていきました。
ウォーミングアップの後は、ユニットに分かれ、FWはラインアウト、BKはAT/DFを行いました。FWは、各ポジションごとのコアスキルを行い、徐々に実戦形式に移行していきました。メンバーを入れ替えながら、敵味方に分かれ、試合感覚を養いました。
BKは、パンチパスからスタートし、その後はディシジョンメーキングに移行。ディフェンスをつけた形でのアタック・ディフェンスを繰り返しました。アタックに関しては、先のNZマオリ戦での3トライを初め、強豪国との対戦においても十分な効果が見えています。この一週間でさらに精度を高め、サモア戦に向かいたいと思います。
約30分ほどのユニットトレーニングが終わったところで、JKの笛が高らかに鳴り響きました。「ハーフタイム。ロッカーに戻って!」と選手たちに声をかけ、全員がロッカーに戻っていきました。これは、先のマオリ戦でも課題となったリスタートの意識を高めるために行われたものでした。ハーフタイム同様、ロッカールームでコーチ陣の指示を受けながら時間を過ごしました。
その後は、キックオフと同時に、チームでアタック・ディフェンスを実施。特に、サモア戦に向けたディフェンスコミュニケーションに時間を割きました。
各地域でのシチュエーションを想定し、インサイドショルダー、マークアップを確認しながらのトレーニングとなりました。
約1時間半ほどでNZ最後のトレーニングが終了しました。練習後は、JK、アレジ選手、田中選手がSKY Sportsの取材を受け、夕刻のSky Sportsニュースで紹介されていました。
午後は、フリーとして休養にあてました。オークランドの市内を散策したり、ジムに行って汗を流すなど各自自由な時間を過ごしました。
夕食は、アレジ選手の奥様の実家のホームパーティーに招かれました。アレジ選手のご両親、奥様のご両親とその家族の皆様の大変愛情のこもったおもてなしを受けました。ラムやステーキ、ソーセージなどのNZフードを堪能させていただきました。
最後は、谷口選手がチームを代表して「今日は本当にありがとうございました。以前からNZフードは大好きでしたが、今日こんなに愛情のこもった料理を頂いてもっと好きになりました。僕らも、この愛情のこもった料理のように、人々を感動させるような試合をしたいと思います。ありがとうございました」スピーチし、その後は、全員で「上を向いて歩こう」を感謝の気持ちをこめて合唱しました。
アレジ選手の奥様のお父様から、「今日は我が家に来てくれて本当にありがとう。我々は皆さんの活躍を心から祈っています。NZに来た際には、いつでもここに来てください」と温かいお言葉を頂戴しました。
サモア出発前日に新たなパワーをもらった日本代表チームは、明日、最終決戦の地、サモアへ旅立ちます。
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ウォーミングアップを行う選手たち |
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FW対BKのボールゲーム。BKが勝利! |
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スローワーのコアスキル |
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サポーターのスキル。メディシンボールを真上に上げる |
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実戦形式で試合感覚を養う |
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DFを見てギャップを付く |
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一直線に敷かれたディフェンスライン |
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仮想ハーフタイムを終え、JKを先頭にグラウンドに戻る選手たち |
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DFラインは、早く・低く・激しくが基本原則 |
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猪口選手がピアノを披露。吉田(大)選手や木村トレーナーも見事なピアノを披露 |
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リビングルームで寛ぐ、大西選手、北川選手、遠藤選手 |
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谷口選手がチームを代表して見事なスピーチで感謝の意を表した |
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