報告:松崎伸一(四国電力ラグビー部・部長)
『電力親善ラグビーフットボール大会』、この大会をご存じの方はそう多くないと思います。全国の電力会社に勤めるラガーマンが年に1回一堂に会し、覇権を競う大会で、第1回大会が1952年に瑞穂ラグビー場で開催されて以来、今年で48回目を迎える伝統のある大会です。 この電力親善大会も、かつて第一次石油ショックの頃には、数年間開催できない期間がありました。しかしながら、「電力ラガーマンの交流の機会を絶やすな!」と云う諸先輩等の熱い思いとご尽力により、1979年に復活し、今回で48回目を数えるまでに成長しました。
24時間・365日、精度と安定・安心が求められる電力供給の使命を担っている電力マンが集まり易いゴールデンウィークのこの時期に、毎年各社が持ち回りで開催しており、今年は4月26-29日の間、東京都江東区の東京電力・砂町グラウンドに電力ラガーマン約300名が集結し、盛大に開催されました。 全国の電力会社から8チームが参加し、A・B二つのブロックに分けられ、Aブロックは、九州電力(トップリーグ)、中国電力(トップキュウシュウA)、中部電力(トップウエストA)、東京電力(関東社会人1部)。Bブロックは関西電力(トップウエストB)、東北電力、四国電力、電源開発という構成で、A・Bブロック毎にトーナメント方式で優勝を争いました。 これまで過去47回の大会成績は、トップリーグの創立・参戦以前から全国社会人選手権等で活躍していた九州電力がダントツに強く、44回の優勝を果たしており、東京電力、中部電力、中国電力が各々1回ずつ優勝を果たしております。 大会初日の26日は、前日の冷たい雨も上がって爽やかな快晴となりましたが、北日本に降雪をもたらした低気圧の影響で、東京湾からの風が強く吹く中での開幕となりました。
大会二日目の27日の日中は、全電力OB対東京電力OBとの親善試合が行われ旧交を温めると共に、夜は最寄りのホテルで盛大な懇親会・アフターマッチファンクションが開催されました。 大会三日目の28日はA・B各ブロックの3位決定戦が行われ、最終日の29日に開催された、Aブロック決勝戦は、東京電力と九州電力との対戦となり、両チーム一歩も譲らずノーサイドの笛が鳴り、7対7の引き分け両チーム優勝という結果となりました。 なお、決勝戦のレフリーはAブロック下井真介さん、Bブロックは東京電力の桜岡将博さんの、トップレフリーお二人に笛を吹いていただき、大会のステータスを挙げる事に貢献していただきました。
○試合結果(詳細)
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