日本協会公認A1級レフリー 大槻 卓

試合会場1 はじめに

このたび、10月24日、25日にブルネイ(バンダルスリブガワン)で行われたIRB Asian 7s Series Brunei Sevensにレフリーとして参加しましたので報告させていただきます。

2 日程

10/22(木) 中部国際空港からシンガポールへ
10/23(金) シンガポールよりブルネイへ移動
10/24(土) AMスタジアム視察、マッチオフィシャルミーティングPM 大会第1日目
10/25(日) AMマッチオフィシャルミーティング、PM 大会第2日目
ディナーパーティー
10/26(月) アクティビティ、ブルネイよりシンガポールへ移動
10/27(火) シンガポールより中部国際空港へ

3 試合会場

競技場(Belapan Sports Complex)は1999年にブルネイで行われた東南アジア大会のメイン会場として使用された施設であり、陸上競技場、プールをはじめとして様々なスポーツ施設が一カ所に集められてつくられた総合スポーツ施設であった。

4 参加国(順は最終順位)

1マレーシア
2フィリピン
3インド
4ブルネイ
5ラオス

参加レフリー5 参加レフリー

平林 泰三(日本)
大槻 卓(日本)
Harry Mason(シンガポール)
Phil Gittus(フィリピン)
各レフリーが一日にレフリーを2試合、アシスタントレフリーを2試合担当した。残りのオフィシャルは地元ブルネイ協会のレフリーによって担当された。
マッチオフィシャルミーティングにおいては、1日目はアシスタントレフリーとの連携及び試合の運営についての確認、2日目は前日の試合のレビューが行われた。

〔レフリー担当試合〕
フィリピン×ブルネイ
マレーシア×フィリピン
ブルネイ×インド
Semi-final インド×フィリピン
〔アシスタントレフリー担当試合〕
フィリピン×インド
ブルネイ×マレーシア
インド×ブルネイ
Final マレーシア×フィリピン

6 おわりに

今シーズンより新設されたIRB Asian 7s Series Brunei Sevensにマッチオフィシャルとして参加し、そのピッチに立てたことは日本のレフリーとして非常に光栄なことに思います。ボルネオ島の一角にあるブルネイの気温・湿度は非常に高く、レフリングをするにはタフなコンディションでありました。コンディショニングも含め、このような経験は今後のレフリー活動に活きてくる事と思います。
また、今大会参加国の中にはラオスなどアジアのラグビー新興国もありますが、以前に大会で見たときよりも明らかにスキルが高くなっていることを感じました。今後もこのような大会を継続し、アジア全体のチーム・選手・そしてレフリーのレベルアップに繋がっていけば素晴らしいことだと思います。
終わりになりますが、この大会への参加にあたり、現地で送迎等をしていただいたベン・ピーコック氏はじめブルネイラグビー協会関係者の方々には大変お世話になりました。この場をお借りして感謝申し上げます。また、派遣に関しましてご尽力いただきました審判委員会、日本協会の皆様へ、また忙しい時期にも関わらず快く送り出していただいた職場のみなさまへ、改めまして感謝申し上げたいと思います。ありがとうございました。

風景