●3月12日(金)

朝は散歩の後、歌唱練習から始まりました。
圓生隊長のリードにより全員でチームソングの練習です。朝からグラウンドで練習ですが、まだ少しあやふやな選手もいます。少し心配です。

少し遅い朝食の後、本日も筑波大学の選手が一緒に練習をしてくださいました。今回は筑波大学の選手とアタックディフェンス形式の練習を中心に行いました。
合宿のテーマである「ディフェンス」・「ボディコントロール」・「数的優位」というところをポイントに行いましたが、練習量が足らず、こちらの思ったような精度はありませんでしたが、選手達は非常に積極的にチャレンジをしていました。

アタックディフェンスの中でも何回かは非常に良いボディコントロールがみられ、数的に優位な接点も見られました。
ディフェンスにおいては今までのアップアウトディフェンスにカバーディフェンスをプラスした練習をしてきましたが、その成果も見られました。
今後はやるべきことの理解とこだわりを持って、第1戦に向けて本日のアタックディフェンスで見えてきた良かった点、悪かった点を踏まえ、練習を積んでいきたいです。
練習の最後はチームソングの練習です。昨年度の高校代表だった選手たちが合否の判定です。皆で心一つに歌います。優しい先輩達は一発で合格を出してくれました。

練習終了後、遠征壮行会を行っていただきました。
日本協会から真下副会長・専務理事を始め、多くの理事の方々や男子7人制日本代表の村田監督、岩渕ハイパフォーマンスマネージャー、事務局の方、また全国高体連ラグビー部専門部の柴田部長、そして筑波大学の学校関係の方やラグビー部関係の方々など、多くの方が我々を激励して下さいました。
壮行会では、スタッフの紹介、そして各選手による紹介後、チームソングの披露です。ここでも圓生隊長がしっかりとまとめ上げ素晴らしい歌声を披露しました。

壮行会後は、慌ただしく、出発に向けた荷物のパッキングや準備。

この3日間、筑波大学の選手始め関係の方々には本当にお世話になりました。我々によりよい練習ができる環境を与えてくれたことに感謝いたします。
多くの方々に支えられ、いよいよフランスへ向け明日13日に出発です。

朝の歌唱練習   筑波大とのAD
朝の歌唱練習 筑波大とのAD

筑波大とのAD   昨年度の高校代表、山崎君・鶴谷君・樺島君
筑波大とのAD 昨年度の高校代表、山崎君・鶴谷君・樺島君

壮行会で。真下副会長・専務理事   筑波大学の阿江体育学群長
壮行会で。真下副会長・専務理事 筑波大学の阿江体育学群長

壮行会での選手たち   お礼を述べる金キャプテン
壮行会での選手たち お礼を述べる金キャプテン

チームソングの披露
チームソングの披露

●3月11日(木)

本日は少し遅めの朝食・ブランチを摂ってから練習を行いました。11:30より16:00まで、間に少し補食休憩をとってという形での練習でした。

本日も筑波大生の胸を借り、BKはアタックとディフェンスの確認を充分に行い、FWはスクラム・ラインアウト・モールと、じっくり時間をかけて練習を行いました。そして最後はチームランで終わりました。
FW・BKともに通用するところとしないところの見極めができ、課題そして修正するべき点が見えてきました。

夜のミーティングにおいては選手中心に行い、本日出た課題と明日修正するべき点の共通理解がされ、明日に向かっての目標設定ができました。グラウンド内そしてグラウンド外においても一つのチームとなりつつあります。

選手の紹介をします。
本日はキャプテンの金正奎選手(常翔啓光)、バイスキャプテンの内田啓介選手(伏見工業)です。
1「高校代表に選ばれた時の気持ち」、2「高校代表に選ばれてからの気持ち」、3「遠征の抱負」、4「将来の自分、未来図」を聞いてみました。

キャプテン(金・左)とバイスキャプテン(内田・右)
キャプテン(金・左)とバイスキャプテン(内田・右)

金選手は

  1. 「中学の頃からの夢であったものに手が届き、実現したことがとても嬉しかった」
  2. 「日本代表としてのプライドを持ち、恥じないように努めていきたいと感じた」
  3. 「主将としてチームをまとめ上げ、チームの核として体を張り、必ずフランスに勝つ!」
  4. 「大学でレギュラーになり、日本一を取り、できれば社会人としてもプレーし、2019年ワールドカップに出場するのが目標」

内田選手は

  1. 「小学校の頃から知っていたのですが、自分がなれるとは思っていなかったので本当に嬉しい気持でいっぱいだったのと、同時に不安な気持ちもありますが、喜びの方が大きく光栄に思います」
  2. 「常に日本代表という意識を持たなくてはいけないと思いました。国を背負って戦う人間にふさわしい行動と自覚が必要だと強く感じました」
  3. 「まずは副主将という役割をやらせてもらえるので、チームを存分に引っ張っていきまとめていきたいです。フランス代表は個々に優れているのでチームが一つとなり、点差を縮め、勝てるようにしていき、今までの歴史を変えたいと思います」
  4. 「筑波大学へ進学し、チームとしては日本一を目指し、個人としてはU20、日本代表など、チームとしても個人としても成績を残していきたいです。そして最終的には指導者の立場になり、ラグビーを教え、拡げたいです。そのためには最大の努力が必要なので精一杯努力したいです」

少し慌ただしくなってきました。いよいよ「遠征に行くんだ」という雰囲気です。

長い練習の合間に
練習の合間に

時間をかけて練習を行いました   ユニット―スクラム
時間をかけて練習を行いました ユニット―スクラム

BKチームトーク   チームラン
BKチームトーク チームラン

遠征メンバー
遠征メンバー

●3月10日(水)

前回の強化合宿とはうってかわって、寒さが逆戻りした中での合宿初日でした。
開講式には上野競技力向上委員長も来て下さり、「長い歴史を持った代表。プライドを持って戦って欲しい」とのお言葉をいただきました。

練習の最初は20mシャトルランの測定から始まりました。フィットネス不足が当初から課題でした。フィットネスがなければスキルも出せずじまいです。それぞれしっかりとトレーニングを積んでこれたでしょうか?

前回の合宿に引き続きボールのボディコントロールとハンドリングを組み合わせたドリルでウォーミングアップを行いました。その後テールサポートドリルにうつり、後はFW・BKに分かれそれぞれ筑波大生が相手になってくれました。

本日も締めはフィットネストレーニングです。このトレーニングに昨年の高校代表選手だった筑波大学の鶴谷君・樺島君も一緒に参加してくれました。先輩の頑張りは選手たちにも良い刺激になったのではないでしょうか?
直前合宿は短い日程ですが、明日からも頑張ります。

開講式―上野委員長より   入念なアップ
開講式―上野委員長より 入念なアップ

シャトルの測定   筑波大生の胸を借りて
シャトルの測定 筑波大生の胸を借りて

ラインアウトの練習   高校代表OBも参加のフィットネストレーニング
ラインアウトの練習 高校代表OBも参加のフィットネストレーニング

志賀団長   柴田・高体連専門部長の激励
志賀団長 柴田・高体連専門部長の激励