3月21日、名古屋市・瑞穂公園ラグビー競技場で、「Japan Women's Sevens 2010」が行われました。全国から11チームが参加し、決勝では、前後半を終えてサドンデスに持ち込まれ、地元・名古屋レディーズがPhoenix(東京)を22-17で破って優勝しました。 この大会では、3月26日に行われる「香港Women's Rugby Sevens」に出場するU23女子7人制日本代表チームも出場。優勝の名古屋レディーズ、準優勝のPhoenixとそれぞれ強化試合を行い、2試合とも快勝しました。 参加10名のうち5名までが高校生という若いU23女子7人制日本代表。出発を前に、大会にかけるひとりひとりの意気込みを語ってもらいました。 井上(写真右)は、高校生ながら昨年12月には東アジア大会に出場。 「香港では、プールで2勝して、世界へ向けて日本をアピールしたいです。個人の目標は、スイーパーとして最後の砦となり、チームディフェンスに徹することです」 高橋(写真左)は、昨年3月のドバイのワールドカップセブンズ経験者。「やはり、まずはプール2勝が目標です。まだできたばかりの若いチームですが、チャレンジ精神でどんどん仕掛けていきたいです」 川野(中央)は今回初代表の高校生。「香港では、自らを出し切って大きく成長したいです。個人としてはスクラムで勝負し、スクラムからのチェイシングをしっかりやることが目標です」 ワールドカップ経験のある主将・鈴木(写真右)と加藤(左)のバックラインはチームの要。 鈴木は、「チームが少しずつできあがってきたので、この大会は新しいスタートへの大きな一歩です。ゲームメイクをしっかりして、外のスペースを活かすプレーを心がけてみたいです」。 加藤は、「11月の中国でのアジア大会へ向けての一歩になるように成長していきたいです。スペースに走り込み、スペースを有効に使えるプレーヤーになりたいです」 まだラグビーを初めて半年という田中は、もちろん初代表だが、この日の試合ではスピードあるプレーでトライを量産。 「自分の持ち味はあくまでスピードなので、そこに集中して、世界の舞台でどこまで通用するか試してみたいです」 工藤(右から3番目)も初代表の高校生。 「香港では、自分ができることを自信を持ってせいいっぱいやりたいです。個人目標としては、1対1で相手を抜き去りたいです」 同じく初代表の高校生・大川。 「18歳で日本代表になれる機会をいただいたので、思い切りチャレンジしたいです。相手のディフェンスのスキを見つけてアタックにつなげたいです」 同じく初代表の高校生・富田(写真左)は170cmとチームで最も長身。 「まずは大会で実力を全部出し切りたいです。個人としてはタックルを決めてチームに貢献したいです」 オーストラリアに留学中のエース山口も現地から合流。 「まだ若いチームですが、これから力を合わせて勝てるチームになりたいです。自分自身もオーストラリアでの経験を活かして、国際的なプレーヤーとしてさらに成長したいです ハーフタイムに黒岩監督の指示を受けるU23女子7人制代表 チームは24日に日本を出発。26日の大会「香港ウィメンズセブンズ(Cable & Wireless Hong Kong Women's Rugby Sevens 2010)」では、予選プールで、香港、タイと対戦します。