ラグビーワールドカップ2019(RWC2019)をサポートする国会議員連盟
「ラグビーワールドカップ2019日本大会成功議員連盟」が設立される

~RWC2019成功へ向け、党派を超えた全面的なサポートを表明~

11月4日、東京都千代田区の衆議院第一議員会館において、超党派の国会議員による「ラグビーワールドカップ2019日本大会成功議員連盟」設立総会が開催され、9年後に日本開催が決まっているラグビーワールドカップを国家的イベントとして成功へ導くための様々なサポートが開始されることとなりました。

ラグビーワールドカップ2019日本大会成功議員連盟
ラグビーワールドカップ2019日本大会成功議員連盟設立を記念して

これまでも、日本ラグビーフットボール協会は、ラグビーを支援する国会議員から構成される「国会ラグビークラブ」を通じ様々な協力を受けておりましたが、今回、遠藤幹事長ら国会ラグビークラブの有志の呼びかけにより、「ラグビーワールドカップ2019」の成功を目的とした議員連盟が設立されたことにより、大会成功へ向け大きく前進することとなりました。

総会には、与野党から約40名の国会議員が出席し、会場は冒頭から熱気に包まれました。まず、呼びかけ人を代表し、遠藤利明衆議院議員(自民党筆頭副幹事長)より本連盟の設立趣旨が説明されました。遠藤氏は「ラグビー精神の「one for all, all for one」、「no side」などは、どの分野でも通用する精神であり、政治の原点でもあります」と述べ、RWC2019が、日本のスポーツ界及び日本社会に対し、如何に重要で影響力を持つものなのか、そして、その成功には国を挙げた強力なサポートが必要であり、党派を超えた協力体制の構築が不可欠であると本連盟設立の趣旨と経緯を説明、出席者へ理解と協力を呼び掛けました。

総会の中で、会長に西岡武夫参議院議長(無所属)、副会長に中谷元衆議院議員(自民党)、幹事長に遠藤氏(前述)らの役員が次々と推薦され、全会一致で承認されました。また、顧問としては、歴代の総理大臣、議長が名を連ねました。(詳細別記)

同時に開催された参議院本会議の為、本総会を欠席した西岡会長に代わり挨拶した中谷副会長は、
「まずはじめに、ラグビーワールドカップという世界規模の大会の招致のために大変なお骨折りをされました日本ラグビー協会のご努力に敬意を表します。ラグビーのワールドカップが日本で行われることは、我が国でも初めてであることはもちろん、アジアにとっても初めてとなる、大変大きなイベントとなります。ラグビーワールドカップは、いまやオリンピック、サッカーワールドカップに続く、“世界3大スポーツ大会”といわれています。しかし、この大会が成功するためには、私たちがまさに『ひとつの大きなチーム』になって、国をあげて開催準備にあたる必要があります。本日、この『成功議連』総会にお集まりいただきました先生方みなさまのお力をいただき、どうか、ラグビーワールドカップ2019日本大会を成功に導こうではありませんか」と、本連盟が果たす役割の責任と重要性を力強く語りました。

ゲストとして出席したU20日本代表ヘッドコーチ 元木由記雄氏、神戸製鋼コベルコスティーラーズ 大畑大介氏の両名からも
「ラグビーは自己犠牲の精神や絆、チームメートへのリスペクトなどを重んじる素晴らしいスポーツ、この大会を機に日本中の人にその素晴らしさを知ってほしい」
「自分が初めてワールドカップに出たとき、7万人の観衆の前で初めてプレーした。観客は応援しているチームにも相手チームにも同様に喝采を送る。こんな素晴らしい世界があるのかと感動した」と、自らの経験に基づきラグビーワールドカップの素晴らしさや、日本の子供たちや社会への影響力が熱く語られ、最後には「ラグビー界にとって2019年はゴールではなくてキックオフ。キックオフまでにチームは十分な準備をしておく必要がある。是非一致団結してこの2019年のキックオフを迎えましょう!」と出席者に対し協力を呼びかけました。

日本ラグビーフットボール協会 森喜朗会長からは、
「あのラグビーワールドカップが、9年後にこの日本にやってくる。しかも、アジア初の大会です。単にこの素晴らしい大会が日本で開催されるというだけではなく、ラグビーの持つ『ノーサイドの精神』を、広くアジア全域にも普及させていきたい」とRWC2019開催に向けた熱い思いが語られました。さらに、
「国会議員のみなさまが、ご多忙の中を今日こうして多数お集まりくださり、本連盟を設立してくださりましたことは、私ども主催者に大変大きな勇気と力を与えてくれます。党派を超えて、ラグビーでは皆さん仲良くスクラムを組んでいただきたい」と、ラグビー界としても決意を新たにしRWC2019成功へ向け一緒に邁進してゆくことが誓われました。

今後、本連盟は日本ラグビーフットボール協会およびRWC2019組織委員会と連携し、国家レベルで対応すべき案件を中心に全面的な支援を行ってゆきます。

本連盟役員は以下の通りです。

顧問 横路孝弘(衆議院議長、無)、江田五月(民)森喜朗(自)、安倍晋三(自)、福田康夫(自)、麻生太郎(自)、鳩山由紀夫(民)
会長 西岡武夫(無)
副会長 中谷元(自)、井上義久(公)、園田博之(た)、下地幹郎(国)、重野安正(社)、浅尾慶一郎(み)、穀田恵二(共)、樽床伸二(民)
幹事長 遠藤利明(自)
幹事 礒崎陽輔(自)、佐藤信秋(自)、北村誠吾(自)、宮本岳志(共)、富田茂之(公)、藤井孝男(た)、竹本直一(自)、吉田博美(自)、松山政司(自)、大西孝典(民)、森本和義(民)
事務局長 石森久嗣(民)
事務局次長 松下新平(自)、山本剛正(民)柿沢未途(み)


*民:民主党、自:自由民主党、公:公明党、み:みんなの党、共:日本共産党、社:社会民主党、国:国民新党、た:たちあがれ日本、無:無所属

右から森会長、真下副会長/専務理事、元木氏、大畑氏
右から森会長、真下副会長/専務理事、元木氏、大畑氏