「マレーシア・シンガポール」遠征について /7人制日本代表遠征メンバー /遠征レポート‥‥1 /「ボルネオセブンズ」結果 /「シンガポールクリケットセブンズ」結果 ●11月5日(金) シンガポールクリケットセブンズ初日。昨夜の抽選により、本日NTモスキートと、そして明日は2試合、タマリバクラブとサニーバンクとの試合が確定しました。本日は18:04からの試合となります。 朝食を各自で済ませ、昼過ぎよりプールとペアストレッチ。本日から3日間の天気予報は雨ということで、できるだけ温かい状態で試合を迎えるためにギリギリまでホテルでストレッチと軽い運動をして試合に備えます。 NTモスキート戦。セブンズジャパンの入りが非常に悪く、試合が始まってもミスが目立ちました。後半は相手のスタミナが落ち、足が止まり始めたところで、日本の連続攻撃が決まり、また友井川選手の気持ちの入ったディフェンスで、相手のアタックを寸断。結果は17-12での勝利。相手側のラッキーなトライを除けば、ディフェンスは徐々に修正をされています。明日、明後日と試合ごとに経験値を増やしていき、アジア大会に向けてチーム一丸となって戦っていきたいと思います。 試合前にまずプールで体を起こします 2つにわかれて競争 ストレッチをして体をほぐします 出発前のミーティングで"ジャパンの試合をやるだけ"とチームをまとめる村田監督 短い時間ですぐに試合へのスイッチをいれます ハーフタイムで 試合後のアイスバス ●11月4日(木) 今日は終日オフ。本日は治療とコンディショニングで南川フィジオの部屋は満員御礼です。選手はそれぞれの時間を過ごし、25日からの遠征での疲労をしっかりと取り除きます。 夕方に一度集まって、ホテルから徒歩5分のところにある試合会場の下見と夕食に出かけます。ウォームアップエリアの芝生の状態を確認して、大会側から提供されるディナーを頂きました。明日から始まるシンガポールクリケットセブンズ、アジア競技大会に向けてのチームビルドの一貫として素晴らしい試合をしたいと思っておりますので、ご声援よろしくお願いいたします。 グラウンドでは普及活動 市内のど真ん中にグラウンドを持つ、歴史あるシンガポールクリケットクラブ グラウンド内のグッズ売り場で昨年度の写真を発見 グラウンドの状態を確かめる選手たち 村田監督から流れを説明 グラウンド内の選手食事会場 ●11月3日(水) 本日はシンガポールクリケットセブンズに向けた最後の練習となります。午前中はNZから参加しているホロフェヌア-カピティとタックルありの練習マッチ。午後は英国のペンギンズとのホールドでの練習マッチ。ボルネオセブンズでのディフェンスの反省点を踏まえて、それをどう試合で修正できるかを試しました。 怪我人を抱えた中で、また前大会からの疲労もある中で、今大会の強豪チームであるホロフェヌア-カピティには勝利、ペンギンズには引き分けで、明後日からのシンガポールセブンズへ向けて手ごたえを感じました。先週からの疲労をしっかりと取り除き、チームのディフェンスのアップスピード、リアクションスピード、前に出る意識をチーム内で再確認して、金曜日からの大会に備えたいと思います。 本日から東芝渡邉選手が合流 練習前のMTGで昨日の練習のディフェンスシステムの確認 今日は昨日お借りしたグラウンドの隣で NZホロウェヌアとの試合、ハーフタイムで村田監督からの指示 ホロウェヌアと記念写真 午後は英国ペンギンズと対戦 ウォームアップ 徐々に上げていく 試合は引き分け。ペンギンズと記念写真 サブリエゾン、かずき君にキックを教える正面選手 この後かずき君のキックが目に見えて上手に ストレッチを指示する南川トレーナー ホテルに帰ってプールリカバリーです ●11月2日(火) 朝はプールでウォームアップ。午前中はまずミーティングを行い、ボルネオセブンズの試合の映像と、昨日の公園でのディフェンスの映像を使ってディフェンスを再確認。決勝戦での出足の悪さ、ディフェンスのアップスピードをどう修正するかを確認しました。 その後バスで15分移動して、小学校のグラウンドで練習。ディフェンスを中心におよそ1時間、集中した密度の濃い練習となりました。午後は選手のコンディションを優先して、フリー。明日の午前午後の練習試合に備えます。 朝はプールでウォームアップ ゲームを取り入れながら体を起こします 朝食会場にて レプハ選手、北川選手、仙波選手 宇薄キャプテン、成田選手 近くの小学校での練習 こまめにウォーターローディング 練習からの帰りのバスで ●11月1日(月) マレーシアでの大会が終わり、一夜明けた本日はシンガポールへ移動です。ホテル出発時にミーティングがあり、ボルネオセブンズ大会のMVPには成田選手が選ばれました。 およそ2時間のフライトでシンガポールへ移動。シンガポールはマレーシアに比べるとやや湿気がないと感じます。空港から車でおよそ30分で、ホテルに到着。到着後、リカバリーを兼ねて近くの公園に徒歩で移動。昨日の3試合の反省を踏まえたディフェンスシステムをチームで確認。ホテルに戻り、プールリカバリーをして本日は終了しました。明日を入れて、練習回数はたったの3回。一つ一つのドリル、練習をしっかりとやりきって、金曜日からの大会に備えていきたいと思います。 コタキナバルからシンガポールへの出発前、ホテルにて ボルネオセブンズのMVP成田選手 今回リエゾンで熱心にサポートしてくれたロナルド氏から シンガポールへ移動してホテル近くの公園で 昨日のディフェンスの確認 どこがいけないのかお互いに指摘をしあう シンガポールでもリカバリーはプールでお世話になります ●10月31日(日) 天気は快晴。本日は決勝トーナメント。自然と力が入ります。朝はプールで体を起こし、全員で朝食。本日行う3試合にそれぞれ合わせてコンディションを持っていきます。 出発前のミーティングで、村田監督は「シンプルな日本のラグビーをやること。みんなで作っていくこと」とコメント。岩渕コーチからパワーポイントを使って、25日からやってきたことの確認。DFはコンパクトに、コミュニケーションをしっかりとること。プレッシャーをかけること、リアクションを早くすることとポイントを確認して、今日のポイントでもあるディフェンスの"アップスピード"について、しっかりと情報共有をしました。 グアム戦では、仙波のトライから始まって、前後半で6トライで快勝。この時点で、次の相手は中国と判明。サイズ、スピードと7人制の理解に長けている中国はアジア競技大会でもライバル国の一つです。 午後から天気は一転して、スコールに雷、グラウンド条件は最悪です。中国戦は、一進一退の攻防が続きましたが、4分過ぎの成田のトライ、前半直前の北川のトライで前半は12-0。後半、疲れの出始めた日本は、フィットネスがあがらずに中国にトライを許しますが、中国のミスにも助けられて、17-7での勝利で、決勝にコマを進めました。 決勝はアジア競技大会でも、ライバル国の香港。組織力とスピードに優れたチーム。日本代表は大会2連覇を目指しましたが、香港代表の方が試合巧者でした。試合開始から疲れのある日本の動きが悪く、前半にシンビン、後半は徐選手が怪我により退場となり、厳しい試合となり、結果は28-31での負け。 今回の大会ではディフェンスにフォーカスを絞ってきましたが、疲れが出た時点でコミュニケーションをどう取るか、ディフェンスをしていくかが今後の課題です。ただ、宇薄キャプテンを中心としてチームは非常にまとまっています。コンディションをうまく調整して、今回の悔しさを次回のシンガポールクリケットセブンズ、目標のアジア競技大会に、ぶつけていきたいと思います。 また、今回のマレーシア遠征でお世話になりました方々、応援して下さいました方々にこの場を借りて御礼申し上げます。 試合会場へ 試合前のウォームアップ グアム戦の成田の切れのいいランニング グアム戦は完勝 決勝ラウンド、2試合目中国戦前のウォームアップ 練習でやってきたことをしっかり実践することを確認 最終日のホテルでのディナー 海外のファンクションの雰囲気を味わう選手たち