11月14日(日)、日本ラグビーフットボール協会において、第16回アジア競技大会に出場する、男女7人制日本代表チームの壮行会が、続いて記者会見が行われました。アジア競技大会は中国の広州で開催中であり、7人制ラグビー競技は、21日(日)から23日(火)まで実施されます。7人制日本代表にどうぞご注目ください。

真下副会長・専務理事からの激励  
真下副会長・専務理事からの激励

合宿の後にも関わらず元気な女子選手たち
合宿の後にも関わらず元気な女子選手たち

男子チームも元気です!
男子チームも元気です!

男女ともにお世話になります。メディカルチームです   交流を図ります
男女ともにお世話になります。メディカルチームです 交流を図ります

出発前記者会見。左から鈴木キャプテン、黒岩ヘッドコーチ、太田チームリーダー、村田監督、宇薄キャプテン
出発前記者会見。左から鈴木キャプテン、黒岩ヘッドコーチ、太田チームリーダー、村田監督、宇薄キャプテン


◎太田治チームリーダー(日本代表委員会GM)

「このアジア大会では、男女一緒に参加するのは初めてです。男女ともに金メダルが目標です。協会としても今後の強化も含め、サポートしていきたいと思います」

◎7人制日本代表 村田亙監督
「このアジア大会で金メダルを獲るために、今までやってきました。チームスローガンである『ハードディフェンス』、『ディシプリン(規律を守る)』がしっかり機能していれば、間違いなく結果がついてくると思います。応援宜しくお願いいたします」

◎宇薄岳央キャプテン
「男子の目標は、最高でも金。最低でも金です。楽しくラグビーをやれば、自ずと結果がついてくると思います。『ハードディフェンス』、『ディシプリン』で規律を守って、金メダルを獲りたいです。応援宜しくお願いいたします」

◎女子7人制日本代表 黒岩純ヘッドコーチ
「これまで、女子ラグビーに対し、マスコミの皆さんが取り上げていただく機会がありませんでしたが、五輪種目競技になり、またアジア大会に参加することにより、取り上げていただく機会が増えました。これを機会に女子ラグビーが周知していければと思っています。アジア大会では、ずばり、金メダルを獲りたいです。アジアでは、中国、カザフスタンとサイズが大きく、スピードのあるチームがいます。ここ1年では、この2チームには勝っていませんが、試合を重ねるごとに差が縮まっています。今度こそ、この壁を、進化した選手たちが破ってくれることを期待しています」

◎鈴木彩香キャプテン
「すべてにおいて、この若いチームは『チャレンジ』です。アジア大会はワールドカップセブンズの次に大きな大会です。プレッシャーはありますが、とにかく『金メダル』にチャレンジしたいです。そして、自信と経験を積んで日本に帰ってきたいです」

太田治チームリーダーより   同期3人組
太田治チームリーダーより 同期3人組


(報道陣質疑応答)


Q.7人制の選手は今後、(選手を)固定していくのですか?

A村田監督
「今のところは考えていません。このアジア大会だけを考えています。今の12名が7人制日本代表にとって、ベストな選択であり、最強メンバーを選びました。現時点では、今後どうしていくかは、わかりません」

Q.11月のウインドウマンスの前半は、15人制、そして、後半は7人制となり、谷口選手のように怪我をしてしまった選手がいますが、今後オリンピックを目指す上で、15人制と7人制の選手のすみ分けはどうしていくのですか?
A.太田チームリーダー
「基本的に、15人制と7人制のスケジュールが重なっています。個人的には、長期的にすみ分けをしていき、強化していきたいと思っております」

Q.女子は若いチームに切り替えましたが、3月の香港では結果が出なかった。この間にどのように強くなっていきましたか?
A.鈴木キャプテン
「3月のチームはイージーなミスが多く、メンタルで負けました。それからは、メンタルでも成長し、また、技術面では、ロングパスもでき、ワイドに展開できるようになりました」

Q.(女子代表に対し)現状での中国、カザフスタンはどう見ていますか?
A.黒岩ヘッドコーチ
「両チームとも非常にサイズが大きく、またスピードがあるチーム。中国は7人制ラグビーの体制も整えていると聞いています。組織的でクオリティの高いチームです。カザフスタンは、大きくて足の速いランナーを生かし、また長いパスを使ってきます」

Q.(女子代表に対し)この1年間の練習や試合での手応えは?
A.鈴木キャプテン
「3月の香港セブンズでは、高校生が多く、またセブンズの経験者が少なかったです。しかし、3月以降の試合や練習を重ねることにより、セブンズの特有なプレーに徐々に慣れてきて、攻撃のバリエーションが増え、また経験がついてきて、精神的にも成長しました」

Q.(男子代表に対し)マレーシア、シンガポールの2大会を経験してどのように成長しましたか?
A.宇薄キャプテン
「マレーシア、シンガポールでは、コアの選手(桑水流選手、正面選手)が怪我をしてしまいました。また、初めてのキャプテンを務めました。チームとしては、一部ラグビーの理解度が低く、久しぶりにセブンズの試合をする選手もいて、経験が浅かったが、この2大会を経験したことにより、徐々に慣れてきて、また反省も見え、日本に帰国してから詰められてきています。選手同士の状況共有などもできたので、この2大会は自分たちにとってはかなり大きな大会でした」

男女7人制日本代表が一緒に
男女7人制日本代表が一緒に