森会長

新年、明けましておめでとうございます。

昨年は、全国のラグビーファンの皆さんに各ラグビー場で、たくさんのご声援をいただき、誠にありがとうございました。厚く御礼申し上げます。

2009年にラグビーワールドカップ2019年大会日本開催決定や、2016年、2020年の五輪競技に7人制ラグビーが追加種目として決定し、激動の1年となり、翌年2010年の1年間は、2019年に向けた日本ラグビー第1歩のスタートの年となりました。日本ラグビーにとっては、新たな試みとして、「JRFU戦略計画2010-2019」を策定。2019年のワールドカップに向けた、日本ラグビーの在り方、普及育成活動、代表強化などの方針、様々な内容が織り込まれたものとなっています。

また、ラグビー界を取り巻く大きな変化の一つである、「7人制ラグビーの五輪競技採用」は、日本のみならず、世界のラグビーに大きな変化をもたらしました。特に女子ラグビーへの注目度は、日本ラグビー界にとっても追い風となるものでした。
日本ラグビー協会としては、女子ラグビーの普及・発展、そして強化は急務であり、なんとしても、五輪出場、そしてメダル獲得を達成できるよう、邁進してまいります。

そして、2011年は、9月にニュージーランドで行われるワールドカップという大きなターゲットがあります。本大会で「2勝以上」という目標達成のため、4月から始動し、強化してまいります。7月には「IRBパシフィック・ネーションズカップ」の日本開催もございます。ランキング上位国に対し、どのように戦い、勝利を飾ることが出来るのか、国内のファンの皆さんにも楽しんでいただけるような試合を展開してくれるでしょう。

今年は、2010年に踏み出した「一歩」をさらに前進させ、日本国内でのラグビーの認知度向上、強化、そして、日本の未来を担う若者たちへの健やかな青少年育成にも力を注ぎ、一年を大切に、そして着実に歩んで参る所存です。

引き続き、日本ラグビーへのより一層のご支援・ご声援をよろしくお願いいたします。

2011年が皆様に取りまして、ますます素晴らしい一年となりますよう、心からお祈り申し上げます。

2011年元旦

(財)日本ラグビーフットボール協会
会長 森 喜朗

サイン、森 喜朗