日本ラグビーフットボール協会では、管理委員会に環境部門を設置して3年目を迎え、ラグビーを通じた環境保全の啓発・実践活動を社会貢献の1つと捉えて推進しています。これまでの具体的な取組みとしては、広報委員会との連携・協力体制による環境PR 活動推進や、試合開催時の「チャレンジ25キャンペーン」デスク設置によるファンへの参加協力呼びかけ等、いわゆる啓蒙・啓発を目的とする活動をはじめとして、トップリーグ参加チームと日本協会による「TRY for GREEN プロジェクト(トライ数に応じた寄附による北海道網走市の植林活動ならびに森林保全活動支援)」の展開等、環境保全に係る実践活動にも取り組んでまいりました。
例えば、ペットボトルのキャップ400個を焼却した場合に発生するCO2は3,150gです。すなわちキャップのリサイクルは、資源の有効活用であると同時に、CO2排出量の削減に貢献することになります。また、ペットボトルのキャップ800個の売却益で、1人分のポリオワクチンを購入することが出来ます。ワクチンさえあれば命が助かる子どもたちは、世界で一日に約6000人にも達しているそうです。キャップのリサイクルを通じて、こうした子供たちにワクチンを届けることが出来れば、これはまさに「FOR ALL, FOR EARTH」精神の実現と言えます。