セブンズブロックアカデミーのパートナークラブである「秋田ノーザンブレッツラグビーフットボールクラブ」が、去る2月12日、秋田市の秋田県立武道館でセブンズブロックアカデミーの一環として、女子選手を対象とした「トライアウト&ラグビー体験会」を実施しました。トライアウトには、秋田県内の小学校4年生から一般まで50人が参加。秋田ノーザンブレッツR.F.Cの協力の下、日本協会からは女子7人制ラグビーの黒岩純ヘッドコーチ、宮崎善幸ストレングス&コンディショニングコーチ、鈴木彩香選手、鈴木陽子選手が参加し、秋田県で初めての女子トライアウトを開催しました。

出席者内訳:
小学生16人・ 中学生19人・ 高校生10人・ 一般5人

秋田ノーザンブレッツが女子トライアウト   秋田ノーザンブレッツが女子トライアウト
参加者に「一緒にオリンピックを目指そう」と語った鈴木彩香選手 宮崎コーチの指導で、トライアルがスタート

この日のトライアウトには10歳~33歳の幅広い年代の方々が参加。タグラグビーチームの所属選手のほか、バスケットボールやソフトボール、柔道、陸上競技の他競技の選手、さらに主婦など、バラエティーに富んでいました。

開始式では、日本協会から派遣された講師が紹介された後、鈴木彩香主将が「一緒にオリンピックを目指そう!!」と題して講和を行いました。鈴木主将は鈴木陽子選手がきっかけとなって小学校のときに、ラグビーと出会ったことから、タグラグビーを経験したことで7人制ラグビーにも戸惑いなくプレーできたことなどの実体験を紹介してくれました。そして、「あきらめなければ、きっと夢は叶う。時間は掛かるかもしれないけれど、ぜひ、今回の参加者の皆さんと一緒にプレーがしたいし、あきらめなければ、一緒にオリンピックに出ることだってできる」と、一緒に夢を追いかけようと参加者に呼びかけました。

トライアウトでは、宮崎コーチの指導の下、立ち幅跳び、立ち5段跳び、50メートル走、マルチステージフィットネスの測定を行ったほか、黒岩ヘッドコーチがハンドリングスキルの適正も確認。参加者は、宮崎コーチが示した日本代表選手の目標値を超えようと懸命に測定に取り組んだ結果、持久力を図るマルチステージフィットネスでは、目標値の100を超えた選手が3人も出たほか、測定後に行ったタグラグビー体験では、切れ味鋭いランプレーを見せる選手も続出。黒岩ヘッドコーチは「日本代表の練習会に参加してもらいたい選手が何人もいました」と、今回のトライアウトの結果を参加者に伝えました。

秋田ノーザンブレッツR.F.Cでは、今回の参加者を中心に、今春から女子チームの発足を予定しています。日本協会では、今後もセブンズブロックアカデミーパートナークラブの秋田ノーザンブレッツR.F.Cと連携、協力しながら、秋田県での女子チームの誕生。そして、未来のオリンピック代表選手が、今回のトライアウトの参加者の中から選ばれるためのサポートを継続していきます。秋田ノーザンブレッツR.F.Cの今後の活動にぜひ、ご注目ください。

秋田ノーザンブレッツが女子トライアウト   秋田ノーザンブレッツが女子トライアウト
立ち幅跳びに挑戦する参加者 マルチステージフィットネスで限界に挑む

秋田ノーザンブレッツが女子トライアウト   秋田ノーザンブレッツが女子トライアウト
黒岩ヘッドコーチがハンドリングスキルを確認 タグラグビーも体験。鋭いステップが随所でさく裂

秋田ノーザンブレッツが女子トライアウト
鈴木陽子選手(後列左)、鈴木彩香選手(後列右から2人目)と記念撮影する参加者