「日本代表スコッド」宮崎合宿参加メンバー /宮崎合宿(4月1日~13日)スケジュール /レポート‥‥1 ■DAY12:2011年4月12日(火)宮崎 皆さん、ラグビーワールド杯開催まで、150日となりました。 本日、朝のチームミーティングでは、日本ラグビー協会・真下昇副会長から激励の言葉がありました。 「はじめに、今回の東日本大震災で被害にあわれた大野選手、畠山選手、眞壁選手のご家族、ご親戚に心からお見舞い申し上げます。9月のラグビーW杯まで、休む間もなく、日本代表メンバーの一員として活動してくれることに、感謝したいと思います。今回大震災の影響で、予定していた国際試合について、主催側をはじめ関係各所と日本での開催を含め協議を続けています。ラグビー協会としても、日本代表を全面支援しますので、本番である9月に向け、気持ちをひとつにして、強いジャパンを、被災地・被災者のみなさん、日本に元気を、そして子供たちに夢や希望を与え、2019年ラグビーW杯日本開催に繋げられるよう、頑張っていきましょう」 そして、ドゥーリーコーチよりディフェンスシステムについて講義ののち、気温24度を超える暑さのなかで、午前中の練習がスタートしました。念入りなストレッチから、ビジョンドリルなどスキルドリルと連動したウォーミングアップを行いました。タグラグビーを通して、ゲーム感覚を養った後、新しいディフェンスシテムを理解するために、ビデオ分析を含め実践的な練習を繰り返し行いました。 ディフェンススキルは、ダブルタックルドリル、ディフェンス時のフットワークドリル、タックルする際のインパクトとレッグドライブを行うドリルの3つ。この3つをローテーションしながら行いました。このスキルローテーションの合間に、疲れた状態でもしっかり集中して、スペースを見極め、コミュニケーションを図り、ミスなくスコアすることを目的としたフィットネス系のアタックドリルが行われました。 チームディフェンスに移ると、試合に近い状態でセットプレー時のディフェンスコール、ミスマッチへの対処の仕方、密集周辺の立ち位置等、細かな部分まで疑問点を確認し、一日のトレーニングを終えました。 午後は、ウェイトトレーニング、フィットネス強化を重視したこれまでの内容に、チームとしての動きとコンタクトフィットネスも加わり、よりハードにそして組織的なトレーニングとなりました。 ストレッチをするSH日和佐選手、SO山中選手 別メニューで調整する選手たち 1対1のアタック&デフェンス練習 激しいディフェンス練習 真下副会長宮崎合宿視察、太田GMと チーム全体でのアタック&デフェンス練習 ロビンス選手 細かいプレイを確認しあうSH三井選手、SH日和佐選手、SOウェブ選手 激しいフィッネス練習 左からPR金井選手、PR藤田選手、LO眞壁選手 走りこむFW陣 FW陣集合 BKパス練習 激しいアタック練習に取り組むPR平島選手 走りこむPR山下選手 走りこむLO北川勇次選手 走りこむLOトンプソン選手 有酸素運動を行なうCTB今村選手 別メニューで調整のFB有賀選手 別メニューで調整するWTB遠藤選手 左からHO堀江選手、LO谷口選手、PR畠山選手 ■DAY11:2011年4月11日(月)宮崎 朝のチームミーティングでは、カーワンHCよりアタックスキルについて講義がありました。今日の宮崎も、初夏を感じさせるような日差しの強い一日でした。 チーム全体でミニゲーム形式のウォームアップを行なった後、複数の攻撃パターンを、チーム全体で確認し、1プレー毎にチームを集め、細かな部分の修正を図りました。その後、通常のFW/BKに分かれて、ユニットトレーニングや個人スキル等、集中した緊張感のある練習が行われました。 午後からは、FW/BKともにウェイトトレーニング、ATSトレーニング&ボクシングサーキットのローテーションプログラムを繰り返し行っていました。 ATS (Altitude Technology System) とは、高所順応・心肺機能の向上、脂肪代謝の向上(*通常の3倍カロリーを消費する)のために積極的にトレーニングを行うために作られた、人工的に低酸素状態を作り出す装置で、多くのアスリートがトレーニングメニューとして取り入れていることで知られています。 世界のラグビー界でも先駆けて、日本代表チームがこのATSトレーニングやGPSを導入しました。太田コーチ曰く、成績向上や代表選手からの効果も絶大で、いまや合宿や日々のトレーニングで欠かすことのできない装置となっています。日本代表のみならずウェールズやアイルランド代表といった強豪チームでも活用されているようです。 ウォーミングアップ ウォーミングアップ GPSトレーニング GPSトレーニング ボクシングサーキット ボクシングサーキット リカバリー リカバリー ATSトレーニング ATSトレーニング ATSトレーニング BK FWミーティング ミニゲーム 美化活動にも率先、菊谷キャプテン HO湯原選手 LOアイブス選手 PR川俣選手 SH三井選手 FL西原選手 HO木津選手 練習終了後、ホンダヒートの3選手(左から上田選手・藤田選手・ロビンス選手) ■DAY10:2011年4月10日(日)宮崎 連日厳しい練習をこなしてきた日本代表スコッドチームは、10日をオフとして休養に当てました。 NTV(日本テレビ系列)で放送されるラグビー日本代表応援番組のロケ収録が終日行われました。収録内容は、後日詳しくご紹介させていただきます! ■DAY9:2011年4月9日(土)宮崎 朝のチームミーティングでは、バーンFW&スキルスコーチによるキッキング・スキルについての講義がありました。 今日の宮崎は、太陽が顔を出し、少し動くと汗が噴き出る暖かい一日でした。本日のトレーニングは午前中のみで、入念なストレッチから練習をスタートさせ、チーム全体でオージーボール形式のウォームアップゲームを行ない、フィットネスを高めました。その後、スクラムやラインアウトからのアタックを行い、日本代表のゲームプランを確認しました。このメニューでは、練習中にビデオで撮った映像を確認しながら行われ、コーチ陣が課題点をすぐに洗い出し、改善へのアプローチをしました。 チーム全体練習の後、FW/BKに分かれて、ユニットトレーニングを中心に行いました。 FWは、ラインアウト/ラックからドライビングモールまでを連動させた動きを中心に行いました。BKは、パンチパスドリルを入れながら、Yラインと言われるディフェンダーの動きを止めてからスペースにアプローチするスキルを確認し、アタック&ディフェンスを繰り返していました。 午後3時から、オフを利用して練習グラウンドにて、チームビルディングの一環として、ソフトボール大会が開催されました。SH4名(田中選手、三井選手、和田選手、日和佐選手)の監督のもと、ドラフト会議が始まり4チームに分かれてプレーボール。 各チーム、お互い協力しあいながら、攻防を繰り広げました。また珍プレー・好プレーともに大きな歓声があがり、リラックスしたひと時となりました。なお、優勝チームは、三井チームで、MVPにはFL西原忠佑選手が選ばれました。 夕食では、宮崎県観光推進局、みやざき観光コンベンション協会、宮崎県ラグビー協会からのご厚意で、宮崎牛20kg・宮崎地鶏20kg・スポーツ飲料・宮崎名産フルーツ等差し入れを頂きました。フェニックス・シーガイア・リゾート施設内にあるオープンスペースでのバーベキューとなりましたが、この厳しい一週間の疲れが吹き飛ぶようなおいしい料理と、心温まるおもてなしをいただきました。差し入れを頂きました宮崎県関係者の皆様、この場を借りて厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。 明日は、終日オフとなりゆっくり体を休めます。 SH日和佐投手 チームビルディング風景 バッター平選手 ドラフト会議 BBQ風景 太田GM挨拶 山口マサさん 宮崎県観光振興局 安井局長 後藤・宮崎県協会会長 PR山下選手 LO北川俊選手 LO北川勇選手 LO真壁選手 LOルーク選手 PR藤田選手 HO青木選手