DAY19:2011年5月8日(日)タイ、バンコク~UAE、ドバイ

昨日のカザフスタン戦を終え、午前中代表メンバーは、プールリカバリーで身体の疲労を和らげていました。短い期間ではありましたが、バンコク滞在中は、アナンタラ・バンコク・サトーンスタッフの皆さんにはお世話になりました。最高のホスピタリティに対して、代表一同感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。

日本代表は、午後2時にタイ・バンコクを出発し、約5時間のフライトを経て、HSBCアジア五カ国対抗第3戦のUAE戦(13日)が行われるドバイに夜遅く無事到着しました。

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート
アナンタラ・バンコク・サトーンスタッフの皆さんありがとうございました

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート
バンコク国際空港に到着

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート
大移動がはじまります

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート
ドバイへ向けて出発!

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート
搭乗するフライト便

DAY18:2011年5月7日(土)タイ、バンコク

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」第2戦:カザフスタン代表戦

宿泊ホテルを出発する前、試合前のチームミーティングで、畠山ゲームキャプテンより「信頼できる仲間と試合に臨むことができて誇りに思います。勇気あるプレーをチームひとつになって東北に伝えたい」と自ら、そしてチームを鼓舞し、本日の試合での勝利を誓っていました。

17時、パトカーに先導されて、試合会場であるスパチャラサイ・ナショナルスタジアムへ移動。18時からウォーミングアップ、フィットネス、ドリルなどで試合直前の調整を行いました。

バンコク在住の日本人エスコートキッズと一緒に代表メンバーが入場、東日本大震災への黙祷、そして国歌斉唱と続き、いよいよキックオフ。

前半2分に田邉選手が先制トライ。その後も木津選手のモールからのトライなど4トライをあげ、合計9トライでカザフスタン代表を突き放し、無得点に封じ込みました。スクラム・ラックは圧倒したものの、ライン攻撃では、自陣のミスから、相手にボールをターンオーバーされる場面も見られました。
結果は、61-0で勝利し、アジア五カ国対抗2連勝(勝ち点12)。しかしながら結果以上に、代表メンバーが一丸となって、勇気を持って、80分間戦い続けた試合だったと思います。

本日の試合は、香港戦に続き、バンコク在住の多くの日本人の方々が応援に駆けつけてくださいました。この場を借りて、代表チーム一同心から感謝申し上げます。

試合後の記者会見では、国内外のメディア関係者に対して、特別なメッセージを伝えるため開催されました。カーワンHC、畠山ゲームキャプテン出席のもと、記者会見がスタート。会場では、福島県気仙沼市に帰省した際に、畠山選手本人が、個人的に撮影した動画を公開しました。震災が発生して間もなく2ヶ月。これは、東北出身である畠山選手が、少しでも自分たちの行動が復興につながり、日本国内のみならず、海外メディアに対して、ラグビー日本代表として、被災地にメッセージを届けたいというものでした。


◎ジョン・カーワン日本代表ヘッドコーチ

「畠山のキャプテンシーは大変良かったです。木津選手に関してもテンポよく攻撃できていました。今日の試合の成果は、ラックとスクラムが香港戦よりも良かった点です。しかし、ボールをもう少しオープンに回していけば、もっと点が取れていました。今日の試合はラインをうまく生かすことができなかったので、修正し、次の試合に臨みたいと思います」


◎畠山健介ゲームキャプテン

「今回のゲームキャプテンに指名してくれたジョン・カーワンヘッドコーチに感謝します。キャプテンとして、負けられないプレッシャーがありましたが、思い切った充実した試合ができ、満足しています。自分以上にチームのみんなが80分間我慢して、勇気あるプレーを見せてくれたと思います。東北にはまだまだ助けが必要です。今後も日本代表選手として、日本だけではなく、全世界の人たちにこのたびの東日本大震災のことを伝えていきたいと思います」


◎木津武士選手

「個人のトライではなく、FW全員のトライです。スクラムなら畠山選手や平島選手、ラインアウトなら菊谷選手など、試合を通して自分をバックアップしてくれたり、うまくリードしてくれたから、頑張ることができました。自分にとっては、今日の試合は大変良い経験となりました」

その後、スタジアム近郊のホテルで、HSBC五カ国対抗ディビジョン2参加4チームを加え、盛大なアフターマッチフアンクションが開催されました。

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート

DAY17:2011年5月6日(金)タイ、バンコク

気温は30度を超え、照りつける太陽に圧倒される暑さです。カザフスタン代表戦を明日に控えた日本代表は、午前にはプールセッションを、午後にはストレッチを念入りに行いました。チームミーティングの後、午後5時、バンコク市内にあるスパチャラサイ・ナショナルスタジアム*に向けて出発しました。

*収容人員は3万5000人で、1935年に開設されました。サッカー日本代表が3大会連続のワールドカップ(ドイツ大会)出場を賭け、北朝鮮と戦ったスタジアムです。

ウォーミングアップのあとキャプテンズランを、アタック、ディフェンスの動きを先発メンバーとリザーブメンバーを入れ替えながら行いました。またキックキャッチ、ラインアウト、スクラムからのボールコントロールなど、キャプテンズランでは選手達が積極的に声を出し、明日の試合への士気を高めながら集中しているようでした。

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」第2戦、日本代表対カザフスタン代表は5月7日(土)午後7時(現地時間)キックオフです。

●在タイ日本人向けの無料情報誌/フリーペーパー「週刊ワイズ/WEEKLY WiSE」に明日のカザフスタン戦のイベント情報が大きく紹介されていました。
入場料は、タイラグビー協会を通して、東日本大震災及びタイ南部洪水被害の義援金として、寄付されます。

●本日は大野均選手の33回目の誕生日でした。お誕生日おめでとうございます!

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート
念入りなストレッチ

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート
手前から木津選手、リーチ選手、小野澤選手

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート
谷口選手。奥は平島選手

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート
バースデーボーイ大野選手

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート
太田コーチ&ヒューメコーチ

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート
木津選手、リーチ選手

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート
ATSセッション堀江選手、藤田選手

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート
スパチャラサイ・ナショナルスタジアム

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート
スパチャラサイ・ナショナルスタジアム

FUMI@代表遠征日記

サワディカップ(タイ語でこんにちは)。
世界を渡り歩くラガーマン、ジャックです。
今回のFUMI@代表遠征日記は、日本代表の試合前の雰囲気をご紹介します。
試合前の雰囲気作りは各チーム、各個人、違うものがあると思います。
日本代表の試合までの流れは、会場到着 → テーピングを巻く&個人で気持ちを作る → ドレスチェック → 個人ウォーミングアップ → 全体ウォーミングアップ → JKトーク(戦術面やメンタル面) → そして最後に菊谷キャプテンの熱い言葉で気持ちを1つにしてキックオフをむかえます。

日本代表ではしっかりとスケジュールが決められていて、選手一人一人がそのスケジュールに合わせて気持ちを作っていきます。
音楽を聞きながらリラックスをしている選手、逆に音楽を聞いて興奮している選手、目を閉じて試合のイメージトレーニングをしている選手や、グランドに出て芝生の状態を確かめている選手など、色々な気持ちの作り方があります。
そこで選手達が試合前の気持ちを作る為に行うルーティーン(規則的に繰り返される行動)をいくつか紹介したいと思います。

トンプソン選手の試合前
「試合前日にスパイクを磨いて、朝起きてから良い試合のイメージを想像します。この2つはやっている人も多いと思います。僕の場合は、これ以外にする事があります。海外の試合ではできない時もありますが、日本で試合の時は必ず前日の夕飯でコーンフリッター(ハッシュドポテトのトウモロコシバージョン)を食べます。これを食べる事によって、気持ち的にもリラックスできて、良い状態で試合に臨めます」

リーチ選手の試合前
「いくつかあるのですが2つ紹介したいと思います。1つ目は、試合前日に自分のノートに目標を書きます。そのノートを試合直前のロッカールームでもう一度確認をしてから試合に臨みます。2つ目は、試合の当日に自分の体調が悪い時やモチベーションが上がらない時に、自分の心の中で『俺は大丈夫!俺なら絶対できる!』と自分に言いきかす事です。入場の時も自分より大きな選手や強そうな選手の時に『自分は勝てる』!と言いきかせます」

日和佐選手の試合前
「試合前日にスパイクを磨くのですが、その時に紐を全部取ります。そして試合会場に着いて最初にする事は、音楽を聞きながらスパイクに紐を通す事です。これをしないと気持ちが落ち着かないので、今ではウォーミングアップと同じぐらい大事な習慣です」

田邉選手の試合前
「試合前日にスパイクを磨いて、試合前に音楽を聞くぐらいです。他の選手は分かりませんが、比較的リラックスした状態で試合に臨みます。僕には他にもう1つルーティーンがあります。それは試合中のゴールキックやペナルティーゴールを狙う時に、3つのキーワードを1回ずつつぶやいてからキックを蹴ります。そのキーワードは・・・企業秘密なので、知りたい方は会場で声を掛けて下さい(笑)」

しかし中にはこんな意見もありました。

平島選手の試合前
「僕はルーティーンの様な事はしていません。なぜなら、その行動ができなかったり無理やりその行動をした時に、モチベーションが下がったり不安な気持ちになったりするからです。だから自然のままの自分で勝負するようにしています。これも一種のルーティーンかもしれませんね(笑)」

ラグビーはリザーブを合わせると22人います。
その22人には一人一人違う22個の考え方があるので、自分は自分なりにしっかり考えて、自分に合ったモチベーションの作り方をする事をお勧めします。
ちなみに僕のルーティーンは、試合前のロッカールームで緊張をほぐす為に必ず嘔吐をしてから試合に臨みます。
胃の中の物を全て出す事によってリラックスできています。
汚い話ですいません(笑)。

この様にみんな自分の気持ちをしっかり高ぶらせてから試合に臨みます。
自分達の気持ちが高まったら、最後はJKとキクさんの気持ちの入った熱い言葉でJKジャパンの起爆装置のスイッチがオンになります!!
各々が自分のプライドの為、家族の為、ファンの皆さんの為、そして日本の為に全力で相手に立ち向かっていきます。
気持ちを入れずにラグビーをすると、怪我や敗北につながる事があるので、プレーヤーの皆さんは注意して下さい。
そしてその日本代表の気持ち(モチベーション)を上げる1つの要素になるっているのが、ファンの皆さんの熱い応援です。
これからも皆さんの熱い応援で日本代表を盛り上げて下さい!!
よろしくお願いします。

まだまだ試合は続きますが、自分のモチベーションをしっかり保って全力で試合に臨みたいです。

今日は5月6日、今回の主役は・・・・・

ジャパンきってのお酒好き、そして超仕事人の大野均さん(きんさん)です。
今日はきんさんのお誕生日で、今日できんさんは33歳になられました。
年齢を聞いてビックリしているラグビーファンの方もおられると思いますが、なんといってもきんさんの売りは高いワークレートと激しさです。
きんさんは、33歳とは思えないワークレートと激しさで世界と戦っています。
これだけ激しく動き回る33歳は、世界を探しても数少ないと思います!!
今回はそのきんさんの誕生日をホテルの方にケーキを用意してもらい、日本代表のみんなでお祝いしました。
その時のきんさんのコメントです。

きんさん
「ありがとうございます。今は試合前なのでお酒は飲めませんが(笑)明日の試合に勝って、みんなで美味しいお酒を飲みましょう」

このような、みんなのモチベーションが上がるお言葉をいただきました(笑)。
きんさんはラグビーはもちろんの事、先輩や同期の方とも仲が良く、後輩の面倒見も良い最高の男だと言えるでしょう。
これからも大野均さん、改め『世界のきんちゃん』をよろしくお願いします。

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート
キャプテンズラン、統悦選手

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート
FBで先発、田邉選手(中央)

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート
中央、ゲームキャプテン、畠山選手

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート
代表2試合目を迎える谷口選手

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート
両ロック、トンプソン選手・大野選手

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート
奥、センターで出場予定の今村選手。合流したFB立川選手

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート
誕生日を迎えた大野選手(左)

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート
7日の試合告知広告

DAY16:2011年5月5日(木)タイ、バンコク

タイ・バンコクに滞在中の日本代表は休養日で、選手はリラックスして思い思いの時間を過ごしました。
それぞれの方法で気分転換し、英気を養ったチームは明日、「HSBC アジア五カ国対抗 2011」第2戦カザフスタン戦に備え、試合会場であるスパチャラサイ・ナショナルスタジアムにてキャプテンズランを行います。

DAY15:2011年5月4日(水)香港~タイ、バンコク

午前中、香港フットボールクラブでの練習後、14時に香港出発。約3時間のフライトで日本代表は、「HSBC アジア五カ国対抗 2011」第2戦のカザフスタン戦(7日)が開催されるタイのバンコクに到着しました。

選手は練習後の移動と現地の湿度に若干疲れた表情で移動のバスに乗り込みました。ホテル到着後、プールリカバリーで心身ともに移動の疲れを癒しました。

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート
香港での最後の練習風景

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート
バンコクに向けて出発

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート
バンコクへ行ってきます

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート
大移動が始まります

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート
バンコク到着

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート
白バイが先導

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート
バス車内

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート
バス車内では、湯原選手によるバンコクの旅ガイドがありました

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート
バンコク市内

DAY14:2011年5月3日(火)香港

午前中のチームミーティングでは、香港戦のレビューを行い、課題をしっかりと確認しました。カーワンHCからは、「香港戦の結果に満足していますか? もちろん満足できるものではなかったはずです。もうこのような試合は受け入れられません。次の試合では、日本のレベルを見極めたい」と厳しい指摘もあり、グラウンドの上で我々が目指すものを再認識しました。気持ちを切り替えてカザフスタン戦に臨みたいと思います。

今日は、朝からジリジリと蒸し暑い中、ソ・コンポのグラウンドで激しい練習を行いました。ユニットトレーニングを中心に、ひとつひとつ動きを確認しながら、FWはラインアウトやスクラムを、BKはセットプレーからのアタックを繰り返し確認していきました。ユニットトレーニングの後は個人スキルの練習。選手個々がカザフスタン戦に向けての課題に取り組んでいました。
カーワンヘッドコーチが「100%の日本レベルを見たい!」と喝を入れると、畠山ゲームキャプテンも先頭に立って大きな声を出してチームメイトを鼓舞しました。
明日、日本代表は午前中に練習、午後は第2戦の地であるバンコクへ移動します。

最後になりましたが、香港滞在期間中、大変お世話になった山田ご夫妻、メトロポリタンホテルの辰巳さん、練習や試合には、必ずサポートに来てくださった香港在住の日本人の方々に、この場を借りて心から御礼申し上げます。そして、引き続きラグビー日本代表への温かいご声援の程よろしくお願いいたします。

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート
きついスプリント走

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート
1対1アタック&ディフェンス

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート
ミスを指摘し喝を入れるカーワンHC

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート
積極的にコミュニケーションを取る畠山ゲームキャプテン

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート
激しいアタック練習

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート
セットプレイの確認

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート
ひたむきに練習をこなす有賀選手

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート
蒸し暑いなか、黙々と練習に取り組む選手たち

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート
香港でお世話になった山田ご夫妻

DAY13:2011年5月2日(月)香港

カザフスタン戦に向けた練習をスタートした日本代表チーム。午前中にユニットミーティング、ウェイトトレーニングを行い、午後からはソ・コンポグラウンドでトレーニングを行いました。香港戦のプレーヤー・オブ・ザ・デーの発表があり、3トライを奪ったWTBアリシ・トゥプアイレイ選手が選出され、「修正・反省するべきことがたくさんあります。今度は、しっかりやれることをしたうえで、プレーヤー・オブ・ザ・デーもらえるよう頑張ります」とスピーチしました。

午後はグラウンドでのトレーニングとなり、ディフェンスドリルを中心に、FW/BKに分かれてのユニットトレーニングを行い約2時間しっかりと汗を流しました。ディフェンスでは、個々のタックルスキルや、ディフェンスラインのコミュニケーションを中心に、FWの立ち位置の確認や、外側へのアタックに対するBKラインの対応等を確認しました。
ユニットトレーニングは、FWはラインアウトを確認、BKはグラウンドを大きく使ったラインアタックを確認しました。FWはジャンパーとスローワーのタイミング、BKはラインを広く保つことを重点的に意識しながらのトレーニングとなりました。

●立川選手が昨日合流しました。

●7日のカザフスタン代表戦のメンバーが早くも発表になりました。詳細は、こちら

◎ジョン・カーワン日本代表ヘッドコーチ
「次のカザフスタン戦では、前の試合から先発メンバーが10人変わっていますが、HSBCアジア五カ国対抗は全員に出場機会を与える段階と考えています。次の試合は、もちろんカザフスタン代表が勝負の相手ですが、試合を通じて今の日本代表のレベルをしっかり見極めたいと思います。
今回、畠山選手をゲームキャプテンとしたのは、日本代表チームを彼がリードし先頭に立って戦う姿で、グラウンド上からも勇気を、東日本大震災で被災された方々に届けたいと考えたからです」

◎畠山健介ゲームキャプテン(サントリーサンゴリアス所属)
「キャプテン経験はあまりないですが、これまで大学、社会人、日本代表と、いろいろなキャプテンの皆さんを見てきて、どれだけ大変な仕事か認識しています。まずは、自分自身に求められる責務を果たし、プレーで自分らしさを伝えたいと思います。
日本代表は十分な経験と実力を持ったメンバーが揃っているので、持っている力を発揮すれば問題ありません。自分は、体を張って戦うことで、チームを鼓舞させたいです。
震災の被害を受けた、私の出身地(宮城県気仙沼市)をはじめ、東北や被災地の皆さんに、勇気を与えられるようなプレーをしたいと思います。
個人でできることは限られているので、自分はラグビーを通して、メッセージを伝えていきます」

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート
PODのトゥプアイレイ選手

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート
ストレッチをするホラニ選手

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート
スローイングのイメージ練習をする木津選手

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート
バーンコーチの細かいアドバイスに耳を傾けるFW陣

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート
ラインアウトサインの確認

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート
激しいミニゲーム形式

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート
次のレベルを想定したアタック&ディフェンス

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート
田邊選手

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート
立川剛士選手が合流しました

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート
ベテランが加わり新たな刺激をチームに与えます

DAY12:2011年5月1日(日)香港

FUMI@代表遠征日記

こんにちは。日本代表の元気印こと田中史朗(ジャック)です。
香港との激しい熱戦を繰り広げた翌日の5月1日、今回は香港在住の日本人の小学生約100人を対象にしたクリニックが行われました。
5歳以下のグループが1つと小学生のグループが4つに分かれて色々な練習を行いました。
子ども達に話を聞いてみると「ラグビーは今回が初めて」という子どもが多く、大きな選手達を見て怖がったり驚いたりしていました。
しかし、怖がっていたのも最初だけで、慣れてくると自分達の何倍もある選手達に当たったりタックルをしたりと見事なやんちゃぶりを発揮してくれました(笑)。

練習は、鬼ごっこや選手との1対1、ランパス、タックル、タグラグビー、そして選手達に持ち上げてもらってのラインアウトなど様々なセッションを行いました。
この中で一番人気があったのは、大きな選手に持ち上げてもらうラインアウトのセッションで、グラウンドのいたる所で歓声が上がっていました。
初心者の子が多いと聞いていたのですが、みんな上達が早く驚かされる事ばかりでした。
楽しい時間は早く過ぎてしまうもので、あっという間にお別れの時間となってしました。
最後は選手達にサインを書いてもらったり、記念写真を撮ったりして、ラグビークリニック終了です。

クリニックが終了してからも「もっとやりたい」「パスを投げて下さい」「持ち上げて下さい」「ジャック行かないで(笑)」などの声を頂き、クリニックが成功した事を実感させてもらいました。
選手達も子ども達の笑顔に、試合の疲れも忘れて全力で指導していました。
今回はお父さんコーチの方々によるサポートもあり、スムーズにクリニックを進められた事が本当に良かったです。
選手もリフレッシュできたので、次のカザフスタン戦では最高の試合を見せたいと思います。
今後色々な国の子ども達や色々な国に在住している日本人の方々を対象としたクリニックが増える事を願っています。
これからもたくさんのコメントやラグビーの質問を待っています!!
みんなでラグビーを盛り上げましょう!!

◎選手のつぶやきコーナー
木津選手
「小さい時からラグビーという素晴らしいスポーツに出会える事が素晴らしいと思いました」
堀江選手
「純粋にラグビーを大好きな子ども達が世界中にいるという事を実感しました」
平選手
「香港で子ども達を指導するとは思っていなかったので、新鮮な気持ちで楽しめました」
ライアン選手
「子ども達が元気で選手達もとても楽しんでいました」
アリシ選手
「本当に楽しかった。この一言です」

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート
日本代表メンバーを代表して菊谷キャプテン挨拶

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート
代表選手に肩車してもらい喜ぶキッズたち

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート
みんなで記念撮影

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート
初体験! ラインアウトに挑戦

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート
大盛況のラグビークリニック

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート
子供たちに負けないぐらい元気な田中選手

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート
笑顔で教える今村選手

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート
平島選手、畠山選手、木津選手とタグラグビーにチャレンジ!

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート
いつもやさしい川俣選手

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート
やさしく指導する小野澤選手

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート
やった! 小野澤選手のサイン

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート
子供大好き北川選手

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート
田邉選手も楽しんでいます

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート
こちらは平選手とランパス

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート
リーチ選手とのランパスです

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート
お父さんコーチも大活躍

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート
みんな仲良し組

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート
女の子もタックル練習に挑戦

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート
楽しい時間でした。代表メンバーも子供たちから笑顔と元気をもらいました

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート
ツーショットに応じる大野選手

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート
ジャックから子供へサイン

「HSBC アジア五カ国対抗 2011」日本代表遠征レポート
こちらはライアン選手