報告: 佐々木文昭(日本ラグビー協会事務局)

平成23年7月26日(火)午前中、朝から燦々と太陽が照り付ける秩父宮ラグビー場において、夏休みの子ども達を対象とした、体を動かし様々なスポーツを楽しんでもらう催し、「国立競技場スタジアムツアー夏休みスペシャルイベント」が開催されました。

この催しは、国立競技場及び秩父宮ラグビー場等の競技施設の維持・管理を行っている国立競技場主催により、「スポーツの聖地、国立競技場の歴史に触れながら、陸上・サッカー・ラグビーを体験して暑さを吹き飛ばそう!」とのキャッチコピーにより約90名の子ども達と父兄が集まりました。

国立競技場スタジアムツアー夏休みスペシャルイベント
選手更衣室

第1会場の国立競技場では、選手更衣室の見学、選手入場体験、100m走世界記録体験及びキックターゲット(サッカー)で汗を流し、移動後、第2会場の秩父宮ラグビー場では、ジョン・カーワンヘッドコーチ+田中史朗日本代表スクラムハーフ2人の等身大のパネルが待ち受け、日本代表+各トップリーグのジャージが飾られた選手更衣室の見学の後、青々と茂った最高のコンディションの芝生の上でラグビー体験として、名付けて「わくわく競争(仮称・別添図)」なるスペシャルメニューで汗を流してもらいました。

国立競技場スタジアムツアー夏休みスペシャルイベント
パス練習・準備運動

国立競技場スタジアムツアー夏休みスペシャルイベント   国立競技場スタジアムツアー夏休みスペシャルイベント
コンタクトバッグへ当りの練習 コンタクトバッグへ当りの練習2

この「わくわく競争」は、既に花園ラグビー場においてもラグビーイベントの一環として子ども達を対象に行われており、秩父宮においてもこの催し・本番に向けた事前リハーサルで、子ども達と父兄に対して試しに行い好評を博しており、ラグビー協会として子ども達を喜ばす・楽しませる事、請け合いの自信の「わくわく競争」を体験してもらいました。

  別添図
別添図

「わくわく競争」の内容・概略を、別添図に示します。
わくわく競争を始める前に、準備運動としてサークルを作ってパス回し、続いてコンタクトバックへ当たる練習等で体を馴らして本番スタート!

  1. スタート、まずタックルバッグに当たり、転がっているボールを拾う。
  2. 拾ったボールを抱えてラダーを走り抜ける。
  3. 短い直線を走った後、マーカーをかわしジグザグに走り抜ける。
  4. 目印・マーカーの中り入り、選手とパスを3~5回繰り返す。
  5. 突然キックされたボールを拾って、ハードルを駆け抜ける。
  6. 選手が持ったコンタクトバッグに、ボールを持ってヒットする。
  7. ヒットの後、ゴールラインを越えボールをダウンし「トライ!」
国立競技場スタジアムツアー夏休みスペシャルイベント   国立競技場スタジアムツアー夏休みスペシャルイベント
タックルバックにドン~と当り マーカーをかわしジグザグ走

国立競技場スタジアムツアー夏休みスペシャルイベント   国立競技場スタジアムツアー夏休みスペシャルイベント
パス・キャッチ ハードルを駆抜けコンタクトバッグにヒット

写真でもお判りの通り、子ども達は勿論の事、ご父兄の皆さんも嬉々として体験・参加していただき、タックルバッグをご主人に見立てて当って行く元気な奥様もいらっしゃいました。
終了後には日本代表応援手旗が全員に配られ、子ども達の中には、サッカーのユニホームを着た「サッカー少年」も多数見受けられましたが、みんな「楽しかった!」「またやりたい!」との予想通りの反響が返ってきました。

ここ近年、観客動員+観客に楽しんでいただく等の趣向から、試合観戦前等に選手のサイン会・握手会、タグラグビー等色々な催しが企画されておりますが、そのメニューの一つにこの「わくわく競争(仮称)」をお奨めすると共に、各地で開催されるスポーツイベント等にも是非お奨めし、沢山のラグビーファミリーの獲得に尽力していただければ幸いです。

終わりに、今回の夏休みスペシャルイベントを開催させていただいた国立競技場に対して感謝申し上げ、レポートの結びと致します。

国立競技場スタジアムツアー夏休みスペシャルイベント
参加者に日本代表応援フラッグのプレゼント