日本代表メンバー
スケジュールイタリア遠征レポート‥‥1

■DAY19:2011年8月12日(金)チェゼーナ

☆☆☆RWC開幕まで28日☆☆☆

本日、午前11時より、チェゼーナのホームスタジアムであるStadio Dino Manuzzi (スタディオ・ディノ・マヌッツィ)でキャプテンズランを実施。選手それぞれが芝生の感触を確かめながら、明日に向けた最終調整を行っていました。1時間程の練習でしたが、ウォーミングアップから気持ちの入ったトレーニングとなりました。大小のグリッドを使用したパスを行いカラダを温め、ディフェンスコミュニケーションドリルで組織ディフェンスを確認しました。

FW/BKユニット別で細かいセットプレーやセットピースを確認した後、菊谷キャプテンがリードするキャプテンズランを実施。短い時間でしたが、様々な地域・状況を確認しながら、攻撃を組み立てていきました。意思疎通も図られ、集中力も高く、非常に切れのある動きが見られました。
最後は、個人練習を行ない、各自念入りに最終コンディションを整えていました。
キャプテンズラン終了後、代表チームがより一体感を増していました。明日は、いよいよイタリア代表戦です。4年前のリベンジを果たすべくラグビー日本代表がチェゼーナでテストマッチに挑みます。皆さん、どうぞ熱い応援をよろしくお願いします。

◎ジョン・カーワン ヘッドコーチ
「今回のイタリア遠征は、ヨーロッパスタイル(北半球)のラグビーを経験することが大きな目的です。特にスクラムやスローゲームへの対応について、地元ベネトンクラブと合同練習を重ね、実践を通して経験を深めることができました。イタリア代表戦に向けて、順調に調整できていると思います。
今までとは異なり、よりタフでフィジカルな試合になると思いますが、受けに回ることなく、自信を持って、今まで練習でやってきた成果を見せて欲しいです。特に前半最初の20分から、積極的なジャパンスタイルで試合に臨みたいと思います。またイタリア代表戦、アメリカ代表戦は、ワールドカップ(初戦フランス代表戦)に向けた最後のセレクションマッチとなります。選手全員にチャンスがありますので、与えられたチャンスを生かして、レベルアップしたパフォーマンスを期待しています」

◎菊谷崇キャプテン
「まず、ヨーロッパの代表チームと試合ができる環境を与えて頂いたことに感謝したいと思います。このイタリア代表戦は、ワールドカップ初戦となるフランス戦に向けて、いかに自分たちのゲームができるのかを見極める大事な試合になります。ジャパンのやりたいテンポアップとセットプレーをどれだけできるのか、このイタリア代表戦でしっかり試したいと思います。引き続き、ラグビー日本代表へのご声援よろしくお願い致します」

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スタディオ・ディノ・マヌッツイ入り口 チームロゴはタツノオトシゴ チェゼーナのホームスタジアムであるスタディオ・ディノ・マヌッツイ:収容人数.23860
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地元メディアの取材に応じるカーワンHC イタリアでの存在は絶大です 円陣を組んでキャプテンズランがスタート
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入念なストレッチから キャプテンズランの見学に訪れた森会長、矢部専務理事、徳増理事. ドリルスキルでウォーミングアップ
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DFラインは、狭すぎず、広すぎず セットプレーからのディフェンスに備える ファーストゲームを目指して
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司令塔SOアレジ選手 全力走 ラックからの素早い球出しでテンポを上げる
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効果的なラインアタック セットプレーからのアタック 好調。CTB平選手
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腹筋を鍛える 体幹強化 ラインアウトのバリエーションも確認
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インタビュー取材に応じる森会長 キックチョイスも大事な鍵となります イタリア代表を意識したラインアウト
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公式記者会見 日本語、英語、イタリア語での対応となりました
■DAY18:2011年8月11日(木)チェゼーナ

☆☆☆RWC開幕まで29日☆☆☆

ラグビー日本代表は、この日完全休養日としました。天気も良好で宿泊ホテルでのんびり過ごす者、市内を観光する者、ビーチを散歩しながら、リラックスする者など、フィジカルの疲労だけではなく、メンタルでも、24時間休養を最大限活かしました。

チェゼーナは、イタリア共和国エミリア=ロマーニャ州フォルリ=チェゼーナ県のコムーネの一つで、フォルリ=チェゼーナ県の副県都です。歴史は大変古く、世界遺産を含めた見所がたくさんあります。
またサッカー日本代表のザッケロー二監督もチェゼーナ出身、ワールドカップで活躍した長友祐都選手が以前所属したクラブチーム:ACチェゼーナが本拠地を置くことでも知られています。
明日12日はいよいよ公式練習であるキャプテンズランと記者会見が行われます。

代表出場予定メンバーが発表になりました。

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チェゼーナ市が一望できます
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シティドレッシング チェゼーナ市をあげてテストマッチを盛り上げます
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チェゼーナ駅 ACチェゼーナ
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マラテスタの城塞 大聖堂
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噴水 並木通り 旧図書館

■DAY17:2011年8月10日(水)トレビゾ~チェゼーナ

☆☆☆RWC開幕まで30日☆☆☆

午前中、ラグビー日本代表はトレビゾでの最後の練習を行いました。念入りなストレッチ、ウォーミングアップを実施後、2チームに分かれ軽めのチームアタックディフェンスを行いました。スクラムやラインアウトからのセットプレーや試合の各場面を想定し、キックを含めた様々なオプションをチェックしていました。練習後は、それぞれのポジションスキルや個人の課題克服のために、各自で練習する選手たちも多く、イタリア代表戦に向けた最後の調整をしていました。

菊谷キャプテンは「イタリア代表戦に向けて、スクラムやスローボール対応など、チームとして順調に出来てきている。ラインアウトやディフェンス面においても課題が改善されてきており、この調子でレベルアップを図っていきたい。イタリア代表戦は、PNCとは違うフィジカルな試合になるが、80分間動き回って、相手チームを驚かせたい」と意気込みを語っていました。

午後、いよいよイタリア代表戦の開催都市であるチェゼーナへ移動しました。明日11日は、チームのトレーニングはオフ。しっかりと体を休めてイタリア戦に向けて調整していきます。

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地元新聞紙 念入りなウォーミングアップから 朝から強い日差しが照るつけるなか練習が行われた
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トレビゾ最終日 モールからの素早いパス回し ラインアウトの確認を行うFW
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アングルを変えてスペースをつくる スクラムからのセットプレー確認 キックオプションもチェック
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キック後のチェース アタックは素早く仕掛ける すべてのプレーを入念にチェックした
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セットプレーは正確・確実に アタックプランを確認する ハイキャッチする宇薄選手
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倒した後は、ジャッカルまで アイシング
■DAY16:2011年8月9日(火)トレビゾ

☆☆☆RWC開幕まで31日☆☆☆

午前中は、FW/BK共にウェイト練習で体幹強化に励みました。夕方チームミーティングを行った後、17時からベネトンクラブが所有するメイングラウンドへバスにて移動。ベネトンクラブとの最後の合同練習を行いました。今日の練習は一般公開され、約600名のトレビゾ市民の皆さんが見学に訪れていました。

ウォーミングアップで体を温めた後、スキルローテーションで、アップフィールドラック、ラインディフェンス、ラインアタックを行い、それぞれのスキル向上に努めました。その後、グループに分かれ、ランナーシステムとラックテクニックを実施。ランナーシステムでは、ディフェンスをつけたアタック・ディフェンス形式で行いました。ラックテクニックでは、ラックでのスキル(頭を上げることや判断)を養いながら、実際に体を当てる激しいトレーニングとなりました。

FW/BKユニット別でスクラム、ラインアウト/ラインアタックなど細かいプレーの確認が念入りに行われました。最後のチームアタックディフェンス練習では、日本代表、ベネトンクラブそれぞれが2チームに分かれ、より強度が引き上げられた状態で、試合を意識した練習を実施。継続した時間のなかで疲れた状態でも自分たちがやるべきプレーをやり切り、精度をあげていくことが大きな目的です。ウォーターブレイクのみで、息が上がった状態で激しい練習が進められたものの、集中力を切らさず最後までコミュニケーションを取り、しっかりとした練習が出来たと思います。それぞれのファクターにフォーカスすると非常に質の高いプレーが多く見られました。両チームとも、激しく粘り強いディフェンスを見せ、意識の高さが伺えました。

最後に、ベネトンクラブより、両チームの健闘と友情を称え、この日のために記念Tシャツを準備してくれていました。最後は、両チーム選手、スタッフ全員が円陣を組んで笑顔で合同練習を締めくくりました。

カーワンHCは、ベネトンクラブとの合同練習を終えて、「ヨーロッパスタイルのラグビー(特にスクラム対応)の理解・経験を深めたことは、この遠征の大きな目的であり、チームにとって大きい」と、イタリア代表戦に向けて、チームが順調な仕上りであることを語っていました。

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ウォーミングアップ 念入りなストレッチ アジリティーを養いながらウォーミングアップ
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約600人の観客が見学に訪れました ストレッチ体操 低く・早く・激しく
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一対一で勝負する アップフィールドラックの精度を上げる. ディフェンスコミュニケーションをはかるためのドリル
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ワンオンワンタックル 低いタックル 好調を維持するCTB平選手
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巧みなパス、菊谷キャプテン さらなる成長が期待できるラインアウト 様々なアタックオプションをチェックした
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素早い球出しでBKに展開 素早くボールキャリアーに寄り、ボールをプロテクト 素早いサポートでワイドに展開
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激しいタックルが繰り返された アタックは素早く仕掛ける 両チームで円陣を組んで練習が終わりました
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トレビソ市民の皆さんに挨拶するラグビー日本代表
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ベネトンクラブが所有するMonigo Stadium 収容人数は2000人
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芝生のコンディションも良好 両チームのプレゼンテーション
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ベネトンクラブ会長(左から2人目)を囲んで