●8月29日(月)

大会を終えた日本選抜は日本時間の16時に羽田空港に無事に到着後、解散となりました。
本遠征では、日本選抜に対し多くのサポートを頂きました。上海在住の伊佐様、去年の大会でもサポートをして頂きました南様、その他多くのサポートを頂きました皆様に御礼を申し上げます。ありがとうございました。最後にキャプテンである山内選手からのコメントです。

◎山内選手
「今回の大会では国際試合を初めて経験するメンバーが多く、いつもよりも若いメンバーでチームが編成されました。2010年のアジア大会でチャンピオンになってから初めてのアジアシリーズでしたが、結果は3位で、思うような結果には届きませんでした。上海大会の反省は、パスの精度など細かい部分やブレイクダウンで圧倒できなかったことが課題として上げられます。逆に良かった点は、若い選手達が思い切ったプレーでチームに勢いを与えてくれました。今後マレーシア、ンガポールとアジアツアーが続きますが今回の反省を踏まえ、満足のいく結果を残せるように頑張ります。これからも7人制日本代表の応援をよろしくお願いいたします」

●8月28日(日)

大会2日目。
初戦のマレーシア戦の前にホテルにてジャージの授与、そしてマレーシアの戦いぶりについて映像を用いて最終確認を行い会場に向かいました。
2日目の初戦は、11時20分キックオフ。この試合でも前半2分にマレーシアに先制トライを許してしまいますが、日本選抜も前半に豊島選手が2トライを奪い、リードして前半を折り返します。後半5分、自陣22m付近でのスクラムで日本選抜がFKの反則を犯し、マレーシアの速攻からトライを奪われます。しかし、次のキックオフプレーから日本選抜は藤原選手が走りきりトライを奪って17-10で勝利を収めました。

準決勝は、香港代表とのゲーム。この試合は身体の大きな香港選手にブレイクダウンで圧倒されてしまいます。選手達は必死にタックルにいくものの、前半に2トライを奪われ、後半にも2トライを奪われてしまいました。日本選抜はなかなかいいアタックを仕掛けられずノートライで敗退。3位決定戦に進みます。

3位決定戦の相手はカザフスタン。この試合は前半1分、日本選抜トゥキリ選手の先制トライから始まりました。しかし前半2分、山内キャプテンが危険なタックルでシンビンとなり、カザフスタンに自陣から走られトライを奪われます。その後、豊島選手が2トライ、テアウパ選手が力強いランニングからトライを奪います。ディフェンスでもセブンズアカデミー出身の高校3年生の久内選手がハードタックルをしてターンオーバーするなど気持ちの入ったプレーを見せてくれました。結果、26対7で勝利して、HSBCアジアセブンズシリーズ2011「上海セブンズ」は3位という結果で終了しました。大会では多くの日本選抜に対する声援を頂きました。この場をお借りして御礼を申し上げます。ありがとうございました。

HSBCアジアセブンズシリーズ2011「上海セブンズ」7人制日本選抜レポート   HSBCアジアセブンズシリーズ2011「上海セブンズ」7人制日本選抜レポート
HSBCアジアセブンズシリーズ2011「上海セブンズ」7人制日本選抜レポート   HSBCアジアセブンズシリーズ2011「上海セブンズ」7人制日本選抜レポート
HSBCアジアセブンズシリーズ2011「上海セブンズ」7人制日本選抜レポート   HSBCアジアセブンズシリーズ2011「上海セブンズ」7人制日本選抜レポート
HSBCアジアセブンズシリーズ2011「上海セブンズ」7人制日本選抜レポート
HSBCアジアセブンズシリーズ2011「上海セブンズ」7人制日本選抜レポート
●8月27日(土)

大会1日目。
日本選抜の初戦は、中華台北です。キックオフ後から数プレーで先発出場していた坂井選手が負傷退場するなど厳しい立ち上がりになりましたが、代わりに入った小澤選手がキックオフ時とコンバージョンゴールキッカーを務め、豊島選手が先制トライを獲り、流れをつかみます。その後もテアウパ選手、佳久選手がトライを重ね、相手をノートライに抑え勝利することができました。しかし目指しているパフォーマンスにはまだまだ到達しておらず、2戦目の修正点となりました。

2戦目はタイとのゲームです。前半1分ターンオーバーからボールをトライまで運ばれ先制点を許します。しかしその後日本選抜もトライを重ね、今回の遠征最年少である久内選手もトライを獲り勝利に大きく貢献しました。この結果、2日目の初戦は予選を2位で通過したマレーシアとの対戦となりました。
1日目終了後はホテルに戻りしっかりとプールリカバリー、南川トレーナーによる体のケアを行い2日目に備えます。

HSBCアジアセブンズシリーズ2011「上海セブンズ」7人制日本選抜レポート   HSBCアジアセブンズシリーズ2011「上海セブンズ」7人制日本選抜レポート
大会1日目   坂井選手
HSBCアジアセブンズシリーズ2011「上海セブンズ」7人制日本選抜レポート   HSBCアジアセブンズシリーズ2011「上海セブンズ」7人制日本選抜レポート
テアウパ選手   真下副会長から激励の言葉を頂きました
HSBCアジアセブンズシリーズ2011「上海セブンズ」7人制日本選抜レポート   HSBCアジアセブンズシリーズ2011「上海セブンズ」7人制日本選抜レポート
●8月26日(金)

今日は午後より宿泊ホテル近くの上海日本人学校に選手、スタッフ全員で行き交流会を行いました。小学生、中学生合わせて約500人の生徒達に歓迎されての入場となります。
始めに選手一人ひとり自己紹介を行い、続けてパス、キック、ラインアウトを選手が実演し、実際に生徒の皆さん、先生にラグビーを体験して頂きました。
村田監督の「やりたいひと~?」の声に一斉に手が挙がります。ラインアウトのジャンパー体験、ボールを持ってのコンタクトプレーなど実際に体験をしてもらい、楽しい一時となりました。最後は日本選抜選手と上海日本人学校のタッチラグビーチームの皆さんでゲーム形式を行い、質問コーナー、サインジャージ贈呈と続きます。
交流会の最後には生徒代表からお礼の言葉を頂き、選手一同試合前のリラックスした時間とすることができました。また、続いて生徒の皆さん、先生からも激励のお言葉をたくさん頂きました。上海日本人学校の皆様ありがとうございました。

交流会を終えた日本選抜はそのままグラウンドをお借りして明日からの試合に向けたキャプテンズランを実施。セットプレーの確認、動きの確認を行いました。
練習終了後には試合会場の視察に向かいました。
去年の大会と会場も変わり大きなスタジアムでの開催で、選手、スタッフはグラウンドの芝生の状態、ロッカールーム、アイスバス、捕食が取れる場所などしっかりと確認をし、ホテルに戻りました。
いよいよ明日から大会がスタートです。1試合目から最高のパフォーマンスを発揮できるように最高の準備をして挑みたいと思います。

HSBCアジアセブンズシリーズ2011「上海セブンズ」7人制日本選抜レポート   HSBCアジアセブンズシリーズ2011「上海セブンズ」7人制日本選抜レポート
HSBCアジアセブンズシリーズ2011「上海セブンズ」7人制日本選抜レポート   HSBCアジアセブンズシリーズ2011「上海セブンズ」7人制日本選抜レポート
HSBCアジアセブンズシリーズ2011「上海セブンズ」7人制日本選抜レポート   HSBCアジアセブンズシリーズ2011「上海セブンズ」7人制日本選抜レポート
HSBCアジアセブンズシリーズ2011「上海セブンズ」7人制日本選抜レポート   HSBCアジアセブンズシリーズ2011「上海セブンズ」7人制日本選抜レポート
●8月25日(木)

味の素ナショナルトレーニングセンターでの合宿を終え、早朝に羽田空港に向けバスに乗り込みました。空港到着後、坂井選手も無事に合流し、約3時間のフライトで上海に到着しました。
上海は雨模様であったためか湿気が高いものとなりました。
ホテルに到着後、プールでのリカバリーと水中トレーニング、プールサイドでのストレングストレーニングを実施しました。

HSBCアジアセブンズシリーズ2011「上海セブンズ」7人制日本選抜レポート   HSBCアジアセブンズシリーズ2011「上海セブンズ」7人制日本選抜レポート
●8月24日(水)

いよいよ出発の前日となりました。本日は午前中までフリーとなっており、昼食を食べた後、上海に向けてミーティングを行いました。ミーティングでは継続して行っているGPSの結果、そして、前回のアジア大会時の映像を観て、上海では優勝するという意思統一を図りました。
午後はヤクルトラグビー部のグラウンドをお借りしてトレーニングを行い、短時間の練習となりましたが強度の高い練習を行いました。7ミニッツ、100mダッシュのスプリントトレーニング、セットプレーの確認を行いました。いよいよ明日の早朝、上海に向かいます。

●8月23日(火)

今日は早朝から味の素ナショナルトレーニングセンターのハンドボールコートをお借りして、マルチテストを行いました。早朝の為コンディションが心配されましたが、選手達は全力を出して行うことができました。そのままトレーニングルームにてストレングスセッションと続き、ここでもしっかりとトレーニングを行いました。その後選手達は交代浴を行い朝食という流れでスケジュールが進みます。
この日の午後から翌日の午前中まではフリーとなり、それぞれリラックスした時間を過ごし、しっかりとリカバリーの時間に費やしました。

今回は日本選抜代表であり今年大学を卒業して社会人でもあるテアウパ選手とトゥキリ選手のコメントをお送りします。両選手とも非常にまじめで、仕事もしながら頑張っています。ご声援のほどよろしくお願いします。

◎テアウパ選手
「Sione Faamao Teaupaです。私はトンガの出身で、大東文化大学を今年卒業しました。私は山梨市立山梨南中学校と八幡小学校のALT(外国語指導助手)をしています。私は子供達に英語を教えながら、山梨のTOSENクリーンファイターズのチームでプレーをしています。
社会人としてナショナルチームでプレーする事はとても大変です。正直私はラグビーに専念したいと思っていますが、仕事は大切でおろそかにはできません。でもそのような状況でもナショナルチームに行く事はとても重要です。
私は実際に子供達を教える事をとても楽しんでいます。彼らから、また先生方から多くの事を学び本当に楽しく良い時間を過ごしています。一生懸命仕事を頑張り、ベストを尽くしていきたいと思っています。
私は初めて上海セブンズに参加できると聞きとても嬉しく楽しむ事ができました。高校生や大学生、トップリーグの選手であるチームメイト達からたくさんの事を学びました。ナショナルチームでより多くの事を経験する事ができてとても良かったと思います」

◎トゥキリ選手
「このような大会(HSBCアジアセブンズシリーズ)に参加することは、チームにとっても、自分にとっても、日本そしてアジアの7人制ラグビーの発展の足掛かりです。
我々のチームにとっては、来る11月にスタートするIRBワールドセブンズシリーズに向けた準備として、経験を積み、自信を培う場になると思います。チームのコンビネーション、結束、信頼関係を強め、ゲームに対する理解をもっと深めて、いいプレーをし、7人制ラグビーの舞台にもっと出ていく、そんな大会にしたいと思います。 Vinaka!」

HSBCアジアセブンズシリーズ2011「上海セブンズ」7人制日本選抜レポート   HSBCアジアセブンズシリーズ2011「上海セブンズ」7人制日本選抜レポート
●8月22日(月)

本日は、7人制日本選抜の佳久 創 選手にレポートしてもらいました。

「今日のスタートは7時に朝食、8時半にNTC(味の素ナショナルトレーニングセンター)を出てヤクルトグラウンドに向けて出発しました。しかし、タクシーのナビに目的地の設定がうまくできず、予定よりも時間がかかった到着になりましたが、気にせず練習を開始することができました。
午前の練習では、ランニングスキル、ディフェンススキル、フィットネスを磨き、練習後はしっかりとプールリカバリーをして午後の練習までフリーに過ごしました。
午後は15時半にNTCを出発。今度は迷わずにヤクルトグラウンドに到着することができました。午後の練習では、開始から下農S&Cによるフィットネスをした為、足の疲労がたまった状態で次の練習メニューに移るのでなかなか思うように動けなくなってしまいました。セブンズは周りが疲れてからが勝負なので、まだまだ鍛えていかなくてはならないと感じました。午後の練習後には疲れが残らないようにプールリカバリー、交代浴をして明日に備えます」(佳久 創)

明日も選手からのレポートをお届けしたいと思います。

HSBCアジアセブンズシリーズ2011「上海セブンズ」7人制日本選抜レポート   HSBCアジアセブンズシリーズ2011「上海セブンズ」7人制日本選抜レポート
練習開始は円陣   下農S&Cよりフィットネスメニューの説明
HSBCアジアセブンズシリーズ2011「上海セブンズ」7人制日本選抜レポート   HSBCアジアセブンズシリーズ2011「上海セブンズ」7人制日本選抜レポート
ひたすら走ります   走るだけではありません
●8月21日(日)

7人制日本選抜は本日10時半に、タマリバクラブとの練習ゲームを行うため、保土ヶ谷ラグビー場へ向けバスで出発しました。
この日は、神奈川県のセブンズラグビー普及の為のセブンズフェスタが行われており、雨が降る中、多くの観客の皆様が集まり、午後よりタマリバクラブとの練習ゲーム(7分×4本)を行いました。
レフリーを担当して頂いた相田レフリーありがとうございました。

試合には勝利しましたが、タマリバの積極的な前に出るディフェンスで、7人制日本選抜はミスも多く上海での大会に向け、修正していかなければなりません。そしてゲームの後はそのままグラウンドをお借りし練習を行いました。最後は、7人制日本選抜選手への小学生、中学生による質問タイム、ハイタッチ、写真撮影を行い保土ヶ谷ラグビー場を後にしました。

その後選手たちは、リポビタンDチャレンジ2011、日本代表対アメリカ代表の視察・応援をするため秩父宮に向かいました。選手達は15人制のゲームを観ていい刺激を受けたことと思います。
明日は、ヤクルトのグラウンドをお借りし、午前、午後と2部練習を行います。
引き続き、7人制日本選抜へのご声援よろしくお願いいたします。

HSBCアジアセブンズシリーズ2011「上海セブンズ」7人制日本選抜レポート   HSBCアジアセブンズシリーズ2011「上海セブンズ」7人制日本選抜レポート
試合前の円陣   タマリバクラブ
HSBCアジアセブンズシリーズ2011「上海セブンズ」7人制日本選抜レポート
ゲームの合間にiPadで試合を確認します
HSBCアジアセブンズシリーズ2011「上海セブンズ」7人制日本選抜レポート   HSBCアジアセブンズシリーズ2011「上海セブンズ」7人制日本選抜レポート
日本選抜選手への質問タイム
HSBCアジアセブンズシリーズ2011「上海セブンズ」7人制日本選抜レポート
集合写真
●8月20日(土)

流通経済大学での合宿3日目。
昨日の大雨によって延期されたNHKの収録が朝から実施されました。本日は流通経済大学ラグビー部の選手達7名にも収録にご協力頂き、早朝8時前から昼過ぎまで収録を行いました。収録は雰囲気良く進み、セブンズのアタック、ディフェンスなど、選手達は全力で取り組みました。

本日で流通経済大学での合宿は終了。この後、味の素ナショナルトレーニングセンターでの合宿を24日まで行い、25日に上海へと出発する予定です。最後になりますが、合宿の食事、練習、その他サポートして頂きました流通経済大学の方々に御礼を申し上げます。ありがとうございました。

HSBCアジアセブンズシリーズ2011「上海セブンズ」7人制日本選抜レポート   HSBCアジアセブンズシリーズ2011「上海セブンズ」7人制日本選抜レポート
撮影前にもしっかりとウォーミングアップを行います   望月選手(左)、佳久選手
HSBCアジアセブンズシリーズ2011「上海セブンズ」7人制日本選抜レポート   HSBCアジアセブンズシリーズ2011「上海セブンズ」7人制日本選抜レポート
収録のモニターを確認する選手達。左から 豊島選手、テアウパ選手、トゥキリ選手、山内選手   無事に収録も終了です。流通経済大の皆様ありがとうございました
●8月19日(金)

18日の夕方、最初の合宿場所である、流通経済大学 龍ヶ崎キャンパスに集合し、日本選抜メンバーのHSBCアジアセブンズシリーズ2011 上海セブンズの直前合宿がスタートしました。そして集合翌日の今日、予定通りであれば午前中よりNHKの収録のはずでしたが、グラウンドに選手達が向かって間もなく、雨が降り出します。

収録の実施について討議される中、上海大会までの貴重な時間を無駄にせずロッカールームにて、村田監督リードによるトレーニングを行いました。
残念ながら、午後になっても雨は止まず収録は延期となりましたが、収録のサポートをして頂ける予定だったタマリバクラブのメンバーもチームに加わり、グラウンドで下農S&Cコーチのウォーミングアップ、100m走、200m走を繰り返すスプリントトレーニングを行い、さらに村田監督による3対3、7対6のアタック&ディフェンスを行いました。
そして最後は全員で写真撮影をして練習を終了しました。

タマリバクラブの皆様、雨の中ありがとうございました。
そして、流通経済大学での合宿をサポートして頂いています、流通経済大学ラグビー部の藤田さん、前田さんにも御礼を申し上げます。
明日は朝から延期となった収録となります。(テクニカル 岩井 優)

HSBCアジアセブンズシリーズ2011「上海セブンズ」7人制日本選抜レポート
大雨の影響で収録は延期に
HSBCアジアセブンズシリーズ2011「上海セブンズ」7人制日本選抜レポート   HSBCアジアセブンズシリーズ2011「上海セブンズ」7人制日本選抜レポート
ロッカールームにてトレーニング
HSBCアジアセブンズシリーズ2011「上海セブンズ」7人制日本選抜レポート
練習終了後の一枚