11月5日(土)・12日(土)に行われる、国内初のデフラグビー国際試合、日本選抜「クワイエット・タイフーン」対 豪州選抜「サイレント・ナイツ」の試合に向けて、「クワイエット・タイフーン」は強化合宿を重ねています。その模様が「日本聴覚障がい者ラグビー連盟」より一部届きましたので、ご紹介します。

第7次強化合宿(瑞穂&豊田自動織機大府グラウンド)
打倒豪州に向け、リハーサル合宿!

2011年9月23日(金)-25日(日)、豊田自動織機の大府グラウンドにて、強化合宿を行いました。11月のデフオーストラリア選抜戦に向け、あと残りの合宿は2回。今回は、第1戦(11月5日)の舞台、瑞穂ラグビー場の隣にある宿泊研修室に泊まり、前日練習場としても利用させていただく、豊田自動織機大府グラウンドにて、練習をさせていただきました。

まずは練習前に、前回の大阪合宿のビデオを見て、ディフェンスシステムを改めて確認した上で、グラウンドで実践。続いてセットプレイの確認。2日目には、ブラザー工業、電通名古屋の皆さんらのご協力のもと、アタックディフェンスを行いました。課題であるラックサイドのディフェンスは、序盤は機能したものの、時間が経つと突破されてしまう場面もありました。最終日に、もう一度ディフェンスを確認し、合宿終了。次回が最後の合宿となります。東京外人クラブと定期戦を行い、いよいよ本番となります。

「クワイエット・タイフーン」強化合宿

第8次強化合宿(東芝府中グラウンド)
最終合宿終了!すべての力を出し切って戦いたい!

10月8日-10日、東京都府中市、東芝グラウンドに集合。昨年から数え、8度目となる強化合宿を行った。初日は明大MRCと合同練習。2日目には、定期戦となっている東京外人クラブと壮行試合。12対27で敗れるが、主将の倉津圭太(名古屋クラブ)を中心に、大塚貴之(帝京大1年)、奥寺渉(ワセダクラブ)が活躍。また、2002年の世界大会から不動の司令塔である小中一輝(ワセダクラブ)は、39歳とは思えぬアグレッシブなプレイでチームを鼓舞した。

これですべての強化合宿が終了。来日する豪州選抜は、2002年の世界大会にて、7対80で敗れたデフ豪州代表メンバーが中心。クワイエット・タイフーンは新戦力も加えて挑むが、強敵であることは明らかである。これまでサポートをいただいた多くのチーム、関係者の方々のためにも、すべての力を出し切って戦いたい。

■デフラグビー日本選抜「クワイエット・タイフーン」対豪州選抜「サイレント・ナイツ」

●主催 日本聴覚障がい者ラグビー連盟(JDRU)
●協力 日本ラグビーフットボール協会、ジャパンラグビートップリーグ、愛知県ラグビーフットボール協会、関西ラグビーフットボール協会
●試合日程 【第1試合】
11月5日 名古屋市瑞穂公園ラグビー場 (トヨタ自動車ヴェルブリッツ対Honda HEATの前座試合)
【第2試合】
11月12日 大阪・近鉄花園ラグビー場(近鉄ライナーズ対ヤマハ発動機ジュビロの前座試合)
「クワイエット・タイフーン」強化合宿
東京外人クラブ戦の後。クワイエット・タイフーンは赤と黒のニュージャージーを初披露