報告: 九州ラグビー協会普及育成委員会小学生部門・岩永昭博

平成23年8月19日(金)-21日(日)、熊本県阿蘇市一の宮町の「国立阿蘇青少年交流の家」に於いて、「ラグビーマガジン杯第38回九州少年ラグビー交歓会」が開催されました。

ラグビーマガジン杯第38回九州少年ラグビー交歓会

今年も本大会には、九州各県から45スクール(32チーム:合同チーム含)の選手395名(うち女子選手18名)、指導者99名の計494名が阿蘇の地に集結しました。
交流の家への入所式・大会開会式後、各チームのキャプテンによるチーム紹介と交歓試合に向けての抱負等の決意表明の後、Aブロックにエントリーした全チームのキャプテンによる抽選会を行い、残りの全ブロックでの試合組み合わせを決めました。

交歓試合は、32チームがエントリーしたA-Dブロックに分かれ、各チームが2日間で3試合を行う予定でしたが、2日目午前の交流試合が降雨の下キックオフとなりましたが、生憎2ゲーム目途中から心配していた雷雨となり、安全確保の観点から天候の回復を待ちましたが、残念にも回復が見込めず午前中の残りゲームの中断を決断しました。

時折強い雨が襲う天候の下で午後からのゲームを再開しましたが、グランドコンディションの悪いなかでも素晴らしいランニング・パス・タックルのスキルが随所に見られ、特にボールを繋ぎプレーを継続しようとする意識の高さに目を見張らされ、この中から一人でも多くの「JAPAN」が出ることを期待し、何とか午後の全ての試合日程を終えることができました。
最終日も残念ながら早朝から降雨状態でしたが、「これ位なら・・・」との思いもつかの間、「ゴロゴロ!」と稲光交じりの強い雨となり、選手・保護者等の安全確保を最優先し、スタッフ・参加チーム代表者との緊急会議の末、大変残念ながら試合の中止を宣言致しました。

ラグビーマガジン杯第38回九州少年ラグビー交歓会

試合中止の決断と同時に、「せっかく九州各地から集まっているのであるから・・・」と大会スタッフの機転で体育館でのコミュニケーションゲームを即興で実施することになりました。
また、今年も交歓試合のほかに、指導者研修会では今泉清氏(大分県スクール出身)を講師に迎え、「指導者の在り方」「メンタル・コントロール」などについて講義していただき、加えて、ミニラグビーレフリー(MRR)認定講習では、筆記、実技と昼夜にわたり8名の方が受講し、特に実技では、C・Dブロックの交流試合のレフリーをお任せし、厳しいアセッサーの視線に耐えながらも、安全なゲームコントロール等に努力しておりました。

今年の大会は、生憎の天候に左右されてしまいましたが、臨機応変に対応していただいた大会スタッフ・役員等の努力に感謝申し上げると共に、大会開催にあたってご協力いただいた(株)ベースボール・マガジン社をはじめ関係各位、指導者・保護者等、及び九州各県より交歓会に参加してくれた選手一同に感謝し、交歓会の報告の結びと致します。

ラグビーマガジン杯第38回九州少年ラグビー交歓会
ラグビーマガジン杯第38回九州少年ラグビー交歓会