●12月4日(日) DAY3 アカデミー最終日の今日は、昨日と同様に早朝トレーニングから始まりました。トレーニングではまず、全員で一列になりできたラインを乱さないように、緩急をつけながらのランニングセッションが行われました。そしてタッチゲームを行った後、ディフェンスのトレーニングを行い、早朝のトレーニングは終了いたしました。 午前の練習は場所を辰巳の森海浜公園ラグビー練習場に移し、下農コーチの指導の下、セルフウォームアップを実践したのち、全体ウォームアップからトレーニングへと入って行きました。トレーニングでは、早朝トレーニングに引き続きディフェンスラインの動きを練習しました。次にラインを作ってのパス練習を行い、7分形式でタッチゲームを行いました。最後に上半身の筋力トレーニングを行い、今回のアカデミーでのトレーニングは終了しました。 最後にミーティングを行い、下農コーチより、初日のテスト結果のフィードバックが行われたあと、松尾コーチからは今回学んだことを活かし、次回へ向けてどのように取り組んで行くか、次回までの期間の過ごし方について話があり、選手がそれぞれに次回までの取り組みを宣言しました。今回のアカデミーは以上で終了いたしました。 ●12月3日(土) DAY2 アカデミー二日目の今日は、早朝トレーニングに始まり、午前中はラグビーから離れてバレエが行われました。 講師に齋藤愛見先生、本田志のぶ先生、橋本優子先生の3名(BALLET ARTS)を講師に迎え、「白鳥の湖」から抜粋した群舞の練習を行い、発表まで行いました。まずは基本から始まり、ぎこちなかった選手たちの動きも、時間がたつにつれて形になっていき、最後の発表の時には、スタッフが予想した以上の完成度の群舞が出来上がりました。ラグビーのプレーとは直接関係のないバレエではありますが、選手たちは、新たな身体感覚や、集団で同じように動くことの難しさを感じることができたのではないでしょうか。また、普段ラグビーしか行っていない選手たちが、バレエという未知の世界を体験できたことはとても貴重な経験となりました。 このセッションの最後に、見学に来て頂いていた普及・競技力向上委員会 上野委員長より選手たちへ、今回のバレエを含めて、これから経験し、取り組んでいくことに対して「What:何を学んだか」「How:どのように学んだか」がとても大切であると伝えられ、また、日本代表を目指す高い意識を常に持ってアカデミーに臨んでほしいとの話がありました。 プロのバレエダンサーの動きを映像で確認 基本動作の練習 基本動作の練習 ウォーク練習 群舞 群舞最後のポーズ 午後の練習では、アタック(AT)・ディフェンス(DF)から入り、早朝練習に続けてDFの動きを中心にトレーニングが行われました。その後、前の練習の中で出た課題を抜き出した練習が行われました。次にATの練習として、パスの練習(パスの精度、距離、ライン作り)を行い、最後に2チームに分かれて7分×3本でタッチゲームを行い、本日のトレーニングは終了となりました。 アタック練習 松尾コーチから修正点の確認 夜はJOCキャリアアカデミーにご協力頂き、メディアトレーニングを行いました。講師に片上千恵先生をお迎えして、インタビューに対する考え方、トレーニングを行いました。講義では、他競技のトップ選手のインタビュー映像を交えながら、良いインタビューの条件、インタビューの時に必要な姿勢(大きな声を出す等)を学び。最後に「ラグビーの面白さについて」という問いに対するコメントを作成した後、グループから代表者を出して模擬インタビューを行い講義は終了しました。選手たちは模擬インタビューを実際に体験することで自分たちの未熟な点、今後求められることを実感できたようでした。 メディアトレーニング 講師・片上先生 模擬インタビュー コメントを作成中 ●12月2日(金) DAY1 本日より、第8回男子セブンズアカデミーが味の素ナショナルトレーニングセンターにて始まりました。 オリエンテーションでは、まず今回のアカデミーでの個人目標を選手自身で考え、自己紹介と共に各自の目標を発表しました。 オリエンテーション終了後は、下農S&Cコーチより今回のアカデミーで行うフィットネステストの概要と、コンディショニングについて説明が行われました。テストについては今回も同じように「全力を出し切ること」を約束事とする確認をしました。 その後、JISSトレーニング体育館、陸上トレーニング場に移動しフィットネステストを行いました。体幹テスト、ベンチ、スクワット、5段跳び、マルチ、60m走等のテストが実施され、選手たちは約束通り、各自全力でテストに臨み、自己記録に挑戦していました。 今日のトレーニングはフィットネステストで終了しました。 今回のアカデミーでの抱負 体幹テスト ベンチプレス スクワット 片足スクワット 夕食をとった後はミーティングが行われ、松尾コーチが7人制ラグビーのアタックとディフェンスの特性について、映像、グループディスカッションを交えながら説明をしました。その中では、明日からのトレーニングや7人制のラグビーで求められるスキル、フィットネスについても話がされました。 次に岩井テクニカルより、先日オーストラリアで行われたワールドセブンズシリーズの試合のレビューが試合分析したデータ(映像や数字)を使用しながら行われ、最後にアカデミー卒業生でこの大会に参加した藤田慶和選手のインタビューの映像が流され、「アカデミーで頑張って代表を目指して欲しい」とコメントが送られました。 ミーティング終了後は前回に引き続き栄養士の河谷さんによる個人カウンセリングと、コーチとの個人面談が行われ、本日の活動は終了いたしました。 7人制ラグビーについて グループディスカッション 食事のカウンセリング