■2012年6月21日(木) JWRTアメリカ大会レポート 9日目

カナダ代表との試合を明日に控え、午前中はグラウンドで練習し最終確認を行いました。昨日に引き続き選手達のモチベーションは非常に高く、グラウンドでは最高の準備ができたと思います。

夕方には再びコーチ陣による各選手への個人面談が行われそれぞれの目標を確認しました。夜のミーティングは選手主導で行われ、設定された状況ごとに、どのようなプレー選択をするのかということを確認していました。

明日のカナダ戦も厳しい戦いが予想されますが、今のチームならば必ず自分達のスタイルを貫いて勝利することができると信じています。ご声援のほどよろしくお願い致します。

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別メニューをこなすノンメンバー きついフィットネスメニューです
■2012年6月20日(水) JWRTアメリカ大会レポート 8日目

本日のソルトレイクは昨日までに比べて驚くほど涼しい気候となりました。それも手伝ってか午前中に行った練習はいつにも増して声がでており、活気に満ちた練習となりました。練習ではジンバブエ戦からの改善点とカナダ戦に向けての取り組みをしっかりと行いました。

午後は選手達を対象にアンチ・ドーピングの講習会が行われました。これから世界の舞台で戦っていくことになる選手達には是非今のうちからこういった知識を身につけていってもらいたいと思います。

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サインの再確認 呼吸をあわせます
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藤原トレーナーとリハビリメニューをこなす川原選手 今大会のリエゾンを務めてくれるジェイコブ君。彼のおかげで大変助かっています
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下農S&Cコーチとリハビリメニューを行う宇佐美選手 ディフェンスシステムの再確認
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プレッシャーから相手のミスを誘います
■2012年6月19日(火) JWRTアメリカ大会レポート 7日目

昨日の激戦から一夜明け、選手達にはまだ疲労が残っている様子でした。
本日は日中は自由時間としていましたが、多くの選手は体を休めることに努めていました。

夜には昨日のジンバブエ戦の反省とカナダ戦に向けてのミーティングを行いました。昨日の劇的な勝利に浸っている暇はなく、すぐに頭を切り替えて次戦の勝利に向けて全力を尽くします。

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大学宿舎からの景色 広大なキャンパスです
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本日は教会をかりてミーティング 傾聴する選手たち
■2012年6月18日(月) JWRTアメリカ大会レポート 6日目

とうとうJWRT開幕の日を迎えました。日本vsジンバブエは大会第一試合です。

開始5分、ハンドリングエラーでこぼれたボールを拾われそのままジンバブエに先制トライを奪われます。日本もすかさずトライを奪い返し一旦は追いつきますが、スクラムターンオーバーから一気にトライまで持っていかれ再び追いかける展開となりました。
しかし、その後は日本が5連続でトライを取り完全に日本のペースとなりました。ところが点差が開いたことで油断が生じたのか、逆に3連続トライをジンバブエに奪われ34-33と1点差にまで詰め寄られました。

そして80分、自陣でペナルティを取られジンバブエはショットを選択します。このPGが決まりジンバブエが逆転。会場もおおいに湧き、ここでノーサイドかと思われました。しかし日本の選手は逆転を信じ、走ることを止めませんでした。まだ時間は残されており、KOで再開。モールパイルアップでマイボールスクラムとしました。日本はこのラストチャンスを見事に生かしトライラインまでボールを運びました。

結果として39-36で勝利を収めることができました。もちろん課題となる部分は多々ありますが、ぎりぎりの追いつめられた状況から逆転するタフさを身につけ、何よりも「一勝」をもぎとることができたことは非常に大きいと思います。
次のカナダ戦では更に進化したU20日本代表を示せることと思います。引き続きご声援よろしくお願いいたします。

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入場前の整列
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ハーフタイムにて遠藤コーチより 指示を出す中瀬コーチ
■2012年6月17日(日) JWRTアメリカ大会レポート 5日目

本日は朝からJWRTの試合会場となるMurray Fieldへと向かい、サブグランドにて調整練習を行いました。前日の練習がいまひとつだったこともあり、選手達の本日の練習に対する意識は非常に高く、良い緊張感をもって最高の練習を行うことができました。練習後はメイングラウンドやロッカールームの視察を行い、キッカーは実際にゴールキックを蹴って感触を確かめていました。

午後はトリートメントと、コーチングスタッフによる選手への個人面談を行い、選手ひとりひとりが明確な目標を持てるよう働きかけていました。
ついに明日、JWRTが開幕します。この日のために2月の一次合宿からチームを作り上げてきました。明日のジンバブエ戦ではU20 JAPANとして自信と誇りを持って戦います。ご声援よろしくお願いします。

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会場のサブグラウンドでのキャプテンズラン U20ジンバブエ代表との初戦を翌日に控えて
■2012年6月16日(土) JWRTアメリカ大会レポート 4日目

本日は午前中の練習はなく、フリーの時間となりました。街へ出かける者、ウエイトトレーニングに励む者、宿舎でひたすら体を休める者と選手たちはそれぞれ思い思いの過ごし方をしていました。
午後はリフレッシュした状態で良い練習を・・・といきたいところでしたが、この午後の練習は選手達の集中力が散漫で、目指しているものからはほど遠いレベルでした。

明日のキャプテンズランを終えればいよいよJWRT初戦を迎えます。今日の雰囲気を一掃して、ジンバブエに勝利するための最高の準備をしてもらいたいと思います。

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オフの時間を利用して町まで電車で移動 オンとオフの切り替えも大事です
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体幹とバランスを意識して。下農S&Cコーチのアップセッション 遠藤コーチから激が飛びます
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仕掛ける前にスペースを作ることを意識 こちらの気候と標高の高さにもだいぶ心肺機能が慣れてきました
■2012年6月15日(金) JWRTアメリカ大会レポート 3日目

午前中の練習では各エリアでのチームディフェンスを確認し、おなじみとなったグラウンドでの自重ストレングスを行いました。午後はDF、BD、ATのローテーショントレーニングを4セット行い、今日もハードなトレーニングとなりました。

さて、ここで現地での選手達の生活について少しお話ししたいと思います。宿舎はユタ大学の学生寮を利用させていただいており、選手は2人1部屋で生活しています。この建物にはJWRTに参加している8カ国全てのチームが宿泊しています。
食事は別棟で朝昼晩バイキング形式となっています。内容はさすがアメリカといった感じですが、スタッフの指導のもとコンディショニングを考え料理を選んでいます。

ここ2日は厳しいトレーニングをこなしたので明日の午前中はオフとなります。しっかりリフレッシュしてまたがんばっていきたいと思います。

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カウンターアタックを意識して 標高が高いため少しの移動で息が切れます
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夜は選手の理解度を確認するためにチーム分けをしてミーティング 1日の流れを振り返ります
■2012年6月14日(木) JWRTアメリカ大会レポート 2日目

ソルトレイクの朝は日中に比べてだいぶ肌寒い気温でした。しかしすぐに気温も上がり、午前の練習時にはグラウンドに立っているだけで汗をかくほどでした。

午前の練習はこのソルトレイクの環境に早く体を順応させコンディションを高めるため、超高強度のフィットネスを行いました。とてつもなくハードなメニューでしたが、選手たちは声を掛け合いながら最後まで走り通しました。
これで明日からのプレーが楽になるはずです。午後はチーム練習の時間を多くとり、戦術の確認をしました。更に夜のMTGでも詳しいチームポリシーが中竹監督から説明があり、チームとしての共通理解は揺るがないものとなりつつあります。

ソルトレイクに来てまだ2日目で様々な環境の変化に慣れるのに精一杯な面もありますが、これから順調に調整を進めていければと思います。ファンの皆様の声援が力となりますので、どうぞ応援よろしくお願い致します。

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到着後、大会(IRB)から支給された練習用ボール 小倉キャプテンを中心に練習の入りを意識
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強い日差し、高度1500mの中で練習が始まりました
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チームミーティングの一こま。中瀬コーチからのプレゼン
■2012年6月13日(水) JWRTアメリカ大会レポート 1日目

本日アメリカ、ソルトレイクシティに向けて日本を発ちました。約18時間にも及ぶ大移動でさすがの選手たちも疲れている様子でした。

ソルトレイクは21時頃まで明るく、日差しも強いため高い気温が遅くまで続きます。海抜約1300mの高地でもあるため、プレー中息があがりやすくなることが予想されます。明日からの練習で早くこの環境に慣れ、まずは初戦のジンバブエ戦にむけて万全の状態に仕上げていきたいと思います。

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成田空港にてチェックイン 15時間かけてソルトレイクシティ国際空港に到着