明治大学 40-3 日本大学
【セカンドステージ 2012年12月9日(日) /宮城・ユアテックスタジアム仙台】
第49回 全国大学選手権大会
明治 40-3 日本 明治 40-3 日本
明治 40-3 日本
会見リポート
 

日本大学の加藤尋久ヘッドコーチ(左)と小川キャプテン
日本大学の加藤尋久ヘッドコーチ(左)と小川キャプテン

日本大学

○加藤尋久ヘッドコーチ

「私が監督になって初めての大学選手権ということで、チャレンジャーとして足跡を残して行きたいです。もちろん今日のゲームも勝ちたいと思っていました。
残念ながら力及ばす明治大学さんの前では、自分たちのやりたい事、やるべき事、と言うところでは、少しずつプレッシャーを受けてしまいミスが増えてしまったのかな?と思います。選手一人ひとりの弱さでしょうし、まだまだ成長しないといけない部分ではないかと思いました。
来週末は関東リーグ戦チャンピオンの東海大学さんに、再チャレンジという形になりますので、チャレンジャーとして戦って行きたいと思います」

○小川高廣キャプテン

「チャレンジャーとして、また勝つつもりでチャレンジしました。最初の20分リードして、最後までリードし続け、ボールを守りながらずっと攻め続けようと考えていたのですが‥‥。やはり自分たちのミスやペナルティーなどで、なかなかリズムがつかめなかったです。
やりたい事ができたところもありましたが、しなければならない事ができなかった。大事なところをしっかりできていなかったところ、弱い部分をつつかれてしまってリズムがつかめないままでした。このあと2試合もチャレンジャーとして挑みたいと思います」

──どのようなプランで試合にのぞみましたか? 今日の試合でできたこと、次の試合に向けての修正点について。

○加藤ヘッドコーチ
「今日のゲームについては、すべてキャプテンに任せていました。
リーグ戦が終わってから2週間の準備期間がありましたので、どういう練習をして、そういう意図で戦おうとしているのかについては分かっていました。ボールを大きく動かして、前進を図りながら相手の体力を奪いスコアーしていく。その一番簡単な方法を取れば、それこそボールを持った人がまっすぐ走ってトライするのが一番簡単なのですが、それができないのがラグビーで面白いところなのですね。ボールをフラットに動かすラグビーが主流の中で、そうではないラグビーもある。相手を崩していく。今日できた部分は、その崩しかけたところまではできたと思います。ただフィニッシュにもっていかないですとか、もっと大きくスピードを上げて前進していかないといけないところで、パスプレイに走ってしまいました。
一人ひとりが勝負する気持ちの強さが、まだまだ足りないところが一番の課題じゃないでしょうか。そういった部分では、今日もまた勉強させていただきました。もっと強気に一人ひとり判断できるようにしてほしいところです。それができないと次の東海大学戦では、ただチャレンジするだけではなく勝利を狙っていかないといけないので、もう一度学生たちと一緒にやっていかないとと思っております」

明治 40-3 日本 明治 40-3 日本
明治 40-3 日本
 

明治大学の吉田監督(左)と竹内キャプテン
明治大学の吉田監督(左)と竹内キャプテン

明治大学

──日本大に対して、どのようなゲームプランでのぞみましたか?

○吉田義人監督

「この大会に関しては、勝ち点のほかにアドバンテージポイントを持って試合に臨むわけですから、勝利に対しての勝ち点とボーナスポイントをわれわれは2点で、同じリーグの東海大学さんが4点持っているので、勝利はマストです。ボーナスポイントもしっかり取って行かない事には、トップ4の道も絶たれてしまいます。
我々としては、積み重ねてきたラグビーをもう一度、徹底してやっていこうという意識でやってきました。早稲田大学戦が終わってからの一週間後の試合でしたが、そこを注意してやって勝ち点とアドバンテージポイントを取りに行くことがゲームプランですね」

○竹内健人キャプテン

「ゲームプランですが・・・。自分たちのラグビーをするだけなので、とくには。
最初、4トライに拘り過ぎてちょっと硬かった雰囲気あったのですが、トライを取ってからは明治らしいゲームのなったかなと思います」

──来週に向けて修正点とかはありますか?

○吉田監督
「日本大学さんのラグビーは、とにかく自陣からでもどんどん攻めてくる、ボールを持ったら、とにかくボールを保持して、攻めてくる。とにかく外側にボールをどんどん運んでくるって言うラグビーだったわけですが、それに対して我々もそういったラグビーに仕上げてくるということは、頭の中にみんなあったので、ますディフェンスをしっかりやっていこうと思います。
ディフェンスは相手をノートライに抑えることができました。ここは及第点だと思いますが、今後戦いをしていくなかで抑えるだけでなくて、しっかりと相手のボールを奪い取るように、もう少し強化していきたいです。BKの精度はもう少し・・・直さなければいけないですね」