マッチリポート 「第63回 全国地区対抗大学ラグビーフットボール大会」
福岡大学 39-12 愛知学院大学
【準決勝 2013年1月4日(金) /愛知・名古屋市瑞穂公園ラグビー場】
冬空らしい晴天に恵まれたコンディションの中、福岡大学のキックオフで試合が開始された。開始早々ピンチを凌いだ愛知学院大学が敵陣ゴール前からラックを押し込みPR森下がトライ。コンバージョンは失敗するも5-0とした。その後のキックオフのボールをキャッチした愛知学院大学は、ロングゲインで福岡大学陣まで攻め込むが、インターセプトで陣地を奪い返される。福岡大学はペナルティキックからゴール前のラインアウトモールで攻め、最後はHO久保が飛び込みトライ。5-5の同点とした。流れに乗る福岡大学は、テンポの良い連続攻撃でバックスに展開し、WTB鬼塚脇からサポートに付いていたFL山本がボールを受けトライ。5-10と逆転した。反撃に出たい愛知学院大学は、ペナルティキックからりリズムをつくり、LO石田のラインブレイクからLO神山につなぎトライ。ゴールも決まり、12-10と再逆転した。前半終了間際の35分、福岡大学は中盤から積極的に展開し、WTB児玉が相手選手に掴まれながらも前進、そのままインゴールまで押し込みトライで12-15と逆転した。

後半、先に得点したのは福岡大学。ゴール前の連続攻撃からWTB児玉がラックサイドを突きトライ。12-20とした。点差を縮めたい愛知学院大学は、フォワードとバックスを絡めた連続攻撃で少しずつゲインをするも、福岡大学の粘り強いディフェンスによりトライに結びつかない。勢いづいた福岡大学は、FL山本、LO長岡がそれぞれトライを取り、32-12と突き放しにかかる。その後もトライを重ねた福岡大学が、12-39で勝利し決勝に駒を進めた。

(山下岳)