マッチリポート 「第63回 全国地区対抗大学ラグビーフットボール大会」
福岡大学 42-14 東京学芸大学
【決勝 2013年1月6日(日) /愛知・名古屋市瑞穂公園ラグビー場】
この冬一番の寒波で底冷えの瑞穂ラグビー場。風も無く、日差しも無く寒さだけが身にしみる中、福岡大学のキックオフで試合が開始された。序盤相手オフサイドより福岡大学が敵陣へ攻め込むも味方反則でチャンスを生かせず。その後お互い膠着状態が続く。徐々に体格で勝る福岡大学がセットスクラムでプレッシャーをかける。13分福岡大学が敵陣10mラックより9-13-14と繋ぎWTB児玉が3人引きずり右隅にトライ。5-0とする。21分福岡大学は敵陣でラックをターンオーバーすると15-14-11と繋ぎWTB鬼塚脇が左中間にトライ。10-0となる。26分福岡大学は中央より展開しCTB後藤がラインブレークし、10-14-15と繋ぎ、最後はゴール前のラックよりFL藤山が飛び込み右隅にトライ。押されぎみの東京学芸大学も相手がシンビンで1人足りない中、34分ゴール前PGよりSH古川が持ち込み中央にトライ。SO川村のゴールも成功し15-7となる。40分福岡大学は自陣22mラックをターンオーバーし、12-13-11-1-13と繋ぎCTB後藤が右隅にトライ。20-7で前半を終了。

後半早々東京学芸大は相手陣で優位に進める。4分東京学芸大学はゴール前でモールを押し込みHO小嶋が左中間にトライ。SO川村のゴールも成功し20-14となる。その後も東京学芸大学が攻め込むも福岡大学の当たりの強さで戻されチャンスを潰す。14分福岡大学はスクラムより右に展開しCTB林田がラインブレークし右隅にトライ。25-14。その後お互いチャンスをノッコン等のミスで潰し、スコアできず。27分福岡大学はゴール前ラインアウトからチャンスを得るとラックを連取し、ゴール中央にFL山本がトライ。SO阿部のゴールも決まり32-14となる。その後FWで優位に立つ福岡大学が34分、40分と2トライを追加し42-14でノーサイドとなり、福岡大学が9年ぶり5回目の優勝を飾った。
表彰では、日本協会 矢部専務理事が福岡大学を祝し、選手、関係者の労をねぎらい無事、大会が終了した。

(大久保 誠)