■DAY3:2013年2月21日(木)

合宿最終日、早朝の集合は選手1人1人とスタッフ全員が握手。何気ない動作の中にもチームビルディングのための工夫がみられます。
本日もウェイトトレーニングからスタート。上半身をターゲットに行いました。普段あまり意識をしない肩甲骨の動きを中心とした背中の使い方と、トレーニング方法を学びました。

高校日本代表強化合宿レポート 高校日本代表強化合宿レポート
朝の集合、握手でコミュニケーション ウェイト、村上コーチのデモ
高校日本代表強化合宿レポート 高校日本代表強化合宿レポート
フロントプレス、背中を使って 練習前MTG、昨日のレビューを踏まえて

午前の練習は、修正練習を中心に行いました。練習前ミーティングでは前夜の選手ミーティングでの課題とスタッフミーティングでの課題をすり合わせ、選手・スタッフ間で課題を共有。グラウンドでの練習のポイントを確認して、練習に臨みます。ウォーミングアップの後にまずチーム全体でアタックブレイクダウンの練習を行いました。ボールキャリアーの役割とサポータの役割を意識した練習を行いました。その後FWとBKに分かれ、FWは前日の練習・試合で課題として上がったラインアウトの練習を行いました。BKはアタック時の仕掛けをテーマに人数やスペースを変えながら練習を行いました。最後のメニューはフィットネス、肉体的にきつい状況ではありましたが、全員で声をかけ合い、良い雰囲気の中練習を締めくくりました。

高校日本代表強化合宿レポート 高校日本代表強化合宿レポート
W-up、体幹を意識して 修正練習、ブレイクダウン
高校日本代表強化合宿レポート 高校日本代表強化合宿レポート
2on1、ハンマー ユニット - BK
高校日本代表強化合宿レポート 高校日本代表強化合宿レポート
ユニット - FWラインアウトの修正 ユニット - BKゲーム形式で基本を確認

閉講式では、野上副団長・中竹コーチングディレクター・横田監督から強化合宿の総評と直前合宿・遠征に向けての宿題が提示され、最後に湯本キャプテンの挨拶で全日程を終えました。

あっという間の2泊3日でしたが、スタッフ・選手ともに濃密な時間を共有できた合宿でした。チームビルディングのファーストステップとして位置づけたこの合宿、まだまだ課題や修正点はありますが、“ホップ・ステップ・ジャンプ”の第一歩は確実に踏み出せた合宿でした。

高校日本代表強化合宿レポート 高校日本代表強化合宿レポート
閉講式。野上副団長挨拶 横田監督。総評と次への課題
高校日本代表強化合宿レポート
湯本キャプテン。直前合宿に向けて
■DAY2:2013年2月20日(水)

合宿2日目、昨日の雪の影響で強烈な冷え込みの中、ウェイトトレーニングからスタート。早朝ウェイトトレーニングは今年からの新しい取り組みです。下半身のトレーニングを中心にラグビーに必要な基本姿勢の確認とトレーニングを行いました。

高校日本代表強化合宿レポート 高校日本代表強化合宿レポート
朝練ウェイト フロントスクワット
高校日本代表強化合宿レポート 高校日本代表強化合宿レポート
練習前ミーティング インディビジュアル - スローイング

午前の練習は、天理大学さんとの合同練習・チームでのアタックディフェンスの練習を行いました。合同練習ではFWとBKに分かれ、それぞれ大学選手の胸をお借りしました。FWはスクラムとラインアウト。ラインアウトではチームで取組んでいるショートラインアウトの攻防を行いましたが、大学生のDFスキルの高さに、思うようなボール確保が出来ず明日以降の課題となりました。スクラムでは、セレクション合宿から取組んで来た姿勢・ルーティーンを評価する絶好の機会となり、大学生を押込む場面も多くみられ一定の成果を得ることが出来ました。

BKは大学生と合同で昨日に続きエディー・ジョーンズ日本代表ヘッドコーチによるセッションを行いました。ゲーム形式の練習の中でディシジョンメイキングにフォーカスした内容でした。複数のボールを使いながらめまぐるしくボールが動く状況の中で、前を見てプレーすることを繰り返します。よりスピーディーで肉体的にハードな状態で“前を見る事の難しさと大切さ”を実感した選手達でした。午前の最後はゲームライクプラクティス、アタック・ディフェンスとフィットネストレーニングを交互に繰り返すハードな内容でしたが、選手の集中力も高く、午後のゲームが期待できる内容となりました。

高校日本代表強化合宿レポート 高校日本代表強化合宿レポート
インディビジュアル - バックス ユニットトーク
高校日本代表強化合宿レポート 高校日本代表強化合宿レポート
AD - ロングリリース! アタックディフェンス

午後は天理大学さんとの練習試合(20分×3本)を行いました。チームとして初の試合、チームが目指すアタックディフェンスのゴールに果敢にチャレンジする試合内容となりました。結果は28-22と惜敗でしたが、成果と課題が明確となり、チームとして実りあるゲームとなりました。

夕食は今年も天理ラグビークラブの方々のご好意で、激励会をかねた食事会を開催して頂きました。美味しいしゃぶしゃぶをたらふく頂き、本当にありがとうござました。
夜のミーティングは今日のゲームレビューを中心に選手ミーティングを行い、明日の最終日に向けて課題を共有しました。

昨日の雪が残り、寒い1日となりましたがチームは日々成長を遂げています。今日は、天理大学さんとの合同練習・試合を経験した事で、チームの一体感が一気に高まったよう気がします。また、グラウンド外でも激励会を開催していただいたおかげで、気持ちの部分でもチームとして一歩前進できた1日でした。このような環境を提供していただいた天理大学の皆様、天理ラグビークラブの皆様に感謝いたします。ありがとうございました。

高校日本代表強化合宿レポート 高校日本代表強化合宿レポート
坂田団長のお礼の言葉 激励会 - 大満足
高校日本代表強化合宿レポート 高校日本代表強化合宿レポート
激励会 天理クラブからチームへの記念品贈呈
高校日本代表強化合宿レポート 高校日本代表強化合宿レポート
選手ミーティング 選手ミーティング - ゲームレビュー
■DAY1:2013年2月19日(火)

本日より2泊3日の高校代表の強化合宿が始まりました。関西では珍しい雪模様で、交通機関の乱れなどが心配されましたが、無事に本年度セレクションされた27名の選手が集まりました。

結団式では日本ラグビーフットボール協会・高校担当理事の前田先生、坂田好弘団長、野上友一副団長、松井英幸・ユース統括から挨拶がありました。特に坂田団長の挨拶は、ご自身の選手としての代表経験を含めたご挨拶であり、選手も代表選手としての自覚を新たにしました。続いて横田監督から今年のチームの目標・指針が提示され、湯本キャプテン・桶谷FWリーダー・鈴木啓太BKリーダーの発表がありました。それぞれからチームの皆へ向け決意表明がありました。

結団式を終え、いよいよチームのスタートです。村上S&Cコーチ指導のウォーミングアップを終え、午後のメイン、エディー・ジョーンズ日本代表ヘッドコーチのセッションがスタート、ゲーム形式の練習の中で代表で取組んでいるアタックシェイプを選手に落とし込んでいきます。通訳を介した練習に最初は戸惑っていた選手も、徐々にヒートアップ。最後は“Goodプレー”の声が頻繁に出るほど充実した練習となりました。その後は、ユニット、フィットネスを行い練習を終えました。

夜は横田監督からセレクション合宿のレビューと強化合宿の狙い、村上S&Cコーチからストレングストレーニングについて、映像を交えたミーティングを行い、明日の練習に備えました。

今日は、雪の中での活動となりましたが、選手の意欲も高く“代表選手”としての意気込みを随所に感じる事が出来ました。明日は天理大学との練習を予定しています。

高校日本代表強化合宿レポート 高校日本代表強化合宿レポート
坂田団長挨拶 野上副団長挨拶
高校日本代表強化合宿レポート 高校日本代表強化合宿レポート
横田監督から選手に向けて 湯本キャプテンから一言
高校日本代表強化合宿レポート 高校日本代表強化合宿レポート
ウォーミングアップ ジョーンズHCによるセッション
高校日本代表強化合宿レポート 高校日本代表強化合宿レポート
ジョーンズHCによるセッション - 選手の熱気で湯気が‥‥ 選手トーク
高校日本代表強化合宿レポート
夜のMTG - セレクション合宿レビュー