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■2013年6月5日(水) DAY 16

IRBジュニアワールドラグビートロフィー2013(JWRT)第3戦U20日本代表はU20トンガ代表と対戦し、43-22で勝利しました。
この結果U20日本代表はグループB2位となり、9日の最終戦は地元U20チリ代表と3位決定戦を戦います。

今日はチリ・テムコではこの時期に珍しい晴天となりました。試合会場に到着すると霧が立ち込めていましたが、キックオフ前には視界も良好となり、3試合目で初めての好コンディションです。
試合は立ち上がりからU20トンガ代表がフィジカルの強さを前面に出し、正面から当たってきました。U20日本代表は一人一人が低く強い姿勢で受け止め、二人目のサポートで相手の前進をしっかり止めました。互いにペナルティーゴールを外したあと、前半14分、U20日本代表は自陣ゴール前スクラムで素早くボールを出し、バックスへ展開。WTB石井魁が大きく前進して相手陣22m内まで攻め込み、相手ペナルティーから自ボールラインアウト。ボールをキープしてモールを組み、最後はHOの橋本大吾がボールを押さえて日本が先制します。その後ターンオーバーからCTB合谷和弘が抜けだしトライ。トンガもトライを返しますが、FL西内勇人キャプテン、WTB石井の3試合連続となるトライで追加得点をあげ、前半を26-5で折り返しました。
後半は開始早々の1分、そして11分にトライを奪われ、一時は29-17まで追い上げられました。しかし、攻めの姿勢でフォワードがファイトし続けます。そして獲得したボールをバックスが粘り強くつなぎ、CTB近藤英人、WTB荻野岳志がトライをあげ、43-22で勝利を収めました。
「今日の試合はフォワード戦で優位に立つことができた。後半基本プレーでミスが多くなってしまったが、攻め続けることはできたのでよかった。最後の最後まで勝つという気持ちを出せた」と西内キャプテン。沢木ヘッドコーチは「日本のラグビーをすることができた。前の試合(U20 カナダ代表戦)の反省を生かして、日本らしいトライを何本も取ることができた。今日はセットプレーが安定したので、いい試合をすることができた。日本のラグビーが強くなるためには、セットプレーの安定は不可欠。選手もタフになり、成長している。試合に出られない選手もタフなトレーニングをして、全員が一丸となってチーム力が上がっている」と試合を振り返りました。

JWRTも残すところあと1試合。次戦はホームのU20チリ代表が相手です。

1 到着時の試合会場は霧の中
アンチドーピングのキャンペーンTシャツを着てウォーミングアップ
招待された地元中学生らが観戦
安定したラインアウト
復帰のFB松田選手も活躍
プロップ陣のダブルタックル
フォワードの集散
3試合連続トライ WTB石井選手
CTB近藤選手トライ
トンガのモールに耐えます
WTB荻野選手トライ

日本にも大きな声援がありました
試合会場のあるピトルフケンイン市から記念の楯の贈呈

 
 

 
 

Generation 2019 - [PR 渡邉隆之]

「U20日本代表の技術レベルはとても高いです。練習時間は短いですが、その中で100%の力を出すという取り組み方は初めての経験で、勉強させられています。
ラグビーを始めたきっかけは、小学校5年生の時に担任の先生が授業に取り入れたタグラグビーです。タグラグビーの大会で、ラグビースクールに誘われました。小学生の時はバックスでした。中学生になってウィング、センター、ロック。高校は札幌山の手高校でしたが、1年生の初めはNO.8で、その後プロップでプレーするようになりました。高校で全国大会に出場することができ、遠いと思っていた高校日本代表にも選ばれました。しかし高校日本代表の遠征では何もできませんでした。ミスをたくさんしてしまい、もう代表に呼ばれることはないと思っていたので、U20日本代表に選ばれた時は驚きました。
ボールを持って前に出る、タックル、コンタクトプレーは得意ですが、スクラムはまだまだです。上を目指すにはセットプレーを安定させなければと思っています。
日本代表はもちろん目指しています。高校の先輩であるマイケル・リーチさんが憧れです。2019年のラグビーワールドカップで、北海道も試合開催会場になる可能性があるので、是非出場したいと思っています。北海道出身の代表選手は多くないので、地元で出場してその姿をお世話になった人たちに見せたいです。
今大会では控えに回っていろいろな手伝いを経験する機会があります。ジャージを準備したり試合会場に先乗りして選手を迎え入れたり、こういったサポートをしてくれているスタッフや選手がいるんだということを、改めて知ることができました。自分が試合に出場できなくても、他の選手が全力で試合に向かえるようにサポートしていきたいと思います。試合に出場した時は、サポートプレーやワークレートを増やしてチームに貢献します」

■2013年6月4日(火) DAY 15

本日、U20トンガ代表戦の試合登録メンバーがアナウンスされ、試合前日練習に臨みました。

練習前のミーティングで、沢木ヘッドコーチはサッカー日本代表がワールドカップ出場を決めた試合を取り上げ、「チャンスでしっかり結果を出せたのは、試合を意識した日ごろの練習と自らのコントロールによるもの。改めて高い意識を持って日々の練習に取り組み、試合で自信をもってパフォーマンスを出せる準備をしよう」と話しました。その後、翌日の試合登録メンバーが発表されました。ラインアウトを安定させるためにLO東和樹選手が入り、SHは徳田健太選手が初先発。FBには松田力也選手が戻り、PRのリザーブに渡邉隆之選手が初登録という布陣になりました。

もっとコミュニケーションを 沢木HC
フォワードのパックメンタリティ
ぬかるんだ足元でも安定したスクラムを
モールも低いボディポジションで
雨の中でもフィールディングは正確に
得点源 バックスリーとセンター陣
控え選手もハードトレーニング
 
 
PR 渡邉隆之
「スクラムを中心にセットプレーを安定させて、フィールドプレーで一生懸命走りまわりたい」
SH 徳田健太
「前の試合の悔しさを忘れず、基本的なミスをなくして正確なパスを出し、必ず勝ちたい」
WTB 荻野岳志
「チリに来てから思ったようなプレーをできていないので、ウィングとしてトライを取りたい。大きな相手をロータックルで倒したい」
WTB 石井魁
「試合の最初から全力で自分たちのペースをつかみたい。前に出るプレーでチームを引っ張り、トライを取る」

Generation 2019 - [FL 桶谷宗汰]

「U20日本代表に集まる選手は、ラグビーに対する考え方やリーダーシップが一人一人しっかりしていると感じます。自分は高校日本代表でフォワードリーダーを務めましたが、うまくチームを引っ張ることができませんでした。U20ではリーダーではない選手も率先して声を出してチームに関わっている。すごいと思いました。自分は試合中に何を話していいかわからない時が多いんです。ラグビーでもコミュニケーション能力が大切だということを今感じています。
ラグビーは友達に誘われて小学校5年の時に布施ラグビースクールで始めました。少し太っていたので、体格を活かした当たりが通用して面白かったです。中学校で大阪府選抜に選ばれ、全国ジュニア大会で優勝することができました。その時、レベルの高い相手と試合をしてうまい選手と対戦することが面白くて、ラグビーを本格的に好きになりました。
常翔学園高校では2,3年の時に全国大会に出場しました。2年の時にはニュージーランド留学をさせてもらい、日本のラグビーと違う考え方に触れ、自由にボールを動かすラグビーに面白さを感じました。
ラグビーは大の大人でも試合で負けたりすると本気で悔しがり泣いてしまうスポーツ。身体をぶつけ合いハードだからこそ、勝った時の嬉しさが大きいのだと思います。
2019年のラグビーワールドカップは、単純に出場できたら格好いいと思います。大会が行われることでラグビーがメジャーになるきっかけになればと思います。知らない人にもラグビーを伝える絶好の機会です。自分が出場するためには、もっとフィジカルを鍛えて、コミュニケーション能力を高めていかなければなりません。まだまだです。
JWRTはプレー時間は短いですが、入替で入った時に声を出してチームに活力を与え、途中出場でも見ている人が『すごい』と言ってくれるようなプレーをして、チームに貢献したいと思います」

■2013年6月3日(月) DAY 14

U20日本代表は今日、午前中にグラウンドで練習を行い、午後は予定を変更してリカバリーと休息に充てました。

練習前のミーティングで沢木ヘッドコーチは「トンガが相手だからといって、特別なことはない。今までの積み重ね。やってきたことを信じて試合で出すだけ」と話しました。低さ、速い攻守の切り替え、ボールを動かすことというこれまで継続してきたU20日本代表らしいラグビーのための練習を行いました。

明日はU20トンガ代表戦の試合登録メンバーが発表され、試合前日練習に臨みます。

いつもと違う小さなバスで移動です
ウォーミングアップは明るく楽しく
松田選手も通常メニューに復帰
龍ドクターも…
スクラム練習に参加!
ぬかるんだグラウンドは厄介です スパイクの泥を落とします
 
 
 
 
 

 
 

 
 

 
 

 

Generation 2019 - [FL 東和樹]

「U20日本代表は意識が高く、一人一人の責任感が強いです。日本の代表という立場に恥じないプレーを目指している。一緒にプレーしている中で勉強させられます。自分自身の好きなプレーはディフェンスです。走って身体を張ってサポートして、少しでも早く味方にボールを出してテンポを上げることを心がけています。
ラグビーは小学校入学の頃に父の勧めで三田ラグビースクールに通い始めました。中学校ではバスケットボールもやっていましたが、兵庫県のラグビースクール選抜に選ばれてからは、ラグビーを続けることを考えるようになり、京都成章高校に入りました。
ラグビーはぶつかり合ったり、しんどいことをやったりしている者同士しかわからない感覚があって、達成感や喜びも他のスポーツより大きいと思います。また、しっかり準備をしないとできないスポーツではないでしょうか。だからプレーヤーがお互いをリスペクトすることができる気がします。
日本代表という存在はまだまだ遠いものですが、今のU20日本代表がゴールではないと思っています。さらにレベルアップして、もっともっと上に行きたい。少しずつでも成長していきたい。2019年のラグビーワールドカップに出場することを目指していけば、所属している明治大学でレギュラーになること、将来トップリーグでプレーすることなど、おのずと段階を踏み、成長していける。その先に日本代表があるのだと思います。
 大学は政治経済学部に通っています。進学先を決めた時、ラグビーはもちろん、経済や行政などの分野に高校の時から興味を持っていて勉強してみたい、ということも理由の一つでした。だから大学ではラグビーも勉強もしっかりやりたい。どちらも、やった分しか返ってこないですから。
 U20日本代表は、集まった当初に比べ、チームも自分も大きく成長していると思います。試合では自分が求められていることに応えられるように、リザーブからの出場でもチームに足りない部分を補えるプレーをしたいと思います」

■2013年6月2日(日) DAY 13

IRBジュニアワールドラグビートロフィー2013(JWRT)も残すところ2試合となりました。
今日の午前中、試合メンバーはプールリカバリーを行いました。大会も中盤を過ぎて、幸い大きなけがをした選手はいません。コーチ陣は選手のコンディションを見極め、選手も自らしっかり手当をして試合に備えることが大切です。

午前中には大会期間中2回目のレガシープログラムとして、テムコ市内のカトリカ大学でラグビー指導を行いました。高崎コーディネーターと選手5名でグラウンドに到着すると、男子選手と共に女子選手もジャージ姿で準備をしていました。カトリカ大学チームはテムコ市内で唯一女子部があるチームです。選手たちは様々な大学、職業の人が集まって構成されているそうです。
最初は男女一緒のグループで指導開始。パス、タックルの指導を行った後、男子はフォワードとバックスに分かれてU20日本代表選手から指導を受け、女子は高崎コーディネーター主導でゲーム形式の練習を行いました。
最後にカトリカ大学の男女チームそれぞれからジャージがU20日本代表に贈られ、感謝の意が伝えられました。指導を聞く姿勢は真剣で、うまくなりたいという気持ちが非常に伝わってきました。
午後はグラウンド練習。練習前のチームミーティングで高崎コーディネーターから大会に臨む姿勢について話がありました。
「君たちは本当に100%でやっているか。国を背負って戦うテストマッチという意識を持てているか。そして試合前の準備もテストマッチを戦う気持ちと同じように全力で取り組めているか」と問いかけ、残りの試合に向けて気を引き締め直しました。沢木ヘッドコーチも「主役は自分たち。自分たちのチームという気持ちを持って、パックメンタリティ(まとまる意識)を持ってやっていこう」と話しました。
グラウンドでは、西内キャプテンの「今から100%のコミュニケーションで練習もしっかりやろう」という言葉で練習が始まり、選手から声が出る気持ちの入った練習になりました。

グループ最終戦となるU20トンガ代表戦は5日11時キックオフです。

カトリカ大学男子チーム
女子チームの皆さん
スクラム指導
重量級対決
 
真剣に耳を傾けます
プレゼントされたチームジャージと中村圭佑選手
最後に全員で記念撮影
高崎コーディネーターから選手へ
練習前に西内キャプテンから
マイボールラインアウトは100%獲得!

ラインアウトはリフターも重要です
練習からボディポジションを意識して

Generation 2019 - [PR 平野翔平]

「U20日本代表はいい雰囲気です。合宿を重ねるうちに、言いたかったことを言えるようになりました。自分のチームに帰れば試合でやり合う間柄ですから、最初は正直敵対心のようなものもありました。
ラグビーは中学校2年から始めました。野球部でしたが辞めてしまい、その時同級生でラグビーをやっている女子選手(濱辺梨帆/福岡大学ラグビー部)にラグビーやってみないかと強く誘われたんです。そしてラグビースクールに行ったら布巻さん(峻介・早稲田大学)や水上さん (彰太・筑波大学)がいて、楽しそうだったので通い始めました。人に当たり、跳ね飛ばして褒められるというのが新鮮でした。高校は東福岡高校に進学しましたが、簡単にメンバーに入れませんでした。試合に出られないと面白くないので、コーチと1対1で練習するなど努力して、2年からレギュラーになることができました。
今年ジュニア・ジャパンに選ばれて多くの経験をしました。スーパーラグビーの選手と対戦して、最初接点では全く歯が立ちませんでした。スクラムもただ低く組めばいいわけではないことも学びました。同じチームのトップリーグの選手たちの意識の高さも勉強になりました。練習に100%で取り組もうという姿勢、試合が終わった後の自己管理などです。こういった経験をU20日本代表で伝えなければならないと思っています。
実は僕はお笑い芸人になりたかったんです。大学でラグビーを続けるつもりはなかった。でも高校の監督に勧められて進学して、ラグビーを続けることにしました。結果的にこうやってU20日本代表やジュニア・ジャパンに選んでもらって、とてもいい経験ができています。2019年までラグビーを続けていれば、日本開催ですから是非出場したいです。
U20日本代表に貢献できることは何でもしたいと思っています。練習での簡単なミスが試合につながることや、国際舞台での一つのプレーの大切さなど、自分がジュニア・ジャパンで経験したことを伝えながら、優勝を目指して頑張ります」

■2013年6月1日(土) DAY 12

U20日本代表は「ジュニアワールドラグビートロフィー(JWRT)2013」第2戦でU20カナダ代表と対戦し、15-39で敗れました。

U20日本代表は試合の入りを意識し、試合開始直後から敵陣に攻め込みました。しかしトライを取り切れず、自ボールのスクラムで反則を取られてから、U20カナダ代表がボールを保持する時間が長くなりました。前半18分、カナダに先制トライを許し、その後ペナルティーゴールも決められて0-10とリードされます。

遠藤FWコーチが選手に向けて何度も発した「我慢!」という言葉通り、日本はしつこく低いタックルでフィジカルの強いカナダの前進を食い止めました。前半35分、日本はグラウンドをワイドに使ってラックを連取。CTB近藤英人選手が2人をひきつけてWTB石井魁選手にパス、石井選手が走り切りトライを奪い、CTB合谷和弘選手のゴールも決まって7-10で折り返しました。

ハーフタイムに、沢木ヘッドコーチは相手キックの切り返し、低いタックルの徹底を指示。「自分たちのミスで自分たちを苦しい展開にしている。基本プレーを確実に、後半最初からカナダよりもタフにプレーをしよう」と選手を送り出しました。

しかし、後半最初のトライは再びカナダでした。さらに、20分までに2つのトライを奪われました。日本はFWがゴール前に攻め込み、28分に西内勇人キャプテンがラックサイドをついてトライを返しましたが、その後、カナダに2トライを追加され、15-39でノーサイドとなりました。

西内キャプテンは「自分たちのラグビーができなかった。スクラムは押され、ラインアウトも思うように獲得できず、ノックオンなど基本プレーでミスをしてしまった。ブレイクダウンではFWがしっかり仕事をできていたので、良いところは継続しながら、セットプレーやミスの多かったプレーを修正してU20トンガ代表戦に臨みたい」と話しました。

今日の結果で日本は自力でのグループ1位通過がなくなりました。5日に行われるU20トンガ代表との第3戦の勝利に向けて、明日から気持ちを切り替えて練習に臨みます。

試合前 国家斉唱
2戦連続トライのWTB石井選手
CTB合谷選手のPG
FB重選手にカナダディフェンス
キックパスで2トライをアシスト カナダSO
しつこくボールに絡み球出しを遅らせるカナダ
ステップを切るNO.8佐藤選手
低いボディポジションで
大きな相手にダブルタックル
ラインブレイクを図るCTB合谷選手
密集で反則 波に乗れず

Generation 2019 - [HO 中村駿太]

「U20日本代表は年齢が違う選手が集まっていますが、しんどい時でも声を出しあえるいい雰囲気のチームです。今まで経験した代表チームのように『合わせ』の練習ではなく、ハードな練習をします。U20日本代表の合宿に来てから、フィットネスの数値が上がり、体脂肪が下がりました。
父親が社会人ラグビーをやっていた影響もあって、小学校1年生からラグビーを始めました。中学生まではスタンドオフで、高校からはずっとフッカーです。桐蔭学園では、ラグビーは頭を使わなければできない、ということを学びました。ラグビーに対する考え方が変わりましたね。2、3年と全国大会に出場して、3年時には高校日本代表にも選ばれました。めちゃくちゃ嬉しかったです。大学では1年の時は試合に出られず、悔しい思いをしました。そんな中U20日本代表に選んでもらって、これも嬉しかった。
2019年のラグビーワールドカップは、ラグビーをやっている以上出場したいと思っています。手に届く位置にあるのであれば、そこを目指したい。日本のトップを目指すということは自分の成長にもつながります。
JWRTはもちろん先発出場を目指しますが、リザーブからの出場でも相手チームが嫌がるインパクトのあるプレーを見せたいと思います。フィールドプレーが得意なのでボールキャリアとしてしっかり働きたいです。
先日、祖母が亡くなりました。中学生の時など、ラグビーをしていた自分の面倒をよく見てくれてとても可愛がってくれました。この大会で優勝して、祖母にいい報告をしたいと思います」

■2013年5月31日(金) DAY 11

明日6月2日は「ジュニアワールドラグビートロフィー(JWRT)2013」第2戦、対U20カナダ代表です。

本日の試合前日練習の前に、試合登録メンバーが発表されました。第1戦で打撲してコンディションが戻らなかったフルバック松田力也選手に代わって、重一生選手がスターティングメンバーに。リザーブには堀田隼平選手が初登録という布陣になりました。

雨が強く降ったり晴れ間が現れたりという安定しない天候でしたが、U20日本代表は自分たちがやるべきことに集中して試合前日練習に取り組み、明日の試合に備えました。

午後は試合登録メンバー全員がマッサージを受け、そのあとはリラックスタイム。夕食の前にフォワード、バックスに分かれたユニットミーティングと選手ミーティングを行い、試合に備えました。

JWRTは各グループ1位のみがIRBジュニアワールドチャンピオンシップ昇格をかけた優勝決定戦に進めます。次戦はグループBで勝点5の日本と勝点4のカナダの対戦です。

天候に左右されずに練習に集中
控え選手も貪欲に
チームを率いる沢木HCと西内キャプテン
カナダ戦ではキック処理がカギ(石井選手)
 
 
 
 
 
 
HO 橋本大吾
「これまでやってきたことを出したい。FW戦で勝つ。セットプレーの制圧。モールでトライを取る。プレーでチームを鼓舞していきたい」
FL 木村貴大
「まずは初戦、勝ちたい。目の前の試合にしっかり取り組み、練習でやってきたことを信じてやりたい。安定したディフェンスと、キックも多くなると思うのでハイパントのキャッチをしっかりやりたい」
SH 大越元気
「やってきたことを出し切る。第1CTBはほとんどやったことがないので、しっかり役割を果たしたい。仲間を信じる」
SO 山沢拓也
「準備してきたことを出せば結果はついてくる。初戦ということで固くなる場面もあるだろうが、規律を守って自分たちが目指す日本のラグビーをしっかりやりたい。雨が降ればキックが多くなる。相手キックからのカウンターで大きくゲインしていい流れを作りたい」
 
CTB 堀田隼平
「試合に出られるチャンスを得たことは素直に嬉しい。出場したらゲインラインを超えるアタックをしてチームに貢献したい」
 

Generation 2019 - [LO姫野和樹]

「ラグビーは自分ひとりではどうにもならないスポーツ。中学校1年から自分の身体の大きさで勝負できるとラグビーを始めた。高校で伸び伸びやらせてもらって、1、2年の時には全国大会に出場することができた。でも、自分が最終学年の3年時には県予選で負けました。自分一人で前に行けばどうにかなると思っていました。考えが甘かった。ラグビーはチーム一丸となってやらなければいけないことを学びました。そして何より悔しかった。だから、大学では日本一になりたいと思って、帝京大学を選びました。
2019年に日本で開催されるラグビーワールドカップには、すごく出たい。もちろん2015年のワールドカップを目指したいと思いますが、2019年は自分たちの世代が主役。その日本代表に自分がいない、というのは想像したくないです。お世話になった人たちへ恩返しの意味でも、晴れ姿を見せたい。そして、引退後は子供たちにラグビーを教えて、日本ラグビーに貢献したいと思っています。
ジュニア・ジャパンで海外遠征を経験し、自分の甘さを痛感しました。タックルや当たりが通用しなかった。またトップリーグの先輩たちの集中力や取り組み方、姿勢を本当にすごいと思いました。意識が変わりました。
そういった経験を活かして、JWRTはチームとして優勝することはもちろん、自分も成長させたいと思います」