TIDシニアキャンプ第7回スケジュール・参加メンバーはこちら

■2013年8月11日(日)

11日に行われたU19アジア選手権の第1戦で、U19日本代表は91対3でU19中華台北代表に勝ちました。

この日、U19日本代表は試合前の午前中に、ホテルの近くでラインアウトとスクラムからの動きをウォーキングで確認しました。

チームミーティングでは試合のテーマを再確認。沢木敬介ヘッドコーチが「自信を持ってプレーしよう。コミュニケーションをしっかり取って相手を甘くみず圧倒して勝とう」と話して、試合会場に向けて出発しました。

試合会場の高雄国家体育場は2009年のワールドゲームズの主会場として建設された、40000人を収容できる大きな陸上競技場です。

U19中華台北戦は日本のキックオフで試合開始。前半7分、ラインアウトのモールからFL末永健雄がサイドを突いて先制トライを奪い、その後はバックスがトライを重ねて、38-3で折り返しました。

選手入場
国歌斉唱
末永選手先制のトライ

後半は、6分にラックの早い球出しからWTB成田秀平がトライ、12分にはペナルティーからの速攻でパスを受けたPR具智元がインゴールに飛び込むなど計9トライ。U19日本代表は91-3でU19中華台北代表に勝利しました。

試合後、FB松田力也キャプテンは「初めての試合なので前半はかみ合わないところがあったが、試合の中で修正することができた。BKのアタック、ディフェンスは、相手をよく見てコミュニケーションを取りながら対応できた。さらにレベルアップして次の試合に臨みたい」と話しました。

 
 
 

第2試合では、U19香港代表が19-18でU19韓国代表をくだしました。日本は14日の第2戦でU19香港代表と対戦します。


CTB石田幹太

「試合をしながら徐々にコミュニケーションを取ることができ、前半は相手に抜かれていたディフェンスを中盤から修正することができた。U19日本代表では貴重な経験を出来ているので、これからもっとレベルアップしていきたい」


CTB梶村祐介

「相手を抜いた後のパスやトライ前のラストパスで自分らしさを出せたと思う。このU19日本代表が初めての代表なので、強みをもっと出して自分をアピールしていきたい」

■2013年8月10日(土)

前日夜に高雄に到着したU19日本代表は、午前中、市内のプールでリカバリーを行い、移動で固まった筋肉をほぐしました。

フォワードはその後、近くの広場でラインアウトの確認を行いました。

昼に行われたチームミーティングで、翌日のU19中華台北代表戦の試合登録メンバーが選手に伝えられました。
沢木敬介ヘッドコーチが掲げた中華台北戦のゲームテーマは「コミュニケーション」。沢木ヘッドコーチは「初戦ということで小さいミスも出るだろうが、その時にどのように選手同士がコミュニケーションを取って立て直せばいいかは、これまでのトレーニングでやってきた。大会3試合を圧倒的な差で勝っていくためのいいスタートを切りたい」と話しました。
松田力也キャプテンは「まずは初戦のテーマであるチームの中のコミュニケーションをしっかり取りたい。負ける相手ではないので、いいコミュニケーションから自分たちのペースをつかみ、自信を持ってプレーしたい」と話しました。

午後はグラウンドに出て、ピラーや腕立て伏せで練習を始めました。その後はブレイクダウン、チームディフェンス、ユニットトレーニングを行いました。全体練習が終わった後、フォワードはラインアウト練習に取り組みました。

   
 
   

隣の練習グラウンドでは、U19中華台北代表チームも練習をしていました。

11日はU19アジア選手権の初戦です。U19日本代表へのご声援どうぞよろしくお願いします。

PR塚原巧巳

「昨年もU19日本代表に選ばれて大会に参加した。アジアだからと油断すると、接戦になってしまう。日本は強い気持ちで戦わなければならない。チーム最年長なので、スクラムの中心となってチームを引っ張っていきたい」

HO堀越康介

「U19日本代表では年上の選手から学ぶことが多く日々成長できている。ボールを持った時のプレーに加え、フッカーとしてはラインアウトのスローイングやスクラムも着実にプレーして、優勝したい」

PR具智元

「目標はとにかくこの大会で優勝すること。自分をアピールできるプレーはスクラムなので、そこでいいプレーを見せたい」

■2013年8月9日(金)

U20カテゴリー世代(19-20歳)の有望な人材を発掘・育成するプロジェクト「TIDシニアキャンプ」第7回 合宿3日目となった本日は、午前中に国内合宿最後の練習を行い、午後、U19アジア選手権の行われる中華台北へ飛び立ちました。

練習はジムでのストレングスから始まりました。これは筋力強化とともに、この後グラウンドで選手たちが100%のパフォーマンスを出すための準備運動でもあります。

グラウンドで沢木ヘッドコーチは「アジアで勝つためにやっているわけではない。世界を見据えて、強い気持ちで取り組まなければ勝てない」と選手たちにより高い意識を持つよう要求しました。

前日にエディー・ジョーンズ日本代表ヘッドコーチが指導したブレイクダウンの練習を復習。低さとヒットスピードにこだわって取り組みました。

ジョーンズ日本代表ヘッドコーチに指摘された選手同士のコミュニケーションについては、お互いのポイントに入る姿勢やプレーの細かい部分まで指示や意識を促す声が出ていました。

松田力也キャプテンは「まだ足りない部分は多くあるが、集まって3日目にしてはよくまとまっている」と話しました。

この練習でTIDシニアキャンプの合宿は終了。専修大学様には大変お世話になり、ありがとうございました。その後、チームは成田空港から中華台北へ出発しました。

バス移動の後に空港でストレッチ

台北から大会が行われる高雄には台湾高鐡(日本の新幹線のような高速鉄道)で移動し、U19日本代表は宿泊するホテルに無事到着しました。

台北に到着 台湾高鐡で高雄に到着

U19アジア選手権の第1日は11日に行われます。U19日本代表の初戦の相手は地元中華台北です。

WTB松井千士

「気持ちは作ってきた。明日から頑張りたい。ウィングというポジションなのでチームを勢いづけるようなトライを獲って引っ張っていきたい」

WTB/FB成田秀平

「せっかくU19日本代表に選ばれたので、早く試合をしたい。勝利にこだわりたい。自分の持ち味のスピードとステップでトライを量産したい」

WTB/FB別所丈司

「日本代表と名のつくチームに選ばれたのは初めて。緊張してしまうかもしれないが、自分の力を出して代表として恥じないプレーをしたい」

■2013年8月8日(木)

U20カテゴリー世代(19-20歳)の有望な人材を発掘・育成するプロジェクト「TIDシニアキャンプ」第7回合宿2日目は、早朝6時からのウェイトトレーニングから始まりました。

ウェイトトレーニングはフォワードとバックスに分かれ、スクワットとベンチプレスを行いました。

そして朝食の後に行われたグラウンドでの練習には、日本代表エディー・ジョーンズヘッドコーチが指導に来ました。

ウォーミングアップでは静かに選手を見つめていたジョーンズHC。

ピラーで体幹に刺激
選手のウォーミングアップを見つめるジョーンズHC

最初に行われたブレイクダウンの練習では低い姿勢を意識してプレーすることを選手たちに繰り返し伝えます。そして意識が低い選手には容赦なくやり直しを指示しました。

低い姿勢を 自ら示します

その後のアタックディフェンスでは選手同士のコミュニケーションをもっと取るように、フォワードのユニット練習ではスクラムの低さと強いバインドを意識するよう指導を行ったジョーンズHCは、練習の後「彼らは未来に可能性のある選手たち。練習の最初は姿勢も高く、コミュニケーションが取れていなかったが、練習の最後にはブレイクダウンもコミュニケーションも良くなった。トップレベルの選手になるための準備が始まったところ」と話しました。

選手も真剣な表情に  
  春のU20日本代表選手が引っ張ります 桶谷選手
スクラム練習の後フロントローもこの表情 練習が終わった後にウェイトトレーニング 小山選手

午後もグラウンドで練習が行われ、TIDシニアキャンプ2日目は終了しました。
いよいよ明日9日は午前中に練習を終えた後、U19アジア選手権が行われる中華台北へ午後出発します。

■2013年8月7日(水)

U20カテゴリー世代(19-20歳)の有望な人材を発掘・育成するプロジェクト「TIDシニアキャンプ」第7回合宿が今日から始まりました。
今回のTIDシニアキャンプ参加選手はU19日本代表として8月11日から17日に行われるU19アジア選手権(中華台北・高雄)に参加します。

合宿初日となった今日、最初のチームミーティングで沢木ヘッドコーチは「ここに選ばれてきたことの覚悟を決めて、日本代表である自覚を持って行動しよう」と選手に話しました。

いよいよチームミーティングから合宿が始まります

午後の練習の始めに、沢木ヘッドコーチが松田力也選手がキャプテンになることが発表されました。今年の春、U20日本代表でIRBジュニアワールドラグビートロフィーに出場している松田選手は「オンとオフをしっかり切り替えて、学年とか関係なく全員でいいチームを作っていきましょう」と選手全員に話しました。


キャプテンを務める松田選手

今日の練習は立っているだけで汗がにじみ出てくるほどの暑さの中で行われました。U19アジア選手権が行われる中華台北も同じような高温多湿が予想されています。水分補給に気を付けながら、初日からハードな練習が行われました。

水分補給は大切です

実戦を意識したコンタクトバックを使ったブレイクダウンの練習やアタックディフェンスが行われ、その合間にはフィットネストレーニングも行われました。

低いボディポジションが大切です いつも実戦を意識してプレーをします
ランニングフィットネスの練習も 苦しくても下を向かない!堀切選手

ユニット練習ではバックスはサインプレーの確認、フォワードはラインアウトやスクラムの合わせを行い、2時間弱の練習が終わりました。

セットプレーもこれから合わせていきます

夜のチームミーティングでは、アタックで基本となるプレーの動きの確認などを行い、合宿1日目が終了しました。

夜も頭のトレーニングです