カザフスタン・アルマティで9月4日に行われた「女子ラグビーワールドカップ2014アジア地区予選 1回戦 日本-香港」の試合後のヘッドコーチ、キャプテン、選手コメントをお知らせします。

◎ヘッドコーチ 萩本光威

「選手たちが、自分たちがやるべきことを頭の中で理解していることが分かるプレーが随所に出て、香港相手に圧勝することができた。しかし、決勝に向けては、その頭の中で理解していることを身体で実際にプレーできるようにならないといけない」

◎キャプテン 鈴木実沙紀

「スコアでは圧倒した試合だったが、自分たちの反則でピンチを招いたり、タックルが高くなったりと、自分たちがやるべきラグビーを80分間やり切ることができず、内容ではまだまだ課題が残る試合だった。やるべきことをやろうという意識は見られたので、決勝ではジャパン(日本代表)のラグビーを精度高く80分間やり続けられるよう、あと2日間しっかり練習する」

◎バイスキャプテン 中村知春

「意識していた試合の入りではテンポ良くトライを取ることができて良かった。しかし、堅実なプレーという点では課題が残った。決勝に向けては、その点をしっかり意識して練習し、もっと堅実なプレーをするようにしたい」

◎ゲームリーダー 鈴木彩香

「力の差があった香港を相手に、自分たちのラグビーをできたところとできなかったところがある試合だった。攻撃で前を見ることができ、FWとバックスが連動してボールをつなげたところは良かったが、どこを攻めても抜けるためにイケイケになってしまい、ミスや反則を連続してしまったところは修正していかないといけない」

<初キャップ>

◎竹内亜弥

バレーボールから転向し、7人制に続いて15人制でも日本代表入り。「7人制とは違う緊張感があった。FWとしてセットプレーに集中しており、今日はうまく出来たが、決勝に向けてさらに修正したい。ワールドカップの切符を取って、日本の女子ラグビーの歴史を変えたい」

◎小磯雅子

「国歌が流れた時は緊張した。初めて海外チームと戦い、これまで自分たちは小さいと思っていたが、十分通用したと思う。これまでの合宿の成果を出すことができた。試合前は、自分がやるべきことをやるしかない、と思っていた。できたところもまだまだのところもあった。決勝までの2日の中で修正していきたい」

◎樋口由依

「初めての日本代表の試合に緊張して、キックや走り込んでボールをもらうところなどで思うようにプレーできなかった。意識していた声を出すところはできていたと思う。課題を修正して、次の試合で頑張りたい」

◎山田怜

「最初は緊張したが、最初のコンタクトでその緊張も取れた。ボールを取ったら勝負しようと思っていた。フォローとか練習を活かして取れたトライがある一方で、もっと行けたかなと思うところもあった。自分の成長と課題を見ることができた試合だった」

◎林明里

ひざや肩の負傷を乗り越えて初代表。「ユース時代に一緒にやっていた(鈴木)彩香ちゃんや(山口)真理恵ちゃんが先に代表に選ばれて悔しい思いもしたが、今日は一緒に同じジャージーを着て日本代表として戦えて嬉しかった。でも、途中からの出場だったので、物足りないところもあった。次はもっと長い時間出場したい」

◎末結希

「国歌が流れた時、これまでテレビで見ていた光景だったので、日本代表なんだと実感した。後半に出場した時は点差がついていたので、緊張せず落ち着いてプレーすることができた。早く出たいと思いながら試合を見ていた。もっと長く出たかった」