●9月29日(月) DAY3

試合前日は雨天となりました。
午前中は約1時間、選手たちは選手村内のグラウンドでFWとBKに分かれてユニット練習をして、様々な状況においてのプレーの選択の確認をし、試合に向けた最終調整を行いました。

夜は「ジャージープレゼンテーション」を行いました。
浅見ヘッドコーチは「絶対逃げない。常に前を見てプレーすること。点差、時間帯、エリアなどの状況判断を自信を持って行う。初めのプレーを大切にして、先制点を取り、ジャパンの流れを作ること」と選手に呼びかけました。

その後、浅見ヘッドコーチが日の丸の入った日本代表ジャージーを選手一人一人に手渡し、ジャージーを受け取った選手が大会に向けた抱負をスピーチしました。

中村知春キャプテン
「ARFUアジア女子セブンズシリーズ2014第1戦「香港セブンズ」で3位、昇格決定大会(IRB女子セブンズワールドシリーズ コアチーム昇格決定大会)で5位という成果が出ない時こそ、今までやってきたことを信じて一歩前に進めるかどうかということが、今後の成長の分岐点になると思う。そういった意味で、この大会は今後の成長にとって非常に大事なステップになると思う。10か国参加するが、自分のポジションでは、自分がアジアで1番だと思ってプレーしてほしい。ジャパンのラグビーの泥臭さ、チーム力を、多くの方に見てもらえる機会なので、その良さを知ってもらえるように一人一人がプレーして、それが結果につながると良いと思う」

女子セブンズ日本代表 アジア大会遠征レポート

山口真理恵バイス・キャプテン
「昇格決定大会からの気持ちの切り替えが上手くでき、良い意味で開き直れて、この大会で良い結果を残すために、良い準備をしてきている。練習の中でも新しいことを吸収・発見し、コミュニケーション・連動性も出てきている。レベルが高い中で、自分もどうやって強くなろうかと考えている。先制トライをとって、勢いづけて、勝ちにこだわっていきたい」

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冨田真紀子FWリーダー
「4年前の大会の時は金メダルは遠い目標だったが、今は自信を持って金メダルを取りに行こうと思える。昇格決定大会で、悔しい思いをしているので、結果を持ち帰りたい。今回はすごく落ち着いて大会に臨めている。やることが明確になっていて、自信を持って自分たちのラグビーをしたいと思う。それは、この4年間の成長の証であると思う。この成長を結果で表したい。」

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いよいよ明日アジア競技大会第1日のプール戦が始まります。
金メダルを獲得するためには初戦のウズベキスタン、第2戦の韓国、第3戦のシンガポールとどれも負けられない試合です。
サクラセブンズへの応援、引き続きよろしくお願いします。

●9月28日(日) DAY2

遠征第2日は早朝のストレングストレーニングからスタートしました。

女子セブンズ日本代表 アジア大会遠征レポート

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11時からは試合会場の横にあるグラウンドでボールを使ったトレーニングを行いました。
遠征先で初めてのグラウンドトレーニングです。グラウンドの半面では、ライバルとなる女子中国代表たちが同じくトレーニングをしていました。
まずはウォーミングアップからスタート。

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身体を温めた後は、ディフェンス中心のトレーニングやアタック・ディフェンスを行い、身体を大きく動かしました。
選手たちは声を掛け合いながら、集中してトレーニングに臨みました。

女子セブンズ日本代表 アジア大会遠征レポート

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最後はポジションごとに分かれてユニットトレーニング。動きの最終確認を行いました。

女子セブンズ日本代表 アジア大会遠征レポート

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トレーニングの後は試合会場のチェックを行いました。
試合会場で同じくスタジアムチェック中だった男子日本代表の選手たちと遭遇。
グラウンドからスタンドを見上げると、男子日本代表の左からラトゥイラ レプハ選手と桑水流裕策選手が手を振っていました。
グラウンドを軽く走ったりボールを投げたりしてイメージをつかんだ後、ロッカールーム等をチェックして終了しました。

女子セブンズ日本代表 アジア大会遠征レポート

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スタジアムチェックを終えた選手のコメント。

横尾千里選手
「大きな会場で試合ができるので喜びを感じています。天然芝がとてもいいので、みんないいパフォーマンスが発揮できると思います」
竹内亜弥選手
「ラグビー以外の競技も一緒に開催される大会に初めて出場するので、まずは大会の規模に驚いています。集中力を高めて、試合ではやってきたことをやりたいと思います。大会が楽しみです」

スタジアムチェック後はリカバリーして昼食をとり、選手村に戻りました。

いよいよ明日は試合前日です。引き続き応援をよろしくお願い致します。

●9月27日(土) DAY1

第17回アジア競技大会の遠征初日は、朝5:30に日本国内の宿泊施設を出発して、バスで羽田空港に向かいました。

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約2時間のフライトを経て金浦空港に到着。金浦空港からはバスで1時間かけて、今回のアジア競技大会で選手たちが宿泊することになる選手村に入りました。
選手村の付近は様々な国の選手や関係者たちで溢れかえっていて、国際色豊かな雰囲気でした。
すぐ横にはウェルカムハウスという大きなテントがあり、そこで選手たちはまず入村にあたっての準備を整えました。

女子セブンズ日本代表 アジア大会遠征レポート

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入村後は昼食をとってからストレッチ。
夕方にはプールリカバリーを行い、心身をリラックスさせて、移動による疲れを回復させました。

遠征第2日はトレーニングの他、試合会場の視察が予定されています。
引き続きサクラセブンズの応援をよろしくお願いします。