10月18日、19日に中国・北京で開催されたARFUアジアセブンズシリーズ2014「中国セブンズ」に出場した男子セブンズ日本代表のマッチレポートです。

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大会第1日

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■10月18日(土)

中国ボールでキックオフ。
地元開催ということもあり「中国!中国!」の大歓声の中試合開始。
その勢いもあってか、開始早々、自陣深く攻められるもジャパンは落ち着いてDFしキックで大きく陣地を挽回。相手のカウンターに対してもしっかりプレッシャーをかけWTB児玉の好タックルをきっかけにジャパンが敵陣へ攻め込み、ワイドに展開。最後は後藤が走りきり先制トライ。その直後のラインアウトから、タッチライン際で球を受けた後藤がまたしても走り切りトライ。
しかし中国も、ジャパンのDFのギャップを見逃さず1トライを返され前半終了。後半は、終止ジャパンのテンポで試合は進み、児玉の独走、加藤のだめ押しのトライで突き放し26対14で初戦を勝利しました。
プール2戦目の相手はフィリピン。開始早々、ジャパンの得意の球を動かす攻撃から最後は加藤がパスを受け先制のトライ。幸先のいい滑り出しとなったが、その後は一進一退の攻防が続き、ジャパンのペナルティーからフィリピンの速攻を許しトライを許す。さらに、敵陣深くに入るもタックルのミスからトライを献上。前半リードされての折り返しとなった。後半早々、加藤の個人技で敵防御を切り裂き同点に追いつく。さらにジャパンのキックオフボールをマイボールにしノーホイッスルトライ。粘るフィリピンに、試合終了間際トライを取られるも辛くも逃げ切り21対19で試合終了となった。この結果プールD組1位で通過となったが、ディフェンスラインに不安の残る初日の結果となった。

男子セブンズ日本代表「中国セブンズ」
フィリピン戦
男子セブンズ日本代表「中国セブンズ」
 
男子セブンズ日本代表「中国セブンズ」
中国戦
男子セブンズ日本代表「中国セブンズ」
 

大会第2日

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■10月19日(日)

この日のカップ戦準々決勝の相手はカザフスタン。大きい選手が多く、前へ出ての攻撃は迫力がありフィジカルが強い相手に対して、前へ出さないディフェンスとタックルして倒すことを目標に試合に臨みました。先制はカザフスタン。体格を生かしてオフロードをつながれての失トライ。ジャパンも直後のアタックチャンスで、縦への強い攻撃から最後は加藤が抜け出しトライ。後半は、ジャパンの前へ出るディフェンスで相手にプレッシャーをかけ続けターンオーバーするも、ラストパスでミスが続き一進一退の展開となるが、大外で児玉がボールを受けると力強いRUNで抜け出し均衡を破る。粘るカザフスタンに最後にトライを奪われるもキック差の14対12で準決勝へと駒を進めた。
カップ戦準決勝の相手は韓国。足が速い選手が多くフィジカルも強いチーム。外でフリーでボールを持つと良いアタックを仕掛けてくるので、ディフェンスのメリハリの部分を確認しゲームへと臨んだ。先制はジャパン。敵ボールをターンオーバーし中野の突破から最後はオフロードで加藤に繋いだ。次のトライも日本。後藤がスペースのあるところでボールをもらい、最後は相手を引きづりながらトライ。韓国も直後に、大きい展開から1トライを返して前半終了。後半は、開始早々のキックオフから韓国がボールを確保し、ジャパンのディフェンスのコミュニケーションミスから韓国がトライ。嫌な流れとなったが、直後のキックオフのボールから加藤がスペースのないところを個人技で抜け出しトライ。粘る韓国も、フェーズを重ね、ジャパンのディフェンスが前のめりになったところを裏のスペースにキックを蹴られ失トライ。ホーンが鳴り、ラストワンプレイで2点差でジャパンリードしている状況で、ゲームを切れば試合終了の場面。無理なオフロードパスから韓国側へボールがこぼれ、必死で守るもディフェンスがラックに寄せられたところを外へ展開されて失トライ(21対24)となりノーホイッスル。カップ戦3位決定戦のスリランカとの試合へまわることになった。
対スリランカ戦。アタックはボールキャリア一人一人が強いアタックをすること、ディフェンスはオーバーチェイスしないことを確認し試合に臨みました。先制はスリランカ。韓国戦でもとられた裏のスペースへキックされ押さえられての失トライ。しかし、ジャパンも慌てず今大会ほぼフル出場している加藤の個人技で抜け出しトライを返す。立て続けに、相手ボールのターンオーバーボールをトニシオ・バイフが力強いランで走り切りトライ。後半は、ジャパンのキックオフからスタート。キックオフのボールのこぼれ球をトニシオ・バイフが拾いゲインし百武の良いサポートでトライ。直後に相手ボールスクラムからトライを返されるも、相手のハイタックルで6人と数的有利となり、ラインアウトから、桑山がゲインしたボールをブラインドサイドに走り込んだ百武がトライし突き放した。スリランカも試合終了間際に1トライを返すもノーサイドとなり最終スコア24対19でジャパンの勝利。
この結果アジアセブンズシリーズの中国大会は3位という結果となりました。
現地での沢山の応援や、日本から応援してくださったファンの皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。また、お手伝いをしてくださった「北京原人」の皆様をはじめ、多くの方々に御礼申し上げます。
今後もセブンズワールドシリーズが続いていきますので、かわらぬご声援をよろしくお願いいたします。

男子セブンズ日本代表「中国セブンズ」
カザフスタン戦
男子セブンズ日本代表「中国セブンズ」
 
男子セブンズ日本代表「中国セブンズ」
 
男子セブンズ日本代表「中国セブンズ」
韓国戦
男子セブンズ日本代表「中国セブンズ」
 
男子セブンズ日本代表「中国セブンズ」
 
男子セブンズ日本代表「中国セブンズ」
 
男子セブンズ日本代表「中国セブンズ」
 
男子セブンズ日本代表「中国セブンズ」
スリランカ戦
男子セブンズ日本代表「中国セブンズ」
 
男子セブンズ日本代表「中国セブンズ」
表彰式
男子セブンズ日本代表「中国セブンズ」
 
男子セブンズ日本代表「中国セブンズ」
サポートしていただいた現地ラグビーチーム「北京原人」の方々と