■2014年11月22日(土)

リポビタンDツアー2014、そして2014年最後のテストマッチとなるグルジア代表戦をとうとう翌日に控えた22日、試合会場となるミハイルメスキスタジアムにて試合前日練習を行いました。
練習前にはホテルでチームミーティング。
チームミーティングでは恒例のジャージープレゼンテーションが行われました。

明日の試合に出場すれば初キャップとなる垣永選手、そして日本代表最多キャップ数単独8位となるトンプソン選手にそれぞれエディー・ジョーンズヘッドコーチからジャージーが手渡されました。

最後はゲームキャプテンを務める畠山選手がスピーチ。
チームのキャプテンのリーチ選手は負傷のために出場できませんが、「リーチがいないのはラグビーワールドカップでもあり得ること(畠山選手)」と冷静に最後の試合を迎える準備万端です。

2年前でグルジア代表と戦った同じスタジアム。2年前に来た選手たちは一様に「なつかしい」と口にしていました。

その2年前のグルジア代表戦でサヨナラとなるドロップゴールを決めた小野選手。今回はリザーブからの途中出場が濃厚そうです。

バックロー陣もリーチキャプテンがいないので、いつもとは少し異なった役割を求められることもあるかもしれませんね。

そして2試合ぶりの復帰となる田村選手。

ゲームキャプテンを務める畠山選手ですが、スクラムやラインアウトの強いグルジア代表相手に、FW陣をもり立てるのも大事な役目のひとつです。

先週のルーマニア代表戦では残念ながら出場機会がなかった矢富選手ですが、約5年ぶりとなる出場にも期待したいですね。

日本時間明日23日22時キックオフのグルジア代表戦。
今年最後のテストマッチとなりますので、みなさん応援よろしくお願いします!

■2014年11月21日(金)

リポビタンDツアー2014、そして2014年の最後の試合となるグルジア代表戦まであと2日となりました。
昨日20日の練習は「今までで一番激しかった(畠山選手)」というほどハードなものでしたが、今日21日はグラウンドには行かずホテル内での調整となりました。

FW陣はウェイトトレーニングとストレッチ。
いつもBK陣よりも練習メニューも練習時間も多いFW陣ですが、今日21日は約1時間のみ。
体力をしっかり回復してFWがキーとなるグルジア代表戦向けて英気を養ってもらいたいところですね。

BK陣はスキルトレーニングを兼ねたゲーム。
円を作って真ん中に鬼が2人。周りの円陣は2秒以内に隣の人以外にパスをしないとアウトになるゲーム。続けて20回パスできたら終了でしたが、なかなか20回までいくとなると時間がかかりました。

FW陣はウェイトトレーニングとストレッチの後は、ラインアウトのウォークスルーを行いました。しっかりサインとポジションを確認です。

そしてチームミーティング。各ポジションのリーダーたちからグルジア代表戦に向けての注意や気をつけることなどのキーポイントの発表がありました。
リーチキャプテンは残念ながら負傷のため今回の試合には出場しませんが、チームの支柱であることに変わりはありません。

グルジア代表戦へのメンバーも発表されました。
ゲームキャプテンは畠山選手が務めます!

1 三上 正貴
2 木津 武士
3 畠山 健介(ゲームキャプテン)
4 トンプソン ルーク
5 伊藤 鐘史
6 ツイ ヘンドリック
7 ヘイデン・ホップグッド
8 アマナキ・レレイ・マフィ
9 日和佐 篤
10 田村 優
11 カーン・ヘスケス
12 立川 理道
13 マレ・サウ
14 松島 幸太朗
15 五郎丸 歩
16 稲垣 啓太
17 湯原 祐希
18 垣永 真之介
19 大野 均
20 真壁 伸弥
21 矢富 勇毅
22 小野 晃征
23 廣瀬 俊朗

グルジア代表戦は日本時間23日22時キックオフ!今年最後の試合となるので、ぜひみなさん応援をよろしくお願いします!

■2014年11月20日(木)

本日20日、夜は街中に出て食事ということで、朝のチームミーティングでは恒例になりつつあるテーブル決めのくじ引きが行われました。
今回各テーブルのリーダーになったのは、外国出身選手。
そこに唯一田村選手が混ざっていましたが、顔が外国人風だからでしょうか・・・。

午前中、BKはホテルのジムでウェイトトレーニング。

肩甲骨周りをよく使ったので、2人1組になって背中をストレッチ。
すでにメニューが終わったヘスケス選手がどこかでいたずらしています!見つけられますか?

午前中はオフとなったFW陣は、午後はとても激しいメニューが待っていました。
まずはウェイトトレーニング!
これは片方の手でウェイトを前に放り、反対の手でキャッチします。

その後のFW陣はラインアウトとスクラム練習、その後BK陣と合流して約1時間の全体練習というハードなスケジュールでした。
ダルマゾスクラムコーチを相手にスローイングの練習をする木津選手と湯原選手。
ダルマゾスクラムコーチも現役時代はフッカーだったのです。

ラインアウトの練習では、重たいアクアバッグを頭上に体の芯をしっかり保たないとできない姿勢です。

仮想相手は巨大なタックルバッグ。
巨大なタックルバッグに当たるとひとたまりもないので、その前にジャンプしてキャッチ、しっかりキープの姿勢に入らないといけません。

スクラムセッションは約10分。スクラムマシーンで行いました。

実戦的な練習は選手の息づかいが荒く聞こえてくるほどハードなトレーニング。

このラインアウトでのスローイングは木津選手?湯原選手?
いいえ、長江選手です!驚きのコンバートですね!

練習の終わりは円陣。選手たちの体からは湯気が立ち上っていました。

リポビタンDツアー2014、そして2014年の最終戦となるグルジア代表戦は日本時間23日(日)の22時キックオフです!
みなさんの応援をよろしくお願いします!

■2014年11月19日(水)

本日19日の練習も早朝のウェイトトレーニングからスタート。
FW陣はスクラムに特化したメニューを行いました。
2人1組で上から抑えられる頭を持ち上げる首の強化のトレーニング。スクラムには必須ですね。

午前練習はグラウンドて約1時間の練習を行いました。雨こそ降っていないものの気温は10℃に満たず、寒さがこたえます。
スティーブ・ボーズウィックFWコーチとリー・ジョーンズDFコーチによるブレイクダウンのセッション。
2人目がしっかりと越えていくことが大事です。

週末23日の試合日は雨予報。そういうときは石鹸水まみれになったボールでより滑りやすくして、練習します。

実戦練習をしているとジョン・プライヤーS&Cコーディネーターの合図でいきなり反対側のサイドへ向けて全力疾走をしだす選手たち。
約10秒間の全力疾走の後はまたボールが投げ込まれ、実戦練習が始まります。
これは試合時の強度やスピード以上を意識した練習メニュー。

午後の練習はFW、BK陣にそれぞれわかれ、約1時間のウェイトトレーニングを行いました。

FWだけはその後スクラム、ラインアウトからモールの練習を約1時間ほど行いました。
23日のグルジア代表戦ではFWの強さが重要な鍵となるのでいつも以上にFWは気合いを入れて練習しています!

■2014年11月17日(月)、18日(火)

ルーマニアから移動してきた翌日の11月17日、この日はオフとなりました。
エディー・ジョーンズヘッドコーチが就任以降、選手にとっては初めてのオフ!
ただ、午前中はリカバリーを兼ねてグルジアの温泉に全員で行きました。

オフという響きには選手たちもテンションがあがっていました。

温泉後は近くのカフェでリラックスタイム。トランプをしたり、補食をしたり気ままに過ごしていました。
午後はフリータイム。選手によっては観光しに行ったり、蓄積した疲労をとりのぞくためにマッサージや睡眠などをとっていたようです。

翌18日は早朝練習からの 3部練習。いつもの日本代表の練習メニューに戻りました。
早朝練習は有酸素運動、体幹トレーニングなどを約30分。

午前中の練習は2年前も練習を行ったアブチャラスタジアムにて練習。

移動にはグルジアラグビー協会のバスを貸していただいています。

午前中の練習はFW、BKにわかれてそれぞれウェイトトレーニングを1時間行いました。
オフ明けということもあり、選手たちは元気いっぱいでした。

FWはその後、グラウンドでラインアウトの練習を約1時間ほど行いました。

午後の練習も同じグラウンドにて。

ユーロフィットと呼ばれるインターバル走を行った後、ポジションを確認しながら実戦に近い形式での練習を行いました。

リーチキャプテンと木津選手の東海大組は別メニューで調整していました。

木津選手は膝のリハビリを兼ねて、相撲の四股を披露!
さすが中学3年生まで相撲に取り組んでいて、全国でも名前が知れ渡る有名選手だっただけに、足もとても高くあがっていました。

FWは最後に約10分間のスクラムセッション。
スクラムが強いグルジア代表を想定してのスクラムセッションを行いました。

ルーマニアから引き続き、グルジアもあまりお天気は良くないですがみなさん良くしてくださり、残り1週間の遠征になりましたが選手たちも元気に過ごせそうです!

■2014年11月14日(金)

リポビタンDツアー2014初戦のルーマニア代表戦を翌日に控えた14日、朝のチームミーティングでは恒例のジャージープレゼンテーションが行われました。
「次いつ着れるか保証はない」とエディー・ジョーンズヘッドコーチが見せた日本代表ジャージー。
誰もがずっと日本代表メンバーでいられるかはわからないので、1戦1戦が選手にとってもテストになります。

初めての日本代表キャップとなる3選手。稲垣選手、ヘスケス選手、マフィ選手はマオリ・オールブラックス戦には出場していましたが、テストマッチ(国代表同士の真剣勝負)は初めて。
それぞれ前に出てスピーチをしました。「今日は忘れられない日になる」とヘスケス選手、「桜のジャージーのためにがんばりたい」とマフィ選手。
それぞれが馳せる想いを胸に、明日のルーマニア代表戦に向かいます。

試合前日練習は、2年前と同じ、そして試合会場となるナショナルラグビースタジアムで行いました。

この日は10℃にも満たないルーマニアにきてから一番寒い日となりました。
約10分間のアクティベーションで筋肉を温めます。

その後はキックオフからのディフェンスやアタックの確認などを約30分間行いました。

秋シーズンは初めての試合となる廣瀬選手。

明日のルーマニア代表戦で出場すれば、前回の日本代表戦の出場は2009年11月15日のカナダ代表戦以来、5年ぶりの矢富選手。

藤田選手はチーム練習には今週から合流し始めていますが、まだコンタクトは行わず別メニューでの調整を行っています。

明日15日は日本時間23時キックオフ。テストマッチ11連勝が懸かる大事な試合です。応援をよろしくお願いします!

■2014年11月13日(木)

15日のリポビタンDツアー2014初戦のルーマニア代表戦まであと2日。
本日13日はルーマニアにきて初めて雨の一日となりました。

朝からFWとBKに分かれ、BKはジムでアクティベーション、FWはグラウンドでラインアウトの練習などを行いました。
ラインアウト練習前のアクティベーションでは約5kgのメディシンボールを使用したもの。
チーム最長身197cmの宇佐美選手と171cmの長江選手の頭上でのメディシンボール交換。

そしてゲーム性が高いメディシンボールの背面投げ。
一番遠くまで放った選手が優勝で、ジョン・プライヤーS&Cコーディネーターからご褒美がもらえるとあり、白熱!
ただ、黄色ポールが立っているのが最長距離ですが、なんと最長距離を出したのはプライヤーS&Cコーディネーター自身。みんなそれを破るのに必死でした。

各自3回のチャンスでコツを掴んだのは一時首位に立った山下選手。

そして優勝は最終投てき者だったマフィ選手。

優勝者にはチョコレートがプレゼントされました。

その後はラインアウトの練習を約30分ほど行いました。

BK陣も一部FW陣に混ざってグラウンドへ。キックの練習などを行っていました。

その後は少しリフレッシュも兼ねて近くのコーヒーショップへ。
毎日のハードな練習から少しの間だけ解放された時間を過ごし、15日土曜の試合へ向けてエネルギーを充電できたようです。

午後はブカレストの日本人学校の子供たちを対象にしたラグビークリニックを行いました。
通常は週末に試合に出場する選手はこのような機会にはコンディションを優先して参加できないのですが、大野選手は自ら希望してクリニックに参加。
藤田選手、山中選手、垣永選手という若手選手に混ざって子供たちと楽しいひとときを過ごしていました。

また、夜にはルーマニア協会主催のラグビークリニックにも山中、垣永、藤田選手らは参加。
1日で2回のラグビークリニックを行いました。

子供達には朝のチームミーティングで全選手から集めたサイン入りのジャージーをプレゼントしました。

とうとう明日は試合前日。テストマッチ11連勝を懸け、しっかりと調整を行います!

■2014年11月12日(水)

本日12日は朝のチームミーティングでくじ引きイベント。

ボードに貼り出された若手リーダーが選手・スタッフの名前が書かれた紙を順々に引いていきます。

これは今夜チームで行くレストランで座るテーブルを決めるくじ引き。
今年の春のカナダ遠征時にも行いましたが、普段あまり話さない選手やスタッフともコミュニケーションをはかる良い機会です。
みんな一人一人呼ばれるたびにどよめき、盛り上がっていました。

チームミーティング後はFW、BKにわかれてウェイトトレーニング。
今日は首、腕などのストレングスがメインです。

今日の練習時に一番みんなの注目を集めたのは大野選手。「今年初めて」というノースリーブのトレーニングジャージーで現れたためです。
でもこれには理由があり、ルーマニア初日のランドリーで大野選手の洗濯物一式が行方不明になってしまったためだったそうです。

B​K陣はウェイトトレーニングにも関わらず円陣でスタート!
ウェイトトレーニング時、FW陣と比べると幾分おとなしいBK陣ですが、しっかり声を出して集中して行っていました。

午後はルーマニア代表との合同記者会見が行われました。
出席したのはエディー・ジョーンズヘッドコーチとニュージーランド育ちで英語が堪能な小野選手。
マオリ・オールブラックス第2戦で見せていた安定したプレーをルーマニア代表戦でも期待したいですね。​​

記者会見が行われたのはスタジアムに隣接する場所だったので、グラウンドの芝生の状態を確かめに行っていたジョーンズHC。

午後は約1時間のチーム練習を行いました。
声がいろいろなところから出てコミュニケーションが高く、集中したセッションでした。

マフィ選手とマレ・サウ選手は別メニューで調整中。15日のルーマニア代表戦では元気な姿を見せてほしいですね。

そして朝のチームミーティングから楽しみに待っていたチームディナーはブカレストでも有名なステーキハウス。
みんな500gのステーキを楽しんでいました!

■2014年11月11日(火)

11日は恒例の早朝練習が6時からスタートしました。
FWはダルマゾスクラムコーチによる体幹を鍛えるプランクセッション。5分間、いろいろなポジションで体幹を鍛えます。

その後は2人1組になって、膝をついて四つん這い。
そこからスクラムのようにバインドしてさらに首には20kgのウェイトを乗せます。

バインドしているだけではなく、スクラムでの自分のポジションに あわせて腕も横に。
三上選手は1番なので、普通ならフッカーのいるポジションに右腕を横に出しています。

そのスクラムに特化したトレーニングとは別に、ボーズウィックFWコーチとマンツーマンで有酸素運動などを行うのは宇佐美選手。
ロック陣一番の若手選手なだけに、コーチからの期待も絶大です。

BKはスキルトレーニング。円を作って中に2人が鬼として入り、円を作っている選手たちは中にいる2人にボールをタッチされないようにパスを回します。
パスをまわすだけではなくて、1秒以内に正確にパスを出さないとアウトです。

午前は約45分の全体練習を行いました。
ルーマニアは日本よりも肌寒く雨こそ降っていないですが、ずっとどんよりした曇天です。

リポビタンDチャレンジカップ2014マオリ・オールブラックス第2戦では出場しなかった田村選手も実戦に復帰。
7分間の出場となった山中選手も次のルーマニア代表戦へ向けてアピール。

この日の午前練習では選手たちが集中していないと何度も練習をストップしたエディー・ジョーンズヘッドコーチ。
何度か各ポジションのリーダー達が集まって何がうまくいっていないのか確認する場面もありました。

午後はFWとBKそれぞれにわかれ、ウェイトトレーニングを約1時間。
FWはその後スクラム練習とディフェンス練習を約1時間グラウンドで行いました。

■2014年11月10日(月)

ルーマニア・ブカレストに移動してきた翌日10日は、朝からチームミーティングを行いました。
まずは16日のルーマニア代表戦、今秋初めてのテストマッチ(国代表の真剣勝負)を迎えるにあたり、今週の練習メニューなどの説明がエディー・ジョーンズヘッドコーチからありました。

午前中はリカバリーを兼ねた有酸素運動などで大量の汗をかき、長時間の移動による疲労をなるべく早くとります。
有酸素運動はエアロバイクでジョン・プライヤーS&Cコーディネーターのかけ声に合わせて早く漕いだりゆっくりにしたり、また頭上に5kgのプレートをあげたりしました。

ストレッチルームでは藤田選手の両足を持ってブランコのように揺らす五郎丸選手が・・・。
早稲田大学の先輩後輩になります。

その後はプールでのリカバリー。ホテルの施設が素晴らしく、ジムやプールなどの設備が整っているので、リカバリーにも非常に有効でした。

午後はBKとFWにわかれて、それぞれウェイトトレーニングとグラウンドでの軽い練習を行いました。
BKは水の入ったアクアバッグを持って白い線上をダッシュ、その間に立つ沢木コーチングコーディネーターと
プライヤーS&Cコーディネーターにアクアバッグをヒットさせます。
アクアバッグは不定期に揺れるので、白い線上をまっすぐ走るだけでも体幹がしっかりしていないと大変なんです。

その後はシェイプの確認などを入念に行いました。

五郎丸選手は今週ルーマニア代表戦で使うマッチボールでキックの練習。

FWはラインアウトの練習を行いました。

湯原選手が持っているのももちろんマッチボール。
それぞれアウェーでは当該協会のボールを使用するので、しっかり慣れるのが必要です。