■2015年2月5日(木)

最終日の今朝も5時半からのヘッドスタートから始まります。
雨が降っていたため、時間をずらしてウェイトトレーニングを行いました。
セレクション合宿では、軽い重量での正確なフォームの習得を目的として行います。
 

セレクション合宿最後の練習は、20分ハーフのセレクションマッチです。
高校日本代表へ向けての重要な選考試合であり、試合前からの緊張感で選手たちも引き締まった表情をしています。

試合開始直後から気迫溢れるプレーを展開、一進一退の攻防が続きます。激しいタックルあり、スピードあるアタックありと、随所にトレーニングの成果が現れていました。
特にアタックシェイプは、6月の岩手キャンプから取り組んでいることもあり、素早いポジショニングから効果的なアタックができていました。

 

 後半に入っても運動量は落ちず、少しでも自分の強みをアピールしようと、懸命にボールを追います。

 

試合後は、コーチからのレビューミーティング。選手たちは一様に力を出し切った様子で、充実した表情を見せていました。
 

宿舎へ戻り、部屋の掃除を済ませて閉講式となりました。今合宿に参加した選手の中から、2014年度高校日本代表選手26名が選ばれます。文字通り、全国の高校ラグビー選手の代表として、グラウンド内外での活躍を期待したいと思います。

最後に、合宿中、親身になってお世話いただいた宿舎の皆様、素晴らしいグランドと充実したウェイトトレーニング施設をご提供いただいた天理大学さん、その他関係者の皆様に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

■2015年2月4日(水)

2014年度高校日本代表セレクション合宿2日目の2月4日は、早朝5時に起床です。真っ暗なグランドでは、白い息が溢れてきます。
FWは、ウェイトトレーニング、BKはユニットでスタートしました。交互に入れ代わり、ハードトレーニングを続けました。

セレクション合宿ながら、チーム作りも始まっています。
伸び盛りの高校生は、この短い期間の合宿中でも、心も身体も日々成長して欲しいとスタッフは、練習メニューを綿密に計画しています。

午前中の練習は、練習前ミーティングにおいて、アタックシェイプの確認を行いグランドに向かいました。
チームに分かれて、ブレイクダウンとアタックシェイプを練習しました。
メニューの合間には5分程度のフィットネスが入ります。今日は300mシャトルラン×2回です。ポジションによって目標タイムが違い、選手は、必死でクリアを目指します。

ユニットは、FWはキックオフ、 BKはキックカウンターを練習しました。後半に入る前に、再び300mシャトルラン×2回です。タイムを落とすまいと、全員頑張りました。
後半のユニットは、FWがスクラム、 BKはファーストフェイズです。

午後の練習は、練習前ミーティングにおいて、ディフェンスシステムの確認を行い、練習に向かいました。
しっかりと身体を当てることを、段階的に練習しました。
 

合間のフィットネスは、ボールの奪い合いや、押し合いなど、激しく動きました。

高野監督のゲームライクプラクティスは、今まで練習したことをスキルとして発揮できるかの確認です。
問題点を洗い出し、チーム作りを進めました。

今日の最後もユニット。ラインアウトの精度も上がってきました。
 

夜のミーティングはチームごとに今日の練習のレビューを行い、そのあと明日5日に行うセレクションマッチに向けての選手ミーティングを行いました。

■2015年2月3日(火)

本日2月3日より、天理市の天理大学白川グラウンドで「2014年度高校日本代表セレクション合宿」が始まりました。高校でラグビーをする者にとって、最高の栄誉である高校日本代表選手を選考するためのキャンプです。今まで何度も顔を合わせている選手も、今回のキャンプはやや緊張感のある表情で参加していました。
5日までの2泊3日、5日のセレクションマッチを経て、2014年度高校日本代表選手26名が決定されます。
開講式では、高体連ラグビー専門部副部長の天野先生より40年の歴史が続く高校日本代表の重みについて、お話がありました。続いて高体連常任委員で今回の遠征で副団長を務めていただく小山田先生よりお話をいただきました。
横田ユース統括、勝田TIDマネージャーの話の後、高校日本代表の高野 進 監督から、欧州遠征での目標が示されました。
「4戦全勝」。

U19スコットランド、U19フランスを相手に簡単な目標ではありませんが、チーム一丸となって戦っていきたいと思います。

今年も天理大学さんの人工芝グランドをお借りして行われます。素晴らしい環境をご提供いただき、ありがとうございます。

まずは測定からスタート。10mダッシュでは1.6秒台を目指し、チャレンジします。
 

ブレイクダウンとアタックシェイプのトレーニング。合間に「1K」(1km走)を行いフィットネスの向上を図ります。
 

続くユニットでは、FWはラインアウト、BKは4対2を行いました。
初日ということもあり、ややぎこちない部分もありましたが、FWは今田リソースコーチのもと、スピードを求めたラインアウトに取り組んでいました。

ユニットの間にもS&Cトレーニング。3本目の「1K」や、1分間の連続腹筋に選手の表情も歪みます。

FWの最後は生命線でもあるスクラム。初日はマシーンを使い、細かな部分の確認を行いました。
 

夜のミーティングは、個人面談を行いました。明日は恒例の早朝練習から始まります。