公益財団法人日本ラグビーフットボール協会は、「アジアンスクラムプロジェクト」※1の一環として、2月10日(金)~11日(土)の2日間にわたりタイ王国ナーン県にてタイの選手及びコーチを対象としたラグビークリニックやラグビー大会等を開催いたします。

本事業は2019年ラグビーワールドカップの開催国として、アジアにおけるラグビー普及及び競技力向上を目的に日本スポーツ振興センター(JSC)※2が取り組む「スポーツ・フォー・トゥモロー(SFT)※3」プログラムと連携して実施するもので、昨年度(バンコク)に続き2回目の開催となります。

今回はタイ東北部(ナーン県)で開催することでより多くの子ども達にスポーツの価値を伝えるとともに、生活環境や文化が異なるナーン県とタイ南部ナラーティワート県(イスラム教徒)の女子選手が、クリニックや大会等を通じてラグビーを楽しみながら選手間の相互理解を深め、日本人コーチとの交流を深めることを目指します。

昨年度実施した際の様子(タイ・バンコク)

本事業には、日本からラグビー元日本代表向山昌利氏、女子セブンズ日本代表前ヘッドコーチ浅見敬子氏、リオデジャネイロオリンピック女子セブンズ日本代表キャプテン中村知春選手、元女子日本代表乾あゆみ選手が参加し、代表選手としての経験をいかした選手・指導者養成を行います。ご多忙とは存じますが、ご取材の検討を賜りますよう、お願い申し上げます。

■実施概要

開 催 日:2017年2月10日(金)、11日(土)
開催場所:タイ王国・ナーン県 Nan Technical College(Nai Wiang, Mueang Nan District, Nan 55000 Thailand)

スケジュール:

2月10日(金) 13:30〜15:30 エデュケータークリニック
2月11日(土) 9:00〜 オープニング
9:30〜12:00 コーチングクリニック
13:30〜17:00 7人制ラグビー大会
18:00〜21:00 評価アンケート、大会後式典

※時間は現地時間

プログラム内容

  • エデュケータークリニック
    現地の体育教師及びラグビーコーチ約30人を対象に、指導者講習を実施。
  • コーチングクリニック
    ナーン県及びナラーティワート県の女子生徒(14歳〜16歳、経験者・初心者)約200人を対象に、ラグビークリニックを実施。
  • 女子7人制ラグビー大会
    ナーン県及びナラーティワート県のラグビー経験者約70人(計6チーム)が参加し、7人制ラグビー大会を実施。

1 アジアンスクラムプロジェクトとは

ラグビーワールドカップ2019日本大会の開催国としての理念「アジアのためのラグビーワールドカップ」の実現と、アジアラグビー発展のため、日本協会が2011年より取り組む活動。

2 日本スポーツ振興センターとは

我が国におけるスポーツの推進のための中心的な役割を果たす独立行政法人。

3 スポーツ・フォー・トゥモロー(SFT)とは

SPORT FOR TOMORROWは、2020年オリンピック・パラリンピック競技大会を東京に招致する際、IOC総会において安倍晋三首相が発表したことをきっかけに始まった日本政府が推進するスポーツを通じた国際貢献事業です。2014年から2020年までの7年間で、開発途上国をはじめとする100カ国以上・1000万人以上を対象としたあらゆる世代の人々にスポーツの価値を広げていく取組みです。