ベルファストで行われた「女子ラグビーワールドカップ2017 アイルランド大会」11 位12 位決定戦 女子日本代表 対 女子香港代表の試合結果をお知らせします。

詳細につきましては、女子ラグビーワールドカップ2017 アイルランド大会のオフィシャルウェブサイトをご覧ください。
http://www.rwcwomens.com/match/24285

※キックオフ時間:8 月26 日(土)現地時間12 時00 分(日本時間20 時00 分)

女子日本代表は11 位12 位決定戦で女子香港代表に勝ち、11 位で大会を終了しました。

対戦 結果
11 位12 位決定戦 女子日本代表 44-5 女子香港代表

■有水 剛志 ヘッドコーチ

「前半は相手(香港代表)に合わせてしまうところがあったが、ハーフタイムでそこを修正して、後半はサクラフィフティーンのゲームができた。ゲームの中で勝負のポイントをどうやって自分たちのものにするかどうかだが、後半はものにできたと思う。相手の流れがあったり自分たちの流れがあったりと、80 分間様々な場面があるので、そういった時に駆け引きがしっかりできて、ゲームをコントロールすることが重要。今回のワールドカップではそれを経験することができたので、今後も継続してできるようにしたい。チームとして、次のワールドカップにつなげていきたいと思う」

■齊藤 聖奈 キャプテン

「最後に勝てたことは素直に嬉しいが、試合内容はボールキャリーなど、まだ課題が残った。後半は出来ていた継続アタックが、前半はできなかった。私たちの目標はワールドカップでベスト8 に入ることであり、次のワールドカップまでには修正して目標を達成したい。予選リーグから中3 日というタイトなスケジュールの中で戦ってきて、選手たちで話し合い、修正しながらチームを作ってきた。コーチ陣に言われる前に選手だけで修正できたことは、成長できたし収穫でもある。今までの4 試合、チャンスでトライをとれず、接戦で負けてしまったので、今日はチャンスで必ずトライをとることに集中し、それが出来たので最後にひとつレベルアップしたと思う。ワールドカップという大きな舞台では、チャンスでトライをとれるかどうかが勝敗のターニングポイントだと分かった。今回の経験を次のワールドカップに活かして欲しい。これからも常にベストな力が出せるように頑張りたい」

■山本 実バイスキャプテン

「香港代表戦では、前半相手に合わせてしまって、得点はしていたものの内容があまり良くなかった。ハーフタイムに、『自分たちがベスト8を目指すチームであるということを証明しよう』と話して後半に臨み、後半は自分たちがやりたいようにラグビーができ、得点もできて、いい形のトライも多かったので良かった。
4試合ずっと勝てず、中3日のほとんどを反省して過ごし、気持ちが落ち込むこともあったが、ワールドカップで勝つことの難しさを実感した上で最後に勝つことができたのは大きな収穫だった。
その経験を活かし、次のワールドカップでは今回よりも上位で終えられるように、個人としてもまた一からレベルアップしていきたい」

■清水 麻有選手

「ワールドカップで1勝することができてすごく嬉しい。ワールドカップで勝つことがどれだけ難しいか、この4試合で実感していたので、1勝できたことは次の4年に繋がる結果だと思う。
昨日のジャージープレゼンテーションでも『私がトライをとる』と話し、その強い気持ちを持って試合に臨んだので、トライが取れてよかった。自分の力不足な部分も多くあったが、強気な姿勢で行けば通用することが最初のトライでわかった。
香港代表は何度も対戦しているので、お互いプレースタイルもわかっていたが、その中で日本のしたいラグビーができたと思う。
個人の能力で負けていると組織でも強くなれないので、個人のフィジカルやスキル、気持ちの面をレベルアップしないとベスト8には入れないと、ワールドカップの5試合を通じて感じた」

■櫻井 綾乃選手

「目標としていたベスト8には入れなかったが、14年ぶりに出場したワールドカップで1勝できたことは、意味のあることだった。
女子アジアラグビーチャンピオンシップ2017で香港代表には勝っているが、ワールドカップでは何が起こるかわからないので、香港代表に勝てたことはよかった。しかし、試合開始後に2トライを取った後に、流れが止まってしまったところなどは修正し、さらに上のプレーを目指したい。
今日はいいプレーができたが、ワールドカップでベスト8に入るためには最後の試合まで最高のパフォーマンスをしなければいけないので、リカバリーやコンディション調整もきちんと取り組まなければいけない」