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7月22日

前回の第72回女子セブンズユースアカデミーから4か月が経ち、季節はすっかり夏です!とても暑い日が続いていますが、第73回をオンラインにて開催しました。


今回は、通常のアカデミーとは異なり、「オリンピック教育」を男女合同で行いました。

女子セブンズユースアカデミーでは、2年前から「オリンピック教育」をプログラムに取り入れています。SAKURA SEVENS(女子セブンズ日本代表)を目指すユースアカデミー生が、目標であるオリンピックについて学び、歴史に触れ、オリンピズムを創造し、他者に伝えることをねらいとしています。


いよいよ始まった東京2020オリンピック。開会式前日に行われた今回、1部の『学ぶ』は女子ユースアカデミーのみ、2部の『考える』は男女ユースアカデミーが一緒に行いました。

久しぶりの再会を喜びつつ、早速スタートです!


1部では、オリンピックについて、クイズ形式で学びました。

「オリンピックシンボルを描いてみよう!」では、これまで何度も目にしているシンボルなのに、いざ描こうとすると難しかったりするものですね。オリンピックシンボルの色や形から、創始者であるピエール・ド・クーベルタンの想いを紐解いていきました。



また、オリンピックのモットーやオリンピックから生まれた言葉について学びました。日常で何気なく耳にしていた言葉だったこと、その言葉には続きがあったことなど新たな発見もありました!目指す大会の歴史や意義などをしっかりと知ること、学ぶことはとても大切だと感じたセッションとなりました。



2部では、1部で学んだことを基に、男女の選手たちがオリンピックについて一緒に考える時間となりました。

男女の選手・スタッフ総勢50人以上がオンラインで集結し、初めは緊張していた選手も多くみられました。しかし、冒頭にブレイクアウトルームで自己紹介を行い、メインルームに戻ってきたときには表情がほぐれていたので、お互いを知る良い機会となったようでした!



また、グループワークでは「ラグビーに必要な○○力をたくさん見つけよう!」というテーマで、各グループで話し合いました。1番多かったチームは、3分間で14個見つけ出し、チームワークの良さを発揮していました。ウォーミングアップも終わり気持ちも温まったところで、本題へ!


まずはじめに、1部の内容をより掘り下げて学びました。

ピエール・ド・クーベルタンの人物像や生きてきた時代背景、オリンピズム…中でも印象的だったことは、「オリンピック」=大会ではないということでした。私たちが目指すオリンピック競技大会がオリンピック・ムーブメントの一部であることを改めて学びました。


次に、東京2020オリンピックが延期となり、様々なことが変わったこの1年間をふりかえりました。ユース選手たちの目には、どんなオリンピックの光と影が映ったのでしょうか。それらをグループ内で伝え合った上で、オリンピック競技大会の不変のレガシーについて、話し合いました。

少し難しいテーマでしたが、選手たちは活発に意見を交わし、最後に自分たちの言葉で発表してくれました。「光」だけではなく、「影」の部分にも目をそらさずに1人1人が真剣に考えたことにより、セッションが始まる前と終わってからとでは、オリンピックに対する意識や感じ方に変化があったように思います。



今回は2部に渡り、約3時間のセッションでしたが、とても内容の濃い、新たな気づきの多い時間となりました。今回学んだことや考えたことを選手それぞれが胸に置き、明日からまたトレーニングに励んでいきたいと思います。


最後になりますが、男女セブンズ日本代表の選手の皆様、東京オリンピックでのご活躍を応援しております!!頑張れ、JAPAN 7s!頑張れ、SAKURA SEVENS!