公益財団法人日本ラグビーフットボール協会(会長:森重隆、東京都港区)は、5月10日(火)に開催されたオーストラリア代表戦終了後の女子日本代表アシスタントコーチ、キャプテンらのコメントをお知らせいたします。 本試合は、10-12(前半0-0)で女子日本代表が勝利しました。

 

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■ルイース・ダルグリーシュアシスタントコーチ

「今日は選手たちの心持ちが成功につながった。疲れが出てくる時間帯の中でも、ディフェンスをやり続けるというマインドが十分に発揮され、最後までそれが維持された点が勝因として大きかった。ディフェンスに関しては、レスリーヘッドコーチが今まで細かく指導し取り組んできたところであり、80分間やり遂げることができた点が大きかった。今日はハードワーク、エフォート、忍耐、すべてが形になった。南キャプテンのリーダーシップも含め、今日の勝利は次のための一歩と考えている」

 

■南早紀キャプテン

「今回の遠征でフィジーと、そして格上のワラルースに勝つことができ、私たちがやってきたことをグラウンドで出すことができて本当に嬉しい。相手にフェーズを重ねさせ、我慢してディフェンスすることで相手が油断したところでジャッカルをしたり、ペナルティを誘うことができた。私たちは、いつ誰がどのポジションに入っても良いように準備してきており、選手たちの準備の力、適応力が今日の勝利につながった。レスリーヘッドコーチからは、ひとつひとつ丁寧に魂を込めるように言われていた。ディフェンスではみんなが体を張っていた。スクラムについては、ヒットスピードでは負けていなかったが、最後体重を乗せるところでの修正がうまくできず、良い課題が出た。

ラグビーワールドカップに向けて、新しいスタートラインに立つことができた。またひとつ高いスタンダードで、ベースを積み上げていき、ピラミッド状に高めていけると良いと思う」

 

■公家明日香選手

「桜のジャージーを着て日本代表として戦うことをずっと前から目標としていたのでとても嬉しい。ここがスタートラインだと思い、世界に目を向けて更にレベルアップしたい。この遠征ではスピードと細かいスキルにこだわって練習してきた。今日の試合ではスムーズに自分達のペースで精度の高いラインアウトができた。オーストラリアンバーバリアンズ戦からのラインアウトスローの課題も修正することが出来た。苦しい時間もチーム一丸となって耐え、自分たちのチャンスにできた。

三連勝できたことはとても嬉しい事だが、自分自身の課題が沢山見つかった遠征でもあった。ワールドカップに向けて更にレベルアップするため、自分の弱みに目を向けてトレーニングしたい」


■津久井萌選手

「冷静に判断をしてチームをドライブすることが自分の役割と意識し、スタンドオフの大塚選手とコミュニケーションを取りながら試合をコントロールした。個人のよかった点としては裏のスペースへのキックと、相手が範囲の広いアタックをしてくると分かっていたので、ディフェンスの幅を広げるよう指示ができた。

今回の遠征で3試合とも勝利することができ、ワールドカップへ向けた良い波作れた。ワールドカップに向けて、更に成長できるよう細部にこだわっていきたい」

 

■大塚朱紗選手

「タフな試合になることは分かっていたので、常に冷静に判断することを意識して臨んだ。先制トライは、ハードワークしてくれるチームメイトのおかげで獲れたトライだと思っている。チームとして、どんな状況でもワンチームで戦えたことが今日の勝利、遠征3試合全勝に繋がった。ワールドカップでの目標達成の為に、まだまだ努力して、成長し続けたい」