
ジョネ・ナイカブラが爆発的なスプリントで相手の守備を切り裂く
8月5日に秩父宮ラグビー場で行われるフィジー代表戦は、桜の戦士にとって国内で行われるラグビーワールドカップ前の最後のテストマッチとなる。
「二人のフィジアンはいい活躍をしてくれている。一緒にすることでワークレート、連係もいい」とジェイミー・ジョセフ ヘッドコーチが名指しで称賛した両ウイングは、先日のトンガ代表戦で先制トライと二つ目のトライをキックで演出したジョネ・ナイカブラと、日本代表のトライゲッターに成長した感のあるセミシ・マシレワだ。
二人のフィジアンにとって、ラグビーワールドカップメンバー入りをアピールする場であるフィジー代表戦。この試合に向けて、ジョネ・ナイカブラは「自分の母国と戦えることについてワクワクしている。自分たちのゲームプランを遂行していくこと、そしてハードワークして自分たちのベストを出したい」と意気込んだ。
そして、トライ後のパフォーマンスでも注目を集めるセミシ・マシレワは、所属する花園近鉄ライナーズが本拠とする東大阪市花園ラグビー場でのトライについて「自分の家族の前でトライできて良かった」と人懐っこい笑顔を浮かべたが、フィジー代表戦では同じ国で生まれた仲間を相手に対してのハイパフォーマンスを目指している。
好選手がひしめくバックスリーの定位置争いは激しいが、ジェイミー・ジョセフ ヘッドコーチもフィジー代表戦に向けて「ジョネはいいディフェンスをしてくれているし、セミシもチームのためにいろいろとできる。フィジアンにとっては特別な試合なので使う判断をした」と起用の意図を明かした。
一方、ラグビーワールドカップのフランス大会にも出場するフィジーの愛称は『フライング・フィジアンズ』。過去の大会では1987年、2007年にベスト8入りを果たしている。現在、「パシフィックネーションズシリーズ」を戦うフィジー代表はトンガ代表に36対20、サモア代表に33対19と2連勝を飾っており、その勢いのまま秩父宮ラグビー場に乗り込んでくるはず。ジェイミー・ジョセフ ヘッドコーチも「フィジー代表戦はタフになるが頑張りたい」と連勝への意気込みを口にする。
ラグビーワールドカップを前に、国内で見せる最後の一戦で連勝を飾るのみだ。
(下薗昌記)

フィジアンのセミシ・マシレワ。チームの雰囲気をよくするムードメーカーでもある