2023年のフィジーは充実していた。8月、イングランドに30-22と勝ち、RWC2023ではプールステージでオーストラリアに22-15と勝利（両国間テストマッチで69年ぶり！）、準々決勝に進出した。特有のランニングスキルに加え、ハードに戦えることも示した。それは今季、7月にFW自慢のジョージアに勝ったことでも証明されている。7月20日には、アメリカのサンディエゴでオールブラックスと戦った。その試合には5-47と敗れるも、3万3217人のファンを沸かせるプレーを随所に見せた。その試合では、RWC2023でもチームを率いたCTBワイサレ・ナヤザレヴが主将としてプレー。好ランナーのセミ・ランドランドラもWTBで出場した。高い攻撃力を持つ。RWC2023後、ヘッドコーチに就いたのはミック・バーン。フィジアン・ドゥルアの指揮官も務めていたその人は、以前、オールブラックスやオーストラリア代表、日本代表のコーチを務めた経験もある。(田村一博)
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