RWC2023では日本と同じプールCでチリに勝っただけの1勝3敗。プールステージでの敗退となったが、敗れた3戦はアルゼンチンに10-19、日本に22-28、イングランドに17-18と接戦の連続。持ち前のフィジカリティーの強さを前面に出すスタイルで存在感を示した。今季は来日前のイタリアとサモアの首都、アピアで対戦。その2週間後、札幌で日本に42-14と完勝する相手を33-25と倒した。スペインには34-30と競る内容で勝ったものの、結束した時にビッグパフォーマンスを出す伝統は守られている。7月には発表したパシフィックネーションズカップのスコッドには、イタリア戦勝利のメンバーの多くが含まれている。中心となるのはスーパーラグビー、モアナ・パシフィカでプレーする選手たちだ。英・プレミアシップのサラセンズに所属するテオ・マクファーランドもいる。釜石シーウェイブスのLOベンジャミン・ニーニーら日本で活躍する選手たちもチームを支えている。(田村一博)
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