エディー・ジョーンズ ヘッドコーチ（HC）就任後に戦った『リポビタンDチャレンジカップ2024』の5戦で勝利はマオリ・オールブラックスからの1つだけ。イングランド、ジョージア、イタリアのテストマッチには敗れた。そんな状況で迎えるパシフィックネーションズカップではあるが、指揮官は2つの芯を貫く。『超速ラグビー』のコンセプトと『次代の日本ラグビーのための若手育成』方針だ。ジョーンズHCは、今大会に向けてのスコッドにも大学2年生3人（その中の一人、矢崎由高はキャップ3）を含むノンキャップ選手を7人選んだ。この先の強化を睨み、指揮官は「（若手育成の）過程には痛みが伴うし、望まない結果もついてくる」と話すも、戦うのはテストマッチ。すべての試合で勝利を求めることに疑いはない。勝つことが進化のスピードを早めることは知っている。成長と結果の二兎を追い続けるチャレンジは、RWC2027まで繰り返し続けられる。(田村一博)
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