2024年8月26日(月)KITENA新大阪にてマネージャー会議を開催しました。
これまで(2022,23年度は東京開催)参加頂けなかった関西圏の高校生と大学生のラグビーチームマネージャーを対象に参加者募集を行い、18名が参加されました。
日本ラグビーフットボール協会メディカル委員会トレーナー部門大垣亮さんによる安全対策講座、U20日本代表チームマネージャー川崎桜子さんによる講演、そして「他のマネージャーに聞きたいこと」をテーマに、日々のマネージャー活動における悩みの共有と意見交換を実施しました。
安全対策講座では、現場に立つマネージャーの日々の活動につながる実践的な内容として、スポーツ活動中の三大死因やフィールドでの初期対応の原則をはじめ、脳震盪のリスクや症状、熱中症の予防と発生時の初期対応、外傷等の応急処置法などを中心にお話いただきました。途中、テーピングなどの実技も交えた内容で、お互いにアドバイスをしあいながら、賑やかに活動に取り組むことができました。
参加者は熱心に講義を聞き、日々の活動につながる知識を得ることができました。
〇参加者コメント
「テーピングやバンテージの仕方、また応急処置の仕方が聞けて、チームに持ち帰り全員に共有して、より安全に楽しくラグビーができそうだと思った。」
「知らないことが多かった。熱中症については昔のまま知識が更新されていないことが多かったからチームにも共有したい。また、AEDマップもチームで作っておきたいと思う。」
続いて川崎桜子さんによる講演では「”私の目指すマネージャーの姿”」について講演いただきました。
講演内で川崎さんは自身のマネージャー経験を基に
・誰かを真似るのではなく、自分流に
・ 「チームは生き物」 「机上の空論ではなく、実践を元にする」という「アドリブ力」を磨く
・完璧な人間はいない!自分の強み、弱みを知る。仕事を周りに割り振るのも大切な役割。
・”NO”という決断力: 「俯瞰的」 「長期的」 「一貫的」にチームを観察し、チームのためにN Oを伝える
などマネージャーの心構え、役割を熱いメッセージとともに伝えていただきました。
普段マネージャー活動している参加者の心に響く講演となりました。
〇参加者コメント
「同じマネージャーとして共感できる部分もあったし、完璧を求めずにベストを目指すという言葉が印象に残りました。」
「完璧ではなくベストを目指すというのが心に残りました。自分のベストを尽くしチームの力になれるよう頑張ります。」
最後に「他のマネージャーに聞きたいこと」を各グループで意見交換を実施しました。
他のチームマネージャーとの交流機会となる当会議で様々な議題で意見が交わされていました。
“誰でも、いつでも、ラグビーを楽しむ”チームメイトであるマネージャー。
JRFUでは今後もマネージャーと一緒にラグビー普及に取り組んでまいります。
<参考>2024年度 「マネージャー会議」の概要は下記をご確認ください。