高校生 ニュース&トピックス

3月27日 REP修了生セッション レポート

 2021年度にスタートし、今年度で5期目を迎えるラグビー・エンパワメント・プロジェクト(REP)。これは高校生を対象に実施するラグビーを通した次世代リーダー育成事業で、2024年度までの4期で78名の修了生を送り出した。3月27日、その修了生がオンラインに会した初の同窓会が開催された。参加したのは1期生2名、2期生6名、3期生4名、4期生8名の計20人。いずれの代も修了後、SNSなどで同期の繋がりはあるが、「縦」のREPメンバーが顔を合わせるは初めての試みだ。
 修了生は現役プレーヤーもいれば、マネージャーや分析、レフリーとしてラグビー界で活躍したり、ラグビーには携わっていなくても、英語や将来海外で働くために必要なスキルを学んだりと、それぞれがREPで学んだことを活かし、夢に向かって歩んでいる。
 交流会はアイスブレイクで緊張をほぐした後、まずは同期での近況報告。希望の進路に進めた参加者、来季にチャレンジする参加者と様々だが、どの代も久しぶりの再会に話が弾んだ。
 続いて住んでいる地域ごとに分かれ、現在の自分とラグビーとの関わりについて話す時間が設けられた。4年目となると、大学生と高校生という年齢の違いも生まれる。互いのラグビーとの関わりを話すうちに、後輩が同じ進路を目指していることがわかり、一気に盛り上がるグループも。世代は違っても、将来の選択肢の軸にラグビーがあるのが、全員の共通点。皆、それぞれラグビーと繋がっていることが伝わる時間だった。
 第2部も新たな試みとして、同じく日本協会が主催した2024年度RUCK’edの参加者と交流した。RUCK’edとは、日本協会がインドのマハラシュトラシュラグビー協会と連携し、2024年度に実施したユース世代のリーダーシップを育成するプログラム。RUCK’edは(Rugby Uniting Changemakers for Knowledge, Empowerment, and Development)の略。昨年10月に募集を行い、12月のオンライン研修を経て2月にインドに派遣され、「Green 7s Cup」という環境に配慮したセブンズの大会運営の企画から実施を行った。
初年度の参加メンバーは8名。インドには6名が派遣され、今回のセッションには3名が参加。同プロジェクトに参加したきっかけや、どうやって大会を運営したかなどの体験談を修了生に伝えた。
 REPには、将来的にラグビーの普及や社会貢献など、海外で活躍する希望を持つ参加者も多い。RUCK’edの応募要件の一つは、英語で日常のコミュニケーションが可能であること。年齢的に少し先輩の参加者の体験談は、将来の選択肢を増やす有意義な時間だったはずだ。

REPは2025年度も実施され、5月から1dayセッションの受講者を募集予定。
募集時期や条件など、興味のある方は日本協会のHPでご確認を。

[参加者の声](一部抜粋)
「同期のみんなと久しぶりに関わることができて楽しかった。また、RUCK‘edの皆さんや、他の年度のエンパワメントの子たちとも関われたことで、ラグビーが大好きな同世代の存在をフィールド以外で感じられて率直に嬉しかった」
「先輩方の中には大学に通われている方もいて、自分の将来に繋がりそうなお話を聞くことが出来て貴重な経験になりました。RUCK’ed参加者の皆さんからは、社会問題に目を向けることの大切さやラグビーが社会に対して持つ力などをお聞きすることが出来、自分もなにかラグビーを通じて社会貢献できることがないかと考えるきっかけになりました」
「今回のセッションでは、過去の修了生とお話ができる機会がたくさんあり。何期の人がどのようなことを学んだのかなど、意見を交換することができ、とても良かったです」
「自分の興味があった、スポーツという観点から国際的な活動に繋げるというプロジェクトについてのセッションだったので、よりこのような活動への興味が深まり、良い時間にすることが出来ました」


現在、「ラグビー・エンパワメント・プロジェクト」の1dayセッション参加者を募集中!

例年通り高校生を対象とした1dayセッションに加え、初の試みで年代を問わず高校生以上であれば、誰もが参加可能な1dayセッションをご用意しました!
両セッションとも参加者募集中です。ご応募・詳細は以下をご確認ください。

高校生対象の1dayセッションはこちら

誰でも参加可能な1dayセッションはこちら