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レポート【第1回】群馬県女子活動拠点事業

(公財)日本ラグビーフットボール協会では、2023年4月に女子ラグビー中長期戦略計画を策定し、女子ラグビーのさらなる発展に取り組んでいます。2023年度にスタートした都道府県女子活動拠点事業では、モデルケースとなる地域を選定し、横断的なカテゴリーがプレイヤー、コーチ、レフリー、マネージャーなど様々な関わりのなかで女子ラグビーの発展につなげる事業に取り組みます。

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【第1回】群馬県女子活動拠点事業
実施日時: 2023年11月17日(金) 18:00~19:45
実施場所: 前橋市・前橋市営ラグビー場(群馬県前橋市敷島町240−61)
参加者数: 計25人 (内訳:高校生15、中学生2、小学生8)
メインコーチ: 鈴木陽子 氏(JRFU公認A級コーチ・NPO法人群馬プライムス/群馬日野自動車株式会社)
サブコーチ: 星野和男 氏(JRFU公認スタートコーチ・群馬県ラグビーフットボール協会)

実施内容:
群馬県で実施する都道府県女子活動拠点事業、その最初の企画として事業目的である「カテゴリーを超えて、女子同士でプレーする機会を作る」ことを目的に「カテゴリー合同練習会」第1回目を開催しました。

当日は正午過ぎまで降雨でグラウンドでの開催が危ぶまれましたが、午後には雨もあがり予定どおりの開催となりました。
始めに参加女子選手、メイン・サポートコーチ、スタッフの全員が集まり、群馬県ラグビーフットボール協会、女子委員会・櫻井副委員長からの挨拶、本事業についての説明後、メインコーチである鈴木陽子さんが自己紹介を行いました。
続いてメインコーチより、今回の合同練習のGOAL、KEY POINTを説明して、参加者全員がこれを理解して練習にあたるよう促しました。

第1回目のGOALは『選手が「成長」を楽しむ』、KEY POINTは「新しいことにチャレンジする」「前向きなコミュニケーションをとる」です。
普段いっしょに練習をする機会に恵まれない女子選手が同じグラウンドで練習をおこない、互いにコミュニケーションをとりながら、新しいことにチャレンジすること。そして選手自身がその成長感じ取り、楽しむことを計画しました。

参加者全員(スタッフも参加)でのICE BREAKを最初に行い緊張をほぐし、カテゴリー、また選手・スタッフを超えてお互いの距離を縮めました。
その後、高校生・中学生はボールタッチゲーム、パスハンドリング、オフサイドタッチゲーム、ユニット練習をおこない、最後に本日の振り返りを行いました。
小学生はタグを装着して、1対1のタグ取り、ボールを持ってのランニング、タグ取り(DF)を置いて2人チームでのトライチャレンジなどを行いました。
それぞれの練習において選手間で声を掛け合い、自分から、またお互いを盛り上げながら練習内容にチャレンジする姿勢が見られました。
選手たちの取組み、コーチ・スタッフのサポート、保護者のご協力により怪我もなく、第1回の活動をみんなで無事に終えることができました。
 

練習終了後、女子選手たちはコミュニケーションとった練習を楽しんだ様子で、それぞれから「とても楽しかった」「また一緒に練習をしたい」などの感想が聞かれ、「次の練習はいつか」などの質問と、その表情からも次回の活動が期待されていることが伺えました。
この雰囲気を持続しながら活動回数を重ねて、選手のレベルアップを図るとともに、カテゴリーを超えてのコミュニティを活性化、充実して行きたいと思います。