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レポート 2024年度【第3回】群馬県女子活動拠点事業

▲【群馬県】第3回合同練習会 集合写真

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【群馬県】第3回合同練習会
実施日時:  2024年10月26(土) 14:00~16:00
実施場所:  伊勢崎市ラグビー場(群馬県伊勢崎市境島村)
参加者数:  計41名(幼児:1名/小学生:10名/中学生:11名/高校生:8名/大学生:1名/成人:1名/コーチ:9名)
メインコーチ:  鈴木 陽子(JRFU公認A級コーチ・群馬プライムスチームディレクター)/木戸 誠(JRFU公認スタートコーチ・伊勢崎RS)/鈴木 修平(JRFU公認スタートコーチ・伊勢崎RS)

実施内容:
 第3回は、対象者を全カテゴリーとし、伊勢崎市ラグビー場で行いました。成人1名が初参加となりました。また、第2回に引き続き大学生がレフリングの練習も行いました。
 本年度は、活動場所や新たなコーチの発掘、女子ラグビーの特性を共通認識してコーチングのスキルアップを図ることを目的しています。今回は、群馬プライムスディレクター鈴木陽子さんが練習の大枠を考え、それに基づいて伊勢崎ラグビースクールの木戸誠コーチ、鈴木修平コーチと鈴木陽子コーチが連携して合同練習を行うことになりました。今回は小学生までのカテゴリーを鈴木修平コーチ中心で行い、中学生以上のカテゴリーは鈴木陽子コーチが中心に木戸コーチと行うことになりました。また、他のコーチは見学しながら必要なところでサポートに入りました。レフリーの練習は引き続き、B級レフリーの櫻井美江さんが担当しました。

ウォームアップを兼ねたリレーの様子(左)、パスリレーの様子(中)、ゲームに入ってレフリー練習(右)

 共通認識するためのゴールとして、拠点活動事業は一貫して同じです。【プレイヤーセンタードコーチングで全員が「楽しくワクワク成長する」 】。キーポイントは【 「チャレンジ」新しいことにタグラグビー試合チャレンジする】 【 「コミュニケーション」前向きなコミュニケーションをとる】です。
  全体でアイスブレイク・ウォーミングアップを全体でした後、小学生グループと中高以上グループに分かれて練習を行いました。

小学生 パス練習の様子(左)、小学生 ゲーム(タグラグビー)の様子(右)

◎小学生メニュー
1.レクリエーション・人間知恵の輪

2.ハンドリング・バウンドキャッチ・ボール回し
3.パス ガットパスキャッチ(ハンズアップ)・ホップパスキャッチ・中抜き(3連)・ボールリレー(身体の上下左右)
4.ゲーム タグラグビー

◎中高生以上メニュー
1.スキル①       ・パスリレー/スタンディング・クラップパスゲーム・パスリレー/ランニング
2.ボールゲーム   ・ボールタッチ(2〜4チーム)DFはパスを回してタッチする
3.スキル②       ・トライアングルキャリー→サポートなし/あり
4.ゲーム    ・タグラグビー (ダブルタグ/ロールボール シングルタグ/オフロードパス)

 今回の活動後に、鈴木コーチからコーチングのフォーカスポイントについて、この事業に協力しているコーチに共有されました。

◎コーチングフォーカスポイント(一部)

  • フォーカスポイントを絞り明確に提示してそこができているかをみてコーチングする。
  • 「伝える」だけではなく質問を投げかけて「聞く」ことで選手が考え、発言できるようにする。
  • 結果だけにとらわれず、チャレンジしたことや改善されたことに目を向けて褒める。
  • アドバイスするときに毎回指摘せずに「今何ができてなかった?」などと聞き考えさせることで意識的に練習するようにコーチングする。
  • チームトークなど選手同士で話す機会を多く設けて自発的な練習環境をつくる。(など)

◎参加したコーチの感想

  • 今日は多くのプレイヤーが集まった。集まれば群馬の女子プレイヤーはたくさんいると改めて感じた。ポイントになったことを、繰り返し選手に確認することで落とし込んでいくなど、鈴木陽子コーチのやり方から学ぶことが多かった。これを来週からのスクールの練習に生かしていきたい。

 

*今回の取組での成果と課題を踏まえ、第4回以降の合同練習会を企画していきます。4回目は11月23日(土)に前橋5回目は12月8日(日)に太田で予定しています。

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