いつも、マッチオフィシャルへの応援ありがとうございます。2025年8月8日から9日にインドのビハール州で開催されたAsia Rugby Emirates U20s Men & Women 7sへ日本から、池田韻、稲西輝紀がレフリーとして、川原佑がPR (Performance Reviewer)として参加しましたので、稲西より報告させていただきます。
Asia Rugby Emirates U20s Men & Women 7sは男子8カ国、女子8カ国が2日間にわたり試合を行い、優勝を目指します。参加チーム、マッチオフィシャルは以下の通りです。
≪参加チーム≫
・中国
・香港
・インド
・カザフスタン
・スリランカ
・アラブ首長国連邦
・ウズベキスタン
・マレーシア(男子のみ)
・ネパール(女子のみ)
≪Referee≫
・Raveen Alexander (スリランカ)
・Hibiki Ikeda (日本)
・Teruki Inanishi (日本)
・Ishanka Abeykoon (スリランカ)
・Thomas Ngan (香港)
・Aiman Adeeb (マレーシア)
・Joanna Bezuidenhout (カタール)
≪PRgenntitn≫
・Tasuku Kawahara (日本)
・Mohamad Nizam Nazarudin (マレーシア)
≪Referee Manager≫
・Dilroy Fernando (スリランカ)
参考:https://www.asiarugby.com/2025/08/01/asia-rugby-emirates-u20s-sevens-india/
8月7日(木)に羽田空港を出発して、デリーで飛行機の乗り継ぎ、車での移動を合わせて18時間ほどで宿泊するNalanda Univ. Guest Houseへ到着しました。Nalanda Universityのキャンパスは非常に広大で160ヘクタールあり、インドの文化を感じる建物が多くありました。
大会期間中は、各国のレフリー達と一緒に過ごし食事の際等に、お互いにコミュニケーションを取り合いました。多くの人が仕事を持ちながらレフリーをしており、どのようなトレーニングをしているか、協会としてはどのようにフィットネスのモニタリングを実施しているかが話題になりました。また、7月に菅平で開催された全国高校7人制大会に参加していたレフリーもいたため、菅平や日本のレフリーについても話題になり盛り上がりました。さらに、リーグワンの試合を見ているレフリーも多く、世界でのリーグワンの注目度の高さを実感することが出来ました。
大会はRajgir Sports Complexで開催され、ゲストハウスから車で5分ほどです。Rajgir Sports Complexは、ラグビー場だけでなく、ホッケー場やクリケット場などもある複合施設です。まだ一部建設途中の箇所もあり、非常に新しい施設でした。
本大会は試験的ルールを採用して実施されました。ポールの真下(写真の黄色線の間)にトライをした場合は、ゴールキックを実施せずに7点が入るというものです。本ルールにより、ゲームのインプレー時間が長くなり、選手だけでなくレフリーにとっても、とてもハードな試合となりました。
大会中は、暑さにより2時間試合を遅らせたり、停電により試合が中断したりするというハプニングもありましたが、大きな問題もなく無事に終了しました。
私は2日間で6試合のレフリーを担当しました。7人制ラグビー特有の展開やスピードを感じつつ、如何に試合のスピードを上げるかを考えながらレフリングをしました。各試合の後には、PRとレビューを行い良かった点、次の試合に向けて改善するべき点を確認します。2日目の最後には男女それぞれの決勝戦が行われ、男子の決勝は稲西、女子の決勝は池田がレフリーを務めさせていただきました。試合前には、両国の国歌斉唱があり身の引き締まる思いでした。男子決勝は香港が終始優勢な試合展開となり、33-0で香港の優勝で幕を閉じました。
この度、初めて国際大会にレフリーとして参加する機会をいただけたことに感謝いたします。本大会で得られた経験を、今後のレフリー活動に活かしていきたいと感じました。本大会の開催にあたり尽力された皆様に改めて感謝したします。