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ラグビー体験授業実施報告(茨城県笠間市立岩間第三小学校)

(公財)日本ラグビーフットボール協会普及育成委員会教育部門の事業として、日立製作所サンネクサス、笠間市教育委員会、茨城県ラグビーフットボール協会のご協力のもと6月24日に笠間市立岩間第三小学校でラグビー体験授業を実施しました。

当初は今年1月に開催予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け2度開催が延期され、今回、3度目の正直でやっと開催することができました。
ラグビー体験授業は、キャリア講義の視点でラグビー選手がラグビーを通じて養ってきた想いや力、ラグビーの価値を子どもたちに伝え、夢の実現のきっかけ作りの機会とすることと、ラグビーの実技体験を通じ、チームワークや課題解決能力を身につけることを目的としています。
今回は岩間第三小学校の5・6年生の児童を対象に、体育館でキャリア教育講話を行い、続いて校庭でラグビー体験を行いました。

 

はじめに、キャリア講義では選手のお仕事とラグビーの競技についてお話しいただきました。
茨城県日立市で活動する日立製作所サンネクサスの皆様は、プロ選手ではなく、日中はお仕事をされ、終業後や週末にラグビーの練習や試合に励んでいます。仕事とラグビーの両立を実践されている経験から、児童に対して、「みんなも好きなことだけでなく勉強もしっかりして、両立することが大事」と言葉をかけていました。
小学校での講義は初経験となる選手の皆様は、スライドの写真や図を交えた丁寧な説明をされ、児童たちは終始聞き入っていました。

 

 

 


その後のラグビー体験は、キャリア講義での落ち着いた雰囲気から一変し、大きな盛り上がりを見せました。特に、タックルバックを持った選手に児童が体当たりするシーンでは、児童の力強い突進に選手だけでなく周りの先生方も驚いていました。この日、保護者参観として来校されていた保護者が挑戦する姿も見られ、児童だけでなく保護者の方も笑顔になれる体験の場になりました。

ラグビー体験の最後に、選手から「サンネクサスに入りたいと思った人?」と声を掛けられると手を挙げた児童が3名!!児童にとって、ラグビーはこれまで馴染みが薄く、身近な存在ではなかったにも関わらず、短い活動時間で子どもの心を動かすことができたのはサンネクサスの選手の皆様と心を通わせ交流した賜物でしょう。地域で活動するラグビーチームを身近に感じていただくことは地域のスポーツ振興にもつながります。

ラグビー体験授業の実現にあたってご協力いただいた日立製作所サンネクサス、笠間市教育委員会、茨城県ラグビーフットボール協会、岩間第三小学校の皆様に改めて感謝申し上げます。

今後は関西、九州でもラグビー体験授業の取り組みを広めていきます。