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レポート:マネージャー会議

2023年8月23日(水)オリンピックスクエアにてマネージャー会議を開催しました。
2022年度は高校生マネージャーを対象として実施しましたが、今年は高校生と大学生のラグビーチームマネージャーを対象に参加者募集を行い、18名が参加されました。日本ラグビーフットボール協会メディカル委員会トレーナー部門大垣亮さんによる安全対策講座、U20日本代表アシスタントマネージャー川崎桜子さんによる講演、そして「他のマネージャーに聞きたいこと」をテーマに意見交換を実施しました。

安全対策講座では、現場に立つマネージャーの日々の活動につながる実践的な内容として、スポーツ活動中の三大死因やフィールドでの初期対応の原則をはじめ、脳震盪のリスクや症状、熱中症の予防と発生時の初期対応、外傷等の応急処置法などを中心にお話いただきました。途中、グループディスカッションやテーピングなどの実技も交えた内容でグループディスカッションでは活発な意見交換も見られました。
参加者は熱心に講義を聞き、日々の活動につながる知識を得ることができました。
〇参加者コメント
「ラグビーについて詳しく聞くことが出来たのでとてもよい経験になった。選手やコーチ、監督、マネージャー全員に共有し安全に気をつけながらより強いチームになりたいと思った。」
「今の時期に重要な熱中症対策について、予防方法や対処法などがとても気になっていたので、講義で詳しく教えていただけてありがたかったです。また、もうすぐ合宿が控えているので、脳震盪に対する対処法など本日教えていただいたことを活かし、部全体にも共有したいと感じました。」


続いて川崎桜子さんによる講演では「”私の目指すマネージャーの姿”」について講演いただきました。
講演内で川崎さんは自身のマネージャー経験を基に
・物事を頼まれる=信頼ではない!
・物事を客観的に分析し、長期的に選手の成長をサポートする。
・完璧な人間はいない!自分の強み、弱みを知る。仕事を周りに割り振るのも大切な役割。
・セルフラブ:周りの人にするように、自分にも優しくいよう。
などマネージャーの心構え、役割を熱いメッセージとともに伝えていただきました。普段マネージャー活動している参加者の心に響く講演となりました。
〇参加者コメント
「今まで自分なりにマネージャー業務を頑張ってきました。しかし、今回の公演を踏まえて、自分自身を俯瞰的に見ると信頼などにおいて、他にも重要なことがあると気づくことができました。チームのためにも自分のためにも、今後はより工夫して動きたいと強く感じました。」
「マネージャーは選手の〝成長〟をサポートする、完璧を目指さない、自分にも優しくという言葉が強く心に残りました。」

最後に「他のマネージャーに聞きたいこと」を各グループで意見交換を実施しました。
他のチームマネージャーとの交流機会となる当会議で様々な議題で意見が交わされていました。

“誰でも、いつでも、ラグビーを楽しむ”チームメイトであるマネージャー。
JRFUでは今後もマネージャーと一緒にラグビー普及に取り組んでまいります。